ダンジョン作成
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数日後、1度クローゼに戻っていたナーリヤさんとターリヤさんを加えた俺達は、海水浴を楽しんだ
海水浴場は、砂浜を借りきることが可能だったので、躊躇せずに借りたのだ
3時間だけだったが、金貨15枚かかった
「楽しかったです、ありがとうございますリュウさん」
「いえいえ、楽しんでいただいたのであれば、嬉しいですよ、ターリヤさん」
「ほら、ナーリヤもなにか言わないと」
「わかってるわよ、ターリヤ」
「ナーリヤさん、ご主人様は今のナーリヤさんの顔を見ていたら楽しんでもらったことは、わかってありますわ」
「あ、はい、楽しかったですよ、リュウさん」
「ええ、ナーリヤさんのその笑顔で、よくわかりますよ」
「これからも、海水浴に行きたいときには言ってください、俺がいるときならいつでも案内させてもらいますから」
「あ、ありがとうございます」
俺達は、ナーリヤさんとターリヤさんをクローゼに送っていき、次にコモンズに向かった
ようやく、嵐の魔力がたまったと報告を受けていたので、コモンズの屋敷にダンジョンを作ってもらおうと、やって来たのだ
「あ、ご主人様お帰りでありんす」
「ただいま、妖弧族はみんな元気か?」
「はい、ご主人様のお陰でありんす」
「今からこの更に地下にダンジョンを作成するからな、ちょっと揺れるかもしれないが、みんなに慌てるなって言っといてくれ」
「え?なんでありんすか?ダンジョン?もう少し説明してもらってもいいでありんすか?」
「チリン、ダンジョンは作ることが出来るスキルがあるんだ、持ってるやつはすくないが、嵐はそのスキルを持っているんだ」
「でも、なんで家の中にダンジョンを作るでありんすか?」
「ダンジョンで、ドロップするものも選ぶことが出来るんだ、外に作ったら他に取られてしまうかもしれないだろ」
「そうでありんしたか、わかったでありんす」
「あと、チリンとあと信頼できるやつを何人か集めてくれ」
「わかったでありんす、とりあえず言ってくるでありんす」
チリンが妖弧族に、話をしに行っている間にダンジョンからモンスターが出てこないように、魔道具を作成した
ダンジョン入り口に扉をつけて、それがしまっている間に、中から扉を押して開けようとすると、ダンジョンの最下層に転移する魔方陣だ
「ご主人様、お待たせしたでありんす。この2人が特に信頼できる仲間でありんす」
「ご主人様、チリン様の1の組長のフーリであ~る」
「同じく2の組長のカルでごじゃんしゅ」
「紹介ありがとう、今から3人には俺の眷族化のスキルを受けてもらう」
「眷族化でありんすか?」
「そうだ、眷族化だ、これは、名前の通り俺の眷族になるのだが、あわせてレベルって概念が付与されて、そのレベルをあげることで強くなることが出来るというものだ」
「わかったでありんす、チリン達妖弧族はリュウ様に忠誠を誓ってるでありんすから、いつでも全員受け入れるでありんす」
「わかった、まずは3人だけ先に眷族化を受けてレベルを上げてもらう、その後に残りの全員受けてレベル上げをしてもらうから」
「頑張るでごじゃりましゅ」
俺は、3人に眷族化を行った
「嵐、それじゃ始めてくれ」
「オッケー」
嵐は、地下3階の床に手を当てて、魔力を流し始めた
((ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ))
嵐の体がしだいに地下に潜っていく
どんどん沈んで体が見えなくなったが、まだ揺れは続いていた
「やっぱり思った以上に揺れるな」
嵐は、無限カバンの中に転移の魔方陣を持ってはいたので、おさまればここに転移してくるはずだろうと、すぐ横に魔方陣をセットしておいた
30分は揺れが続いただろうか、ようやく落ち着いた
しばらくして魔方陣が光った
「リュウ君、おまたせー」
「ああ、嵐お疲れ様」
「今入ってもまだモンスター少ないと思うし、レベルも低く弱いと思うよ、中のモンスター同士で倒しあってレベルを上げるからね」
「そうなのか、それじゃみんなすぐに入るぞ」
俺達は、チリン達3人を連れて新しいダンジョンに入った
チリン達のレベル上げと、各階に転移の魔方陣を設置することが目的だ
レベルが、低いおかげで作業もすぐに終わった
これから数日かけて、チリン達を40以上にレベル上げたのち、妖弧族全員を眷族化を行い、レベル上げとドロップ集めを行わせたのだった
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