夜の帳に包まれながら
オフホワイトの雲が泳ぐ
青空
その下で
たくさんの色を含んだ音が
声が
すれ違う
だんだんに
青空はゆらゆらと色を変える
茜色に変わり
そして
黒く塗りつぶされていく
世界が夜色に染まり
夜空に
色とりどりの煌めきが目覚める
ルビーのような赤
サファイアのような青
パールのような純白
まるで宝石のような星つぶが夜空で煌めく
そんな夜の真ん中
一際美しく優しく夜を照らす
それは月
時には金色に
時には白銀色に
夜に灯る
仄かなナイトライトたちが灯る夜
夜明けの赤が広がるまで
人々が1日の疲れを癒せるように
夜の帳が世界を包む───