表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シンデレラ 〜馭者は〇〇でした〜  作者: あぷりこっと
8/20

8.舞踏会、一週間前

【そんな上から目線のことを言ったらダメよ!】

 

「一週間後、王城で王子が主催の舞踏会が開かれるんだ。

 君たちも行くかい?」

 ある日の夕食で、父は私達にそう言った。

「本当ですの、お父様!!」

「王子…って、美しい顔立ちをしていることで有名な方ですよね。是非お会いしてみたいわ。」

「ティルア、程々にね。」

「もちろんです。」

 継母と義妹はノリノリだ。

「エラはどうする?」

 今回は私とエレンが招待されているらしい。

 未婚の令嬢を招待─ということは、王子とのお見合いも兼ねているのかもしれない。

 まぁ、正直、そっちはどうでもいい。

 でも

「お父様、私も参加したいです。」

 私はそう言う。

「いいの? エラ。

 また嫌な思いをするかもしれないのよ。」

 継母が心配そうに言う。

 10歳のときに一度だけ、パーティーに参加したことがある。その時は周りから向けられる平民(・・)に対する視線や陰口が辛くて、逃げ出してしまった。それ以来、私はパーティーに参加していない。

 継母はそのことを言っているのだろう。

 微塵も心配してないくせに、ホント、演技がお上手なんだから。

「はい。いつまでも逃げるのは良くないと思いますから。」

「そうか…、辛くなったら、いつでも言うんだよ。」

「はい、お父様。」

 

「へぇ〜、舞踏会に行くのですか。」

「うん。」

 私はあの日拾った子犬─シロを撫でながら頷く。

 今は、散歩がてら医療室に寄ってオリナと話している。

 ちなみにシロは私の部屋で飼っている。父上が案外簡単に承諾してくれたのだ。

「少し意外ですね。お嬢様はそういうのに興味ないかと思ってました。」

「ええ、本当はないわよ。……、だけど、王子に会って伝えたいことがあってね。」

「王子…って、そう言えば誰ですか? 確か、5人いましたよね。」

「第一王子のリアム王子よ。」

「へー。」

「何よその態度。聞いておいて興味なさそうじゃない。」

「すみません。自分はどの王子にも会ったことがなかったもので。名前を聞いてもピンときませんでした。」

「まぁ、そうだろうね…。」

 あ〜、やっぱりオリナと話す方が気が楽。

 舞踏会は、面倒だけど…。

「ま、気をつけてくださいね。

 奥様方から何か攻撃があるかもしれませんから。」

「え? 何で?」

「貴女が美しいからです。」

「? そうかしら。普通じゃない?」

「踊り子の美しい母親からお生まれになった方が、平凡な顔立ちなわけがないでしょう?

 更に、お父様から受け継がれた金のように光るその御髪も、宝石のように輝く緑の瞳もお持ちで…」

「わかった、わかったから。

 それ以上言わないで、恥ずかしいから。」

 私の反応を見て、オリナは我に返り、顔を少し赤くする。

「す、すみません…。」

 どうも、こんにちは。

 これはガチでオリナルートあるのでは?っと思ってしまったあぷりこっとです。

 まずは、皆さん。先週は投稿できず、すみませんでした!

 いつもギリギリに入力しているから、ですね、原因…。突然予定が入ってしまいまして…、き、気をつけます…。

 

 さて、やっと「シンデレラ」っぽくなってきましたね。

 舞踏会まで後一週間。今の感じだとエラは難なく参加できそう、ですよね。

 ほんと、そうだといいんですけど…。

 詳しくは、来週の投稿をご覧ください(笑)。

 

  ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 また次回、お会いしましょう。

 バイバ〜イ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ