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異世界神の座争奪代理戦争  作者: 優竜魁藍(ゆりゅかあ)
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ソニア姫との再会

いつも読んでいただきありがとうございます

王宮を目指していた俺達の前に馬に乗った1人の騎士が近づいてきた


「そこの馬車、すまぬが止まってくれ」


石畳の道の上((ガタガタ))と馬車が止まった


「どうされました?」


「貴殿は、リュウ殿でよかったでしょうか?」


「確かに俺がリュウですが」


「よかった、王女様の命によりお迎えに参上いたしました」


やはり、視線の正体はソニア姫だったのだ


「わかりました、それでは行きましょうか」


俺達は、騎士に誘導されて王宮へ向かった


王宮に入って、応接の間に連れられてきた


「ああ、よかったです、リュウ様お待ちしておりました」


「姫様、とりあえずこのメダルはお返ししておきますね」


「いえ、それは持っていただいたほうが嬉しいのですが」


「遠慮しておきます、ずっと見られているのはあまり気分がいいものではないので」


「!!」


ソニア姫は、視線に気づくと思っていなかったようだ


「冒険者であれば、視線なんかは敏感ですから気を付けたほうがいいですよ」


「わかっていらっしゃたのですね」


「ええ、お返ししようと思いシェトランドに向かっていたのを変更してこちらに向かいました」


「そうですか、わかりました、でも本当にお礼だけはさせてくださいね」

ソニア姫は、少し悲しんだと思われたが、すぐに笑顔になり言ってきた


「わかりました、そのお礼の招待は受けさせていただきます」


「では、王宮とこの町を案内させていただきます」


俺達は、シニア姫に案内されまず町の中の案内をされた

この町には、温泉があるとのこと、山と海があり緑豊かなこの国はかなりの人が行き来はしているらしいが、この国にダンジョンはないらしい、ダンジョン資源が少ないので冒険者が少ないということ、若い者が冒険者にあこがれほかの国に移ってしまい人口が減っているとのこと

それでもこの国は、農業と漁業が最大の産業で特に魚の輸出に関しては、この国がないと、他の国に海の魚が出回らなくなってしまうくらいなのである

新しい一大産業があれば、この国にもっと人口が増やせるのではないかとソニア姫は考えているのだそうだ


「それでですね、リュウ様にお願いがあるんですが?」


「何でしょうか?」


「この国に移り住むってことは出来ませんよね?」


「ええ、俺は冒険者です、定住先は持ちませんが、すでに家は3か所に所有しています」


「さっき、商店を買ったから4か所ですわ」

マリサが、俺の横でほかに聞こえないくらいでボソッとつぶやいていた


「それとお伝えしておきますが、ダンジョンはまた増え始めていますよ」


「本当ですか!どこか増えてきているのですか?」


「ええ、スネアーズ王都の近くの野良ダンジョンがあるのですが、その横に新たなダンジョンができていました」


「それは、すごい発見です。」


「ただ、以前のダンジョンよりも難易度が段違いに上がっていると思ってください」


「わかりました、でも、いいことをお伺いいたしました。国の中にダンジョンができていないか確認することにいたしましょう」


「いつどこにダンジョンができるかは誰にもわかりません、見つけたら報告が必要とだけしておけばいいと思いますよ」


「そうですね、誰か」


「はっ」


「国内のギルドにダンジョンを発見したものは必ず国に報告するように申し伝えなさい」


「はっ」

一人の騎士がすぐに走り出した


「それではリュウ様、次は王宮をご案内いたします。それで、今日の宿はもうお取りですか?」


俺は、一瞬考えたが

「いえ、まだですよ」


ぱあっと笑顔になったソニア姫は、

「それでしたら、今日は王宮にお泊りください。晩餐も準備させていますので」


「わかりました、姫様のご厚意受けさせていただきます」


「リュウ様、それとできればその姫様って呼び方はやめていただきたいのですが」


「それでは、なんとお呼びさせていただいたらよろしいですか」


「はい、ソニアとお呼びください」


「いえ、それは恐れ多いです。わかりました、ソニア姫とお呼びします」


「できたら、その姫も外して読んでいただきたいですが」


「それは、すいません」


「そうですよね、わがまま言いました」

「では、王宮へ戻りましょう」


俺達は、王宮に戻り王宮内に案内された


王宮内に温泉が引いてあり、温泉を堪能した

風呂は、男女分かれており、お手伝いの人が何人かついていた

俺は、自分でしないと気が済まないタイプなので、お手伝いを断った


お手伝いの人が、手が空いていたおかげで、ソニア姫が男風呂に突入しようとしていたらしく、それを阻止してくれたらしい


王宮での晩餐は、他の王族の人は出てこなかったが、数々の料理が並んでいた


「リュウ様、今日は珍しい調味料が手に入りましたので、それを使用した料理になったおります」


「そうですか」

どう見ても色が、マヨネーズだ


「はい、何でもまよねいずというらしいですよ」


「ただしくは、マヨネーズです」


「まよねえずですか?」


「ねは伸ばして発音してください」


「マヨネーズですね、お詳しいですね」


「まあ、それが売られている国はスネアーズですし、・・・」


「そうなのですか、行商人から仕入れたものですので、金貨1枚しましたものです」


「金貨1枚ですか?」


「ええ、違うのですか」


「スネアーズでは、銀貨10枚で売っているものですよ」


「確かに、少々高くなっていますね」


「あ、それは、今後安く買えるようになりますよ」


「なんでですか?」


「この町に、新しく店がオープンします。スネアーズ国王御用達の店が、その店がマヨネーズを取扱していますから」


「そうなのですか、それは耳寄りなことをお聞きしました」


「ただ、食べなれた味ですね、他の物も用意させましょう」


「いえ、そんなに食べきれませんから」


「そうですか、それとアレンジがしやすい調味料ですので、楽しんで食べさせていただきますよ」


ソニア姫との歓談途中に、近くにいたお手伝いにマヨネーズを30本渡しておいた

晩餐が終わった後、俺達は、部屋で寝ていたのだが、俺の寝ているところにソニア姫が進入しようとしていたことは後で知ったのだった

翌日、ボンボンを後にした







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