第8話おまけ
白衣。永優が安らぎを得た物だ。
「オイ、弟君!見て!」
永優が振り向くと、真央が赤いパンツを持っていた。恥ずかしそうに手のひらを顔に当て、「それ、母さんの... 」
そのグループは、使われていないカウンセリングルームを掃除している最中だった。評議会は、自分たちで部屋の修理と掃除をするという約束で、彼らに部屋の使用を許可した。永優、エリザベス、それとクレアは床を掃き、棚を拭いた。真央とゼンヤもテーブルやソファを移動するのを手伝った。そして、すべての品物は適切な場所に収納された。そうすることで、一行は非常に不審なものを発見した。
「これもお母さんの?」大きなレースのブラジャーを手にしたクレアが言った。
永優は赤い顔を覆うのを止められなかった。
「ッワア、のお母さんはすごくエロいなんだ!」エリザベスが叫んだ。
「ほら!人のお母さんにそんなこと言っちゃダメですよ!」ゼンヤと答えた。
すると、部屋の入り口からオロが現れた、「お前たち、サボっているんだなー!」
みんなは先生に挨拶をして、掃除を続けた。見つけた下着も隠した。そしてオロは永優の方を向き、彼の顔が赤くなっているのに気づいて、「どうしたの?」
「知りたくない…」
「おい!もう一つ見つけー」 真央は叫んだ後、言いかけていたことを取り消した、「なー何でもない…」
白衣。永優が安らぎを得た物だ。
真央とゼンヤは、家具を適切な場所に移動させた後、それぞれの部室に戻った。一方、エリザベスとクレアは、小物や「心を落ち着かせる」アイテムを部屋に飾りに出かけた。永優は新しい指導相談室に一人でいた。彼は事務椅子に座り、子供のようにくるくる回っていた。そして立ち止まり、テーブルの下を見た。
そのテーブルの下に隠れて母親を驚かそうとしたこともあった。しかし、成長するにつれ、テーブルの下から母親を驚かそうとすることがいかに幼稚で未熟な行為であるかを思い知らされた。
「…まだ出来るかも…」
以前と同じようにテーブルの下に隠れようとした。驚いたことに、あれから背が伸びたにもかかわらず、永優はまだテーブルの下に収まることができた。
「僕何してんの…?」
突然、ドアが開く音がした。すぐに立ち上がったが、誤って頭を打ってしまった。こうして、その人は自分がテーブルの下にいることを知った。
「あの下で何をしてるの?」その人は尋ねた。
永優は今度きちんと立ち上がり、その人に挨拶した。
「ちょっと何か試してみたいだけ...はは…」
「そうか。」その人は保健室の滝先生だった、「片付けが早いな。いいね!!」
「あの、一人でしてないけど…」
「それなら、後でみんなにご褒美をあげないとね。」 滝先生は言った、 「でも、せっかくだから...」
その時、彼は持っていた白衣を永優に見せた、「保健室の倉庫で見つけたんだ。」
「... 白衣?」 当たり前のことを言う永優。
「お母さんのだ。」滝先生が答えた、「俺のサイズには大きすぎるから、キミにと思って。」
「なぜ白衣なんだ?」
「記念に取っておきたくないの?」
「僕...それに値しないと...」
子供の頃から、永優は白衣を身を守るシンボルだと思っていた。医師が白衣を着ているのを見ると、白衣は最も必要としている人を助ける準備ができている人の象徴だと考えていた。母親も同じで、みんなを守るために手間を惜しまない。しかし、兄弟が親族戦争をするのを止めるために何もできない自分を見て、自分にはふさわしくないと感じたのだ。
「なるほど...」 滝先生が反応した、 「ともかく、コートはここに置いておくよ。」
「はい、ありがとう、先生。」
看護師が部屋を出ると、永優はお辞儀をして、兄姉が帰ってくるのを待った 。おそらく、その可能性は低いとわかっていたが、母親が戻ってくるまで待っていた。
白衣。永優が安らぎを得た物だ。
「これ見て!」真央は言って、白衣を着た。
「暴走族のアニキみたい!」エリザベスが反応した。
ゼンヤはすかさず立ち上がり、真央の頭を叩いて、「バカなことをやめて!」
「イッテ!オイ!」
「暴走族は愚かだと思う。」クレアはこう付け加えて、「つまり、なぜ彼らは他のみんなに迷惑をかけまくるの?」
「たぶん、彼らは自由になりたいからだろう」真央は答えた。
「何から?」
「交通規則とか…?」
「でも、そんなことをしたら、彼らが困ってしまうわ!」 クレアはそう叫んだ。
「いや、アニキだけ。」とエリザベスが反応した。
「どういう意味?」ゼンヤが尋ねた。
「暴走族のアニキはいつも部下のために銃弾を浴びていた!」エリザベスは言って、少なくとも、映画ではそう映ってるけど…」
他のメンバーが話し合っている間、永優はテーブルの上に座り、白衣を着るにふさわしいかどうか、まだ自分を疑いながらクラブの申込書に記入していた。
彼が調べたところによると、白衣は整然とした奉仕の象徴にも、混沌とした自由の象徴にもなる。永優がこの相反する考えの両方になれるはずがない。彼は医者でもアニキでもない。従って、白衣を着る理由はないと彼は結論づけた。
願書を職員室で先生に渡した後、永優は先生の意見を求めた。
「進路指導部ですか。先生が反応して、「凄く立派なアイデアだ。」
「立派?」
「たいていの生徒は、音楽部や漫画研究会を希望しますが…」先生は続けて、「でも、生徒と話すだけのクラブ?それは心地よさそうですね。」
「心地…」
ここで永優は何かを察した。
「もし何かトラブルに巻き込まれたり、重い話題を扱ったりした場合は、適切な対処ができるよう、私たちに直接伝えてください」と先生はアドバイスした。
「ありがとう、先生。」
そして、永優は新たなモチベーションを胸に、面談室を後にした。
白衣。永優が安らぎを得た物だ。でも今、彼はこの快適さを他の人々と分かち合おうと努力している。
カウンセリングルームに戻ると、永優は白衣を手に取り、それを着た。他のメンバーは畏敬の念を抱いた。
そして彼は彼らに向かって言って、 「このコートを着たら、すべてがうまくいくと信じて。」
みんな笑顔で同意した。そこにエリザベスが割って入り、こう言って、「なんか、どれだけ安っぽく聞こえるかわかる?」
永優は再び顔を真っ赤にした。とにかく、そのコートを着ている限り、この約束は守られるだろう。
次回:第2巻
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第2巻もうちょっと待っててね。今忙しいからwwwwwwとにかく次回の巻お楽しみ!




