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少年魔王の『世界征服』と英雄少女の『魔王退治』  作者: NewWorld
第2部 第3章 荒ぶる獣と猛る英雄
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第100話 英雄少女と獄獣王の鎧(上)

 今や『修羅の演武場』の周辺の大地は、まさに肉塊そのものの様相を呈している。目を凝らしてみれば、それは徐々に周囲の大地を侵食し、わずかずつではあるがその領域を広げていた。


「……これが第三階位『演武魔獄ブレイヴプリズン』の『血染めの力』ですの?」


 リリアが問いかけた相手は、一行の中では最も事情に精通していそうなリゼルだ。問題なのは、彼女にはその事情を分かりやすく皆に説明することが難しいという点だった。


「血気に染まった大地こそ、獄獣王のまといし鎧。血で染まれば染まるほどに力を増し、紅き大地は肉と化し、鎧と化す。荒ぶる獣の特異能力──《掠式星装》」


「霊賢王が《絶体王星》で星界そのものを支配して操ったように──獄獣王は星界そのものを『まとって』いる。そういうことね」


 リリアは自身が霊賢王に狙われた時のことを思い出しつつ、リゼルの言葉を補足する。


「大地そのものが敵だなんて……、迂闊に近づくこともできないわね」


 うごめく地面から時折出現する獣の身体や触手のようなものを見つめながら、ルヴィナがつぶやく。すると、その時だった。


「危ない……発動、《絶望の盾》」


 一行が乗る翼竜。その斜め下方から灼熱の炎が吹きつけてきた。間一髪、翼竜の前方を飛んでいたリゼルが黒い影のような障壁を展開して防いだものの、熱気にあてられて翼竜は大きくバランスを乱す。


「うわわ!」


「く! 着陸しましょう!」


 ルヴィナはどうにか翼竜の動きを制御し、まだ肉塊と化していない地面へと降下させる。だが、無事に着地することこそできたものの、息つく暇は全くなかった。遠くに見える肉塊の大地からは、依然として無数の怪物が湧き出ている。しかも、その多くは獄界の『魔』の姿をしていた。それもグランバルドの時とは異なり、ほぼ完全な姿の『魔』の集団だった。


「さすがはグランアスラ様の《掠式星装》だぜ! 自然顕現に限りなく近い姿で戦える! 最高だ! ひゃはは! 戦え、闘え!」


 その群れの中心には、獄界第六階位『真紅の人狼クリムゾン』の姿がある。


「さあ、行くぜ! 喰らえ! 《豪快気炎》!」


 大口を開けた人狼の喉から、煉獄の炎が吐き出される。


「紅の者。わたくしが相手をしよう。……発動、《暗黒の紗幕》」


 クリムゾンに相対するように進み出たリゼルは、出現した黒い布のようなものを振りかざし、迫る炎を払い消してしまった。そんな彼女の姿に驚愕の視線を向けるクリムゾン。


「げげっ! リゼルアドラだと? なんでそんな化け物が? ……かっかっか! こりゃあ、いい! 戦い甲斐があるぜえ!」


 自分よりさらに上位の『魔』を前にしてもなお、まったく『戦意』を失わないクリムゾン。かつて学院でネザクに召喚された時と比べても、遥かに好戦的であるようだ。


〈ぐはははは! いいぜえ! その闘気! その血気! 俺様の血も滾ってきたぜ! さあ! さあ! さあ! 戦え!〉


 どこからともなく、クリムゾンとは異なる男の声が響き渡る。びりびりと空気を震わすその声は、真紅の人狼などとは比較にならない規模で、『戦意』という名の不可視のプレッシャーを一行に叩きつけてきた。


 さらに、その隙を突くかのように、煉獄の狂犬や黄泉の蝙蝠、双頭の餓狼などの『魔』の集団が飛び掛かってくる。


設置型白霊術セット・イマジン。発動、《不可視の雷糸》」


 一定距離まで接近した敵に対し、自動で発動するルーファスの設置型白霊術。《不可視の雷糸》には、周囲の大地に張り巡らせた見えない糸に電撃を流すことで、大量の敵の動きを一度に止める効果があった。


「上出来ですわ! 発動、《水鏡兵装:黒雷弓》!」


 まるで見計らったようなタイミングで、リリアが放った無数の黒雷が周囲に群がる『魔』の集団を焼き尽くす。


「大したコンビネーションね。わたしも負けてはいられないわ。顕現せよ、《デッドキーパーの門扉》」


 ルヴィナは霊界第十七階位『冥府の門番デッドキーパー』の能力を召喚し、空から迫る『魔』の一団を虚空に浮かんだ門の中へと吸い込んだ。


 だが、そうしている間にも『魔』の集団は、ますますその数を増やしていく。


「くそ! 邪魔だ、どけ!」


 エリザが苛立ちと共に神剣を一閃し、十体以上の『魔』をまとめて斬り裂いても、その直後には、新たな敵が次から次へと押し寄せてくる。


「このままでは、きりがないわ。敵の発生源をどうにかしないと……」


 『白霊戦術イマジン・タクティクス』を駆使して敵を撃退しながら、ルヴィナは焦りを隠せない。


「こうなったら、こんな連中、一気に突破してやる!」


「駄目よ! いくらあなただって、これだけの敵を突破した先で『第二階位』と戦うなんて、無茶だわ!」


 紅の剣を振り上げながら前に進み出ようとするエリザに、ルヴィナがとっさに制止の声をかける。


「大丈夫! 一瞬でも隙間ができれば、そこを駆け抜ける! 行くよ! 発動、《降魔剣技:斬月の十字剣閃》!」


 エリザは、自分の前方に向けて十字型の剣閃を放った。

 すると、生み出された十字型の光は、そのまま回転しながら直進し、その進路上に入る敵をまるで渦の中に巻き込むように粉微塵に切り刻んでいく。


「よし、いくぞ!」


 その後を追うように駆け出すエリザ。


「このお馬鹿! 突出し過ぎては危険ですわ!」


 リリアのそんな声も虚しく、エリザの後姿は新たに押し寄せる敵の群れに隠れてしまう。


「……仕方がありませんわね。先輩方! この場はお任せしますわ!」


「リリアさん?」


 ルヴィナが止める暇もなく、リリアは《黒雷弓》を手から消すと、そのままエリザの後を追うように駆け出していく。


「おい!」


 ルーファスがとっさに援護射撃の魔法を放つものの、焼け石に水とばかりに新たな敵がリリアに迫る。


「発動、《水鏡兵装:白炎装》」


 詠唱の声に合わせるかのように、ツインテールを揺らして走るリリアの身体には、白い炎のドレスがまとわりつくように出現する。駆け抜け様に接近した無数の敵を白炎に巻き込みながら、リリアはエリザを目指して走る。


「エリザ!」


 リリアの目に映るエリザは、行く手を塞ぐ巨大な人影の前で立ち往生していた。彼女は黄金の具足を身に着け、全方位から浴びせられる攻撃を光の粒子で防いでいるようではあったけれど、様子がおかしい。


「何をやっていますの!」


「リリア! こいつら、思ってたより硬いんだ!」


 エリザは自分の周囲を真紅の剣閃で薙ぎ払い、スペースを確保しながら叫び返す。


「硬いですって?」


 エリザの意外な言葉に戸惑うリリア。これまでエリザは、その規格外の力であらゆる敵を蹂躙してきた。特に『魔』に対しては、異常なまでに圧倒的な力を発揮していたはずだった。


「こいつらは見た目通りの目『魔』ではなく、第三階位。伝説級の『魔』ともなれば、エリザの力も通じにくい。……そういうことなのかしら?」


 だが、その推測には彼女自身、首を横に振らざるを得ない。それでは同じ第三階位だった心象暗景メイズフォレストでのエリザの活躍が説明できなくなる。


 だが、考えている暇はなかった。二人の頭上に、暗い影が落ちてくる。


「血を撒き散らせ! 『血染めの大地』に──我らが王に、汝が鮮血を捧げよ!」


 人の背丈の三倍はあろうかという巨大な体躯。だが、その姿は人間の戦士そのものだ。巨大な剣に巨大な楯。巨大な鎧を身に着けて、獅子のような頭にも兜を着けた巨大な獣人。


 獄界第五階位『戦場の覇王ブラッド』。


 暴風と共に振り下ろされる大剣には、血の染みのようなものが無数についていた。


「させるか!」


 エリザはとっさに盾を生み出し、その一撃を受け止める。


「が! ぐ、お、重い……」


 たたらを踏むエリザ。これまでどんな『魔』の攻撃も全く問題とせず、逆に相手の身体を破壊してきたエリザの盾。だが、ブラッドの大剣は、刃こぼれひとつ起こさぬまま、エリザの盾に圧力をかけてきている。


「エリザ。それは『魔』の身体ではなく、『魔』が纏う星そのもの……」


 空を覆う紅月の『魔』を蹴散らしながら、エリザの隣に着地したリゼル。その手には『真紅の人狼』の腕らしきものが握られていた。


「……発動、《道連れの断頭台》」


 何かが切断される音。


「……あ、が、が?」


 よく見れば、リゼルが手にした人狼の腕からは細長い影が伸びている。刃物の形と化したそれは、大地を伝って獅子の獣人の影へと繋がり、『影の首』を斬り落としていた。


 ──連鎖する死の魔法。それは、暗愚王リゼルアドラの生み出した『星界の悪夢』。


「助かったぜ! リゼル。でも、今の言葉、どういう意味なんだ?」


 どうにか体勢を立て直しつつ、援護に来てくれたリゼルに目を向けるエリザ。リゼルは無表情のまま、周囲に群がる『魔』を片手で掴み、振り回して別の『魔』へと叩きつけていた。


「『月』ではなく、『星』を斬らなければ、鎧をまとった獄獣王と眷属たちには届かない。だから、一人であの道を進むのは危険」


 黒塗りのナイフの魔法で周囲の敵を串刺しにしながら、リゼルはなおも平坦な声で言う。


「でも、ここで引くわけにはいかないよ。このままじゃ、ルヴィナもルーファスも、この国の皆もやられちゃう。この先にいる敵の親玉をどうしたってやっつけないと……」


 悔しそうに言いながら、周囲の敵を薙ぎ払うエリザ。焦りのせいもあってか、普段の力を発揮しきれていないのだろう。リリアから見ても、彼女の動きは明らかに精彩を欠いていた。


「仕方ありませんわね。これだけはやりたくなかったのですけど……」


 言いながら、リリアはエリザの前に進み出る。


「あ、危ないよ!」


「黙りなさい。わたくしも、他の皆も、あなたに心配されるだけの弱い存在ではないことを、今ここに示して差し上げますわ」


 群がる『魔』を《水鏡兵装:白炎装》の炎で焼き尽くしながら、リリアは断言する。


「リ、リリア?」


「この程度の敵、わたくしが蹴散らしてやるから、あなたはリゼルを連れてさっさと進みなさいと言っているのですわ」


 彼女の手には紅い槍が握られて──というより掌から突き出していた。それはそのまま、彼女が伸ばした腕の先へと恐ろしい速度で伸びると、進路上のすべての敵を次々と串刺しにしていく。


「……ついでに、道も切り開いて差し上げますわ」


 リリアがつぶやいた瞬間、串刺しにされた『魔』や月獣の姿が急速にしぼんでいく。掌から流れ込む生気を感じ、リリアは軽く息をつく。彼女の元々の特異能力《紅天爪》は、本来、斬りつけた相手の体力を『吸血』によって吸収するものだ。そしてその特性は、当然《紅天槍》にも引き継がれている。


「リリア……。うん! ありがとう! 行こう、リゼル!」


「リリア、気をつけて」


 表情を変えずにつぶやかれるリゼルの声に、リリアは少しだけ面食らったような顔になる。


「……まさか貴女に心配されるとは思いませんでしたわ。……って、冗談ですわよ。わかってますわ。あなたたちこそ気をつけなさい。おつむの程度は似たり寄ったりなんですから」


「あー! リリアひどい!」


 笑いながら、エリザはリリアが切り開いた道に向けて、リゼルと共に駆けていく。その後ろ姿にはすでに、焦りや迷いの色は微塵もなくなっていた。


「まったく……世話が焼けますわね」


 気づけば、リリアの周囲には先ほどにも増して大量の『魔』が集まってきている。


『血染めの力』を有する『演武魔獄ブレイヴプリズン』の特異能力《血気集回》は、闘争心が高くて強い力を持つ敵との戦いを通じ、敵味方を問わずその血で大地を染めることにより、無限に力を確保するというものだ。

 最初に彼らに挑んだ『紅熊族』をはじめ、多くの獣人族たちは、己の矜持に従い、真正面から魔闘術クラッドで戦い続け、結果として紅き『月の牙』の格好の餌食となっていた。


 そういう意味では、凛として先陣に立ち、紅い槍を振るって戦いを続けるリリアに対し、その牙が向けられるのも道理だった。


「この際、他のことを気にしている余裕はありませんわね。……でも、わたくしを前に、これまでと同じ戦いが続けられると思わないことね!」


 密集し過ぎるあまり、ほとんど肉の壁と化した形で迫りくる荒ぶる獣の眷属たち。そんな彼らに向けてリリアは、全身から真っ赤な槍を無数に伸ばし、そのすべてを一網打尽に刺し貫いていく。


「血染めの大地が力と化す? 笑わせてくれますわ! 我が名は、吸血の姫! 下賤な獣風情に与えてやる血など、一滴も残しませんことよ!」


 リリアの叫びを号令としたかのように、串刺されたすべての獣たちは一斉にその姿を干乾びさせ、粉のように崩れていく。




──バーミリオンに出現した獣たちは、無限に出現しているように見えてはいても、当然、その数は有限だ。かつては各地に散らばりつつあった彼らも、より『強い力』を求めていくつかの戦場に集結していた。


 アズラルが自身の《影法師》を駆使して集めた情報の限りでは、やはり最大の『戦場』はネザクのいるグランバルドだ。軽く十万匹を超える『月獣』を一人で相手にするネザクの力は、やはり規格外と言わざるを得ない。

 彼の戦い方は、全くと言っていいほど周囲を守ることに無頓着なものとなってしまっていたものの、結果とすればバーミリオン全土の被害を大きく軽減させていた。


 その他、すでに廃棄された都市に迫る一万を超える『月獣』の群れもあったが、こちらはリンドブルムを駆る双子姫の活躍により、その数を徐々に減じさせている。銀翼竜王の『消えない炎』による攻撃が敵を血液ごと焼きつくし、血気が大地に吸収されるのを妨げていることも功を奏しているようだ。


 そんな中、カグヤたちが向かったのは、バーミリオンの王都ヴァルハラだった。さすがに王都だけあってか、最前線の軍事拠点グランバルドに負けず劣らずの『武力』が存在している。そのため、月獣が出没し始めた直後から激しい襲撃を受け続けていたのだが、ネザクがグランバルドに現れて以降、その攻撃も下火になっているようだ。


「とはいえ、なかなかに状況は厳しそうだな。城壁自体が限界に近いように見える」


 アリアノートが王都の城壁に走る無数のひび割れを目視しながら、手の中に白星弓を出現させる。


「この距離から良く見えるわね。ハイエルフって、みんなそうなの?」


「愚問だな。わたし以外にハイエルフはいない。まあ、古い文献には記録はあるが、あらゆる面で他のエルフより秀でていたのは確からしい」


 カグヤの問いにつまらなそうに返事をしながらも、アリアノートは構えた弓に魔力を集中させていく。


「……でたらめな魔力ね。ネザクみたいに他人からかき集めたわけでもないのに」


 呆れたようにその様子を見つめるカグヤ。アリアノートは無言のまま、城壁の前に群がる『月獣』の群れに向けて、構築した魔法を解き放つ。


「発動、《白霊彗星》」


 巨大な光球がアズラルの乗る黒鳥の背から放たれ、それは軌道上にいた空飛ぶ月獣たちを飲み込んで消し去りながら、群れの中央に着弾し、爆散してそのことごとくを消し飛ばす。


「すさまじいわね……。でも、こんな調子で魔力を使っていて、最後まで持つのかしら?」


「心配ないさ。ハイエルフの特性は、星界に満ちた『真月』や『星辰』を吸収し、自身の魔力として『同化』する能力の高さにある。……そもそも、彼女の『最強の魔法』はこんなものじゃないよ。君も噂くらい、聞いたことがあるだろう?」


「……《弓月の白霊砲》ね」


 身震いするような素振りをしながら、つぶやくカグヤ。かつての邪竜戦争。その序盤において、圧倒的に優勢だったクレセント王国の誇る数万の軍勢を、ただの『一撃』で壊滅せしめたアリアノートの最強魔法──《弓月の白霊砲》。


 その後の戦争の中で、クレセント王国が各地の戦場に月召術師団の全戦力を注ぎ切れないでいたのも、ファンスヴァールの領内深く、『弓張り月の結界』から放たれる超長距離砲撃魔法の脅威があったからこそだ。


「人にばかり仕事をさせて、お前は何をやっている? さっさと自分の役目を果たせ」


「わ、わかってるわよ!」


 二発目三発目の《白霊彗星》を放つアリアノートに圧倒されていたカグヤは、そこでようやく自分の仕事に取り掛かる。


「発動……《凪いだ大海の歌》」


 黒の魔女が放った黒魔術インベイドは、対象の『闘争心』を鎮める超広範囲精神干渉魔法である。無論、その対象は無数の月獣たちであり、そして同時に、王都に暮らす全ての住人たちだ。


「……まったく天才って奴は、自分のことが一番わかっていないんだよなあ」


 そろいもそろって異常な魔法を連発する二人の女性の後ろで、アズラルは深々とため息をつくのだった。

次回「第101話 英雄少女と獄獣王の鎧(下)」

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