力とポイントそして使い方
さくっと読める程度の長さなはずなのに書くのに時間がかかる、おかしいな。
それは、力と呼ぶにはあまりに根源的すぎた。
万能にして理論上は無尽の力の一端、その一部がボクには授けられた。
具体的に表現するならそう、多分ポイント。
何だかよくわからない信仰心のようなものを消費して奇跡を行使する神の力の一端、それが力の正体であった。
与えられた信仰の下賜ポイントは数値化するならおよそ1000。
何か1つを為すだけなら多く、アレコレしようとすると少ない微妙な量だ。
ボクはその中から、いくつかの力の想定をするとどうなるかが手に取るように分かった。
アトリアはその間、何か形容し難い変なものを見るような目でボクを見た後、詠唱…祈り?の続きを始めた。
そして、アトリアの術が効果を発揮し始める少し前にボクの選択も終了した。
選んだのは「結界」、「収縮」そして「浄化」。
多分、今回のみの使い切りのはずだが、一定の範囲を浄化するならこういった感じだろう。
アトリアの術は発動すると、彼女を中心に範囲を広げながら光が広がり黒いものを消していくのが分かった。
ボクの方も、合わせて与えられた奇跡の力を行使する。
目につく範囲で黒い靄の発生はしていたので、範囲をそれより広く、徐々に「収縮」していくように「浄化」の「結界」を張った。
しばらくして結界の外縁とアトリアの術が触れ、結界の表面に波紋が広がるとともに黒い靄はほぼ無くなった。
術はまだ続いていたので、合わせて結界も収縮をそこで停止させ、完全に靄が無くなるのを待った。
術が終わるとともに結界を解除し、アトリアの方を振り返った。
「アンタ、本当に聖獣だったのね。」
ひどい言われようであった。
そして今回のポイント消費は900、残り100だけ何かできそうだったが、取っておくことにした。
いやね、100でできるのが割としょぼいんです。
あ、何かわからんけど5ポイント追加されたわ。聖獣認定で増えた感。信仰とかいうやつだと思う。
だから、このポイントはFP、Faith Point(仮称)ということにしようと思う。
詳しい説明が上司というか、地の女神シェバナ様(?)からなかったので自分で考えるしかないのです。
で今回の内訳
下賜ポイント:+1000FP
「結界」 : -400FP
「浄化」 : -400FP
「収縮」 : -100FP
聖獣認定 : +5FP
______________________
残り : 105FP