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ドラッグキラー  作者: jarico
第一章メキシコへようこそ
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第一話 Bienvenido a México.

振動と共に目を覚ます。外に目を向けると空港についていた。東から上る太陽に照らされながらメキシコ国旗がはためく。


そんな目を覚ました彼の本名オリバー・レイモンド。英国籍の26歳、階級は中尉。


家が貧しく20歳の時に欧州最大手のPMCユーロセキュリティ社の新規採用枠で入社。物覚えと勘の良さで今では中尉に昇進。専門はエンジニアリング。人手が足りない親の自動車整備工場を助けるために小さいころから手伝いをしていたため基礎的な工学的し知識を身に着けていた。


故に様々な軍事的工学知識を身に着けるのもさほど苦ではなかった。今の彼には物を直しそしてそれを爆弾で破壊する技術を持ち合わせている。両親はPMCの業務自体訓練での敵役ことアグレッサー部隊の提供のみで死亡するリスクは低い上に報酬も高いため止めることもなかった。素人上がりが功を奏したのかゲリラ戦術に長けておりIED等の地雷ではいつも相手を苦戦させる。


3ヶ月前彼はTire1の部隊に転属されたそれから訓練を受けていた。そして2週間前、長期海外派遣型の極秘作戦について知らされた。米国政府とメキシコ大統領府からカルテルの弱体化ないしは一部壊滅をの依頼だ。ミソなのはこの依頼を出したのはメキシコ政府では無い。メキシコ大統領府だ。仮に大統領が何かしたくてもカルテルに買収された官僚や政府職員など漏洩リスクしかない。そこで今回表だって政治的問題になら無いようにPMCに外注したのだ。Tire1の部隊に転属された際に結び直した契約書の事項に基づいて参加することになった。


これに伴い給与も大幅に増額された。家族には海外派遣になるから当分は帰ってこれないと話してイギリスを出た。彼がこの作戦に志願したのは30%の正義感と60%の給与が上がることにより生活の質が上がることに対する期待、そして10%の実力が通用するかと言う向上心による物だ。


イギリスからバージニアまで出向いて詳しく説明を受けて寝る間もなく朝一で米CIAの手配したプライベートジェットでチワワ州ヘネラル・ロベルト・フィエロ・ヴィラロボス国際空港まで飛んできたのだ睡魔に襲われるのも無理はない。そうこうすると機体は駐機場へ着き降車のための準備が機外で行われ始めていた。保安検査場も難なく通過しロータリーに出るとサングラスをかけた男にこう声をかけられた「Bienvenido a México!新人君」


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