転校生のお約束1
雪那が家に来てから1週間後ぐらいの学校でのこと
「なぁ星崎、今日の放課後予定あるか?」
「新河か、今日は特に無いかな」
今日は久々のクラブの休みである
「なぁww、例の彼女どこに住んでるか付けて見ないかww?
最近電車でお前の家の方面に帰ってるってのを見たって奴が居てさww」
(それは不味い)
そう思ったので話題を変えながらやめさせようとした時
「何それww」
(嫌な奴に聞かれた)
「その話詳しく教えてくれないww」
そう言って悪い顔をしながら近づいて来たのは幼馴染の輪花である
「あっ、聞いちゃいましたかww
天井さんそれ系の話を行ける人かぁww」
妙に使い方を間違えてる気がするが無視して結局3人でつけることになった...
その日の昼、
雪那に誰にもわからないように合図を送り階段裏に呼び出す
「何かしら」
「すまない、お前を尾行することになった」
「なるほど出来るだけ時間を潰して別の場所に帰る演出をしろと」
「出来るか?」
「無理ね」
そうきっぱり返された自分はもう笑うしかなかった
「はぁ、そうだよな。すまん、今のは忘れてくれ」
「しょうがないわね、天井さんにバレるのは距離的に仕方ないけど新河君にはバレないようにある程度遅くするわ」
「ありがとう、助かる」
そして問題の放課後が始まった...