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ドラッグキラー  作者: jarico
第一章メキシコへようこそ
5/6

堂々としたBlack ops

ここはアリゾナ州アンデルセン米軍基地。真夜中にも関わらず地上スタッフが忙しなく走り回ってる。


「Andersen ground Jaid564 ready to taxi down」


一機のグレーの双発ジェットエンジンをつけた機体から徐々に高い音のエンジン音が響き出す。


「Jaid564 taxi to runway 36R via A1 B1 E2. QNH30.30」


「Taxi to runway 36R via A1 B1 E2. QNH30.30 . Jaid564」


そう無線で話した後、地上スタッフが車止めを外しマーシャリングバトンでサインを送る。その機体は


前輪ライトをつけて滑走路へと向かう


「Andersen grounds Lisner642 ready to taxi down」


それに続き4発のターボプロップもエンジンを回し始める。電源車のスタッフがケーブルを外している。


「Lisner642 taxi to runway 36R via A1 B1 E1. QNH30.30」


「Taxi to runway 36R via A1 B1 E1. QNH30.30 . Lisner642」


車止めを地上スタッフが外した後にこの機体も滑走路に向かい出す。


「Sheriff192 ready to taxi down」


今度は滑走路に近い側に待機していた4機の戦闘機から甲高いエンジン音が聞こえてきた。


「Sheriff 92 taxi to runway 36L via B1 E2. QNH30.30 . Contact Andersen tower115.43」


「Taxi to runway 36L via B1 E2. QNH30.30 .Contact Andersen tower. Sheriff 92」


すぐに滑走路入り口に向かいながら離陸準備を進める。


「Andersen ground Small bomber's 556 ready to taxi down」


「 Small bomber's 556 taxi to runway 36L via A3 B2 E2. QNH30.30.」


と言うと今度は奥から爆弾を搭載した2機の攻撃機もタキシングを始めた。先行して戦闘機が上がり続い

てグレーの双発ジェットエンジン、攻撃機4そして最後に発ターボプロップ機が上がる。ようやく基地に静寂が訪れる。涼し夜風が高温の排気をながし本来の夜が戻る。

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