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第13話 折れたけど折れない

「おおおおおお!!」


熱耐性がレベル15に上がったところで、遂にイフリートの熱波を俺は突破する事に成功する。


イフリートの熱波突破に必要なレベルは、30相当(爺ちゃんの言葉から推測)だったので、レベル15で突破できたという事は、フレイムボディ中は熱耐性が倍加する様だ。


俺は両手に持った剣を、突進の勢いそのままに上段から振り下ろした。


『バキーン!』


剣がイフリートにぶつかり、金属音が響く。


そして――二刀ともそのまま刀身半ばからへし折れてしまう。


「……」


………………折れた!?

え?

一発で!?


使っていたのは模造刀だ。

とは言え、刃が無いだけでれっきとした金属製である。

その金属の刀が一発でへし折れてしまった事に、俺は動揺が隠せない。


「……」


どんだけ硬いんだよ。

イフリート。


「ほっほっほ。壮太よ、通常の金属では魔物には真面にダメージは通らんぞ。それが出来るなら、ワシらソーサラーがここまで活躍しておらん」


爺ちゃんが楽し気にそう言ってくる。


でも確かに言う通りだ。

銃とかが通用しないぐらい魔物が硬いからこそ、ソーサラーが持て囃されている訳だし。

金属の剣じゃ、まあ通用しないよな。


「いやじゃが、大したもんじゃぞ。イフリートの熱波を乗り越えた事も。模造刀が折れたのだって、それだけお前の斬撃が優れていた証拠でもあるからのう。弱い攻撃なら弾かれて終わりじゃ。優れた攻撃と堅固な守りがぶつかったからこそ、金属の模造刀はその衝撃に耐えられなかった訳じゃからな」


剣が折れたのは、それだけ俺の攻撃が強かった証ではある。

が、通用しないのなら意味はない。


ダメージが通らないんじゃ、どう足掻いてもイフリートは……


いや、諦めるのはまだ早い。

まず第一に、模造刀には刃が無かった。

模造刀は、言ってみればただの金属の棒だ。

なので、刃があれば話が変わって来る可能性は十分ある。


それに、俺にはレベルとアビリティもあるしな。


レベルが上がれば、自然と能力は上がっていく。

それこそ、人間の限界を遥かに超えたレベルに。

そこにアビリティによる補正が加われば、今すぐには無理でも、いつかはきっとイフリートだって斬れる様になる筈だ。


そうと決まれば――


「爺ちゃん、イフリートとの勝負はしばらくお預けだ。まずは、こいつに攻撃が通用するぐらいの攻撃が出来るようになるよ」


「む……」


熱耐性はもう十分上がっている。

ここからは剣術一本に絞って、イフリートに通用する攻撃力を手に入れよう。


ああそれと、刃のついた刀や剣も手に入れないとな。

けど、ネットショッピングとかで売ってる訳はないだろうし……と言うか、刃のついた剣とかって売ってないよな?

日本だと銃刀法違反に引っかかるし。


うーん、困ったぞ……


ああでも、ダンジョンなんてものが出てきてさ。

しかも魔法の使えるソーサラーもいる訳だし、案外その辺りが解禁されてる可能性も――


「そういや爺ちゃん。刃物のついた剣とかさ、今は所持する事って出来るようになってる?」


「いや。長物は日本では御法度なままじゃ。許可を取れば所持できるが……まあダンジョンで使うという理由ではおりんじゃろうな」


まいったな。

アビリティとレベルだけで、模造刀でイフリートって切れるようになるかな?

なんかハードルが上がるから、抜け穴があるといいんだけど……



拙作をお読みいただきありがとうございます。


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