表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シンデレラ 〜馭者は〇〇でした〜  作者: あぷりこっと
15/20

15.出発

「お待たせ。」

 私はドレスに着替え、手に招待状を持って、家から出てきた。

 門の前には、先程と変わらず馬車が停めてあり、馭者は馬車の外に出て私を待っていてくれたようだ。

 私の声を聞き、馭者は振り返る。そして

「……。」

 無言で私を見た。

「……。」

 ……、何も言わない!?

 え、嘘、変だったかな?!

 このドレス、着方間違ってるかな?! 久々すぎて、自信ない!

「その…やっぱり、変だった…かな…?」

 結果、私は少し自信をなくしてしまった。

「い、いえ、そんな!」

 リツルが慌ててそう言う。

「その…とても…お似合いですよ。」

 リツルがふわっと笑う。

 うわぁ…

 リツルの長い髪が風に揺れ、整った顔が現れる。

 綺麗…

「? シンデレラ様? どうされました?」

「あ、うん。何でもないよ。」

 私は目を逸らす。

 言えない、リツルに見惚れてたなんて、言えない……。

「では、行きますか。シンデレラ様。」

 リツルが私に手を延ばす。

「うん!」

 私はリツルの手を取り、馬車に乗った─。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ