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誰も見てなそうなので自己満足の為に書きます
「よし始めるか 星崎、天井」
「うん、どの駅で降りるのかな?」
「はぁ、軽ーく先帰っていいか」
「今になって何言ってるのよ、行くわよ」
こうして地獄の転校生のお約束がはじまった。
雪那は時間を伸ばすと約束通り駅前には行かず反対方向の図書館に向い始めた
「ねー、ここって図書館のじゃない?」
「あーそうだな、どうする図書館の中に入るか?それとも前のカフェでスタンバイするか?」
「帰るって選択肢は無いのか?」
「「あるわけないでしょ」」
(天井と新河の声が重なって否定された)
「はぁ、なら俺は図書館はいって勉強するわ」
「なら僕は外のカフェで待機かな」
「私もカフェかな、図書館でケータイ弄ったら怒られるし」
「決まりだな、なら星崎は出てきたらケータイで連絡するから通知わかるようにしといてくれ」
「はいはい」
自分は適当な返事をして中に入った
それから2時間ぐらい経った頃に新河から用事に間に合わないから先帰ると連絡があった
更に経つこと1時間約17時頃に天井から白川さんが出てきたとメールがあった
そこから天井と合流した自分は再び同居人を尾行して家を探ると言う変な行動がはじまった
「やっと電車かぁ〜」
(お前らが尾行するって言ったからだろ)
と思ってしまったが仕方ないので適当に相槌を打っておいた
「全く降りる気配ないわね」
そー言うのもそのはずなんたって自分達の降りる駅は奏風に通う生徒の中にからしたらかなり遠い部類なのだから
「次の駅で私達の駅よ」
「あぁ、そうだな」
(そら、俺の家にすんでるんだからなぁ...)
「あっ、えっ?!」
「一緒の駅なの?!」
(そら、俺の家にすんでるんだからなぁ...)
とは言えず
「本当だな、珍しいこともある問題
「呑気にしてる場合じゃなかった早く降りないと!」
そうして俺と天井は慌てて電車を降りた
「あっぶなかった、よし此処から尾行続行!!!」
「ねぇあの方角って涼旗の家の方角じゃない?」
「そうだな、ならもう遅いし俺だけでつけるわ」
現在時刻は約18時半
「嫌よここまでつけたからには絶対に最後までやるんだから」
「やるんだから...」
「だから...」
「ねぇ、涼旗言い訳があるなら30秒でいいなさい」
「えーと、白川は俺の家にすんでます」
グホッと腹に特大パンチが刺さった
「私上がって行くから、理由はわかるよね涼旗君?」
そう言って修羅場が幕を開けた