夜明けを
掲載日:2026/07/02
朝露は留まることを知らない
霜柱が成長して街路樹くらいになる
雪が蒼に反射して水面になる
か細い線がヨレヨレ揺れて
やがて絵になるんだろう
か細い線がユラユラ揺れて
やがて字になるんだろう
ダイヤモンドダストが飛び散って全てを煙に撒く
氷柱の雫は垂れるのを静かに待っている
風に落とされた雪がただ寝そべっている
霧氷を拝し
雪のついた枝や木々を
日輪を
絵になり字になる
夜明けを
朝露に濡れながらただ待っていた
悴む指先でただ免罪符みたいな息を吐き出した




