旅行の途中で
いつも読んでいただきありがとうございます
他の内容を一部変更したため、あわせるかたちで変更しています。
俺達は、もう少しで国境に近づいてきたところで、ピジェティエという町へと着いた
ここの町は、たまたま知り合った行商人がカジノがあると教えてもらった
少し先に、嵐が走って行っており
「リュウ~く~ん、すごく面白そうだよ~」
と、大きく手を振っていた
俺達は、馬車で近づいていき
「嵐、楽しみなのはわかるが、少しはおちつけ」
「仕方ないじゃん、カ・ジ・ノだよ」
「楽しむのはいいけど、今自分で持っている金だけにしろよ」
「わかった」
この町は、すべてカジノだった、ただ1か所を除いては
「あそこにあるのが、ギルドだな」
「そうですわね、寂れていますわね」
「ここに来た冒険者は、小金を稼いだらカジノに入り浸っているのだろう、冒険するものがいなければ、ギルドとしても成り立たないな」
「ご主人さまは、どうなさいますの?」
「まあ、旅行だからな、ギルドに行くつもりはないよ」
「みんな、お金は持ってるな?」
「使うことがほとんどありませんので、持ってますよ」
レイが、カバンからお金を少しだけ出した
それも、金貨だったので、たまる一方なのだろう
「それじゃあ、みんなカジノに行こうか」
「「「「「「「はい」」」」」」」
俺達は、カジノに入った
ルーレット、ブラックジャック、ポーカー、闘技場、スロット
様々な、ゲームが満載だった
俺達は、全員金貨10枚分をコインに交換してゲームに向かった
「僕は、ポーカーに行ってくるよ」
「・・・・・ルーレット」
「わたくしは、闘技場見に来ますわ」
他のみんなも、闘技場についていった
俺は、1人でスロットに座った
「口寂しかったので、ワインを1杯頼みゲームを開始した」
俺が座ったスロットは、1列10枚、3列なので30枚必要な台だ、金貨1枚で10枚しかコインにならないレートだが、俺には勝算があった
「それじゃあ、いただきますか」
俺は、10枚だけ投入しゲームを開始した
役は、チェリー 2倍、プラム 3倍、ベル 5倍、BAR 8倍、赤7 15倍、青7 30倍+フリーゲーム10回だった
1回目、ベル 残140枚
2回目、BAR 残210枚
3回目、青7 残500枚
フリープレイ
1回目、赤7 残650枚
2回目、BAR 残730枚
3回目、青7 残1030枚 フリープレイ17回
4回目・・・・・・・・
もうすでに、フリープレイの残回数が380回ほど残っている
残2,653,728,190枚
ずっと座ったまま、何もしなくてもコインが増えていっている
俺の後ろには、ギャラリーでいっぱいだ
カジノのスタッフも、俺のコインを箱の中に詰め込む作業でずっと動いているのだ
「お客様、よろしければ別室のほうへご案内いたしますが?レートも今より高いものもございます」
「でも、フリープレイあとこれだけ残っているのですが?」
まあ、このままいけば閉店すぎても終わらないだろうとは、思っている
すでに、声をかけてきたスタッフの顔もひきつっている
「それでは、残りの回数×300枚でいかがでしょうか?」
12万枚いかないが、まあ、この辺でいいかと手を打った
「それで、いいですよ」
俺は、奥のVIPルームに連れてきてもらった
そこには、ルーレットが置いてある
ただ、その1台のみだ
ここでは白金貨1枚で、コイン1枚のレートだ
2,653,728枚のコインに変えてもらった
残りは、19枚の金貨に変えたが、ずっと1人のスタッフが、コイン整理をしていたので、そのスタッフにチップとしてあげた
早速台に座って、ディーラーが、球を離してからかけた
「16に全部」
「な?」
後ろで、さっきの声をかけてきたスタッフが驚いていた
((カラカラカラ))
((コロン))
「「おお~~~~~~~~」」
そう、16に入ったのである
36倍なので95,534,208枚になったのである
黒貨で955,342枚白金貨8枚となった
俺は、ディーラーにチップとして白金貨を1枚渡し、VIPルームを出た
そこには、彼女たちがそろっていた
「みんな、どうだった?」
結果としては、ルーリルとレイとシルフが勝ち
マリサとキャサリンがトントン
ミミがちょっと負け
嵐は、最初のチップどころか、持っていたお金大体金貨200枚くらい持っていたはずなのだが、全部負けの状態だったのだ
「ご主人様は、どうでしたの?」
「そうだな、スロットで勝ちすぎたから、VIPルームで全賭けして、ルーレットで36倍にしてきたぞ」
「リュウ君は、すごいよな、いいよな、僕なんか、僕なんか」
嵐がちょっといじけていた
「おいしいものでも食べに行こう」
俺達は、カジノを後にしてレストランに向かったが、
「う~んと、誰かくる」
「みんな、そこを裏路地へ入るぞ」
俺達は、裏路地へ誘い込むために入った
「おい、そこの兄ちゃんよ、なめた真似してくれたな」
「何のことだ?」
「とぼけても駄目だぜ、あんな勝ち絶対不自然だろ、イカサマしてなきゃなんだっていうんだ」
「まあ、俺の運が高すぎるからだろ」
「ふざけやがって、みんなやってしまえ」
総勢50人はいると思われる集団が、一斉に襲い掛かってきた
その集団を、一瞬でウィードが弾き飛ばした
「な?なんだそいつは」
集団の中の何人かは気が付いたみたいだ
「や、ヤベ~ぞ、とんでもないやつに手を出したかもしれねえ」
「何言ってやがる、どこかの貴族のボンボンだろ」
「おめえ聞いたことねえのかよ『白き獣使い』って」
「どこかの町の冒険者だろ、そいつがどうかしたのかよ」
「その噂を、思い出してみろ」
「若い男のくせに、白い獣を従わせて、その上、たくさんの女を侍らせて歩き回っている、そいつにかかわった、盗賊などの悪党は、すべて壊滅か殺されている、ってやつだろ。それが・・・ど、う」
すでに、わかったようだ、さび付いたロボットみたいに、首をギギギギと音がするみたいに回している
物凄い汗が噴き出ているのが、誰が見てもわかるくらいに
その男は、バク宙土下座をやってのけた
夢中だったのだろう、体が勝手にしているみたいだった
「すいませんでした~、そんなこととは、知らないとはいえ、大変失礼いたしました~」
「まあ、気にしてないよ、実際イカサマなんかしてないしね、オーナーに伝えておいて、もし無実の者が大勝したからって疑うなって、その場で、イカサマかどうか確認するようにと」
「わかりました、これから邪魔いたしませんので、オーナーには伝えておきます」
「よろしくね」
「「「「「はい、失礼しました」」」」」
男たちは、脱兎のごとく走り出した
「さあ、食事に行こう」
俺達は、食事に向かい、翌日町を出た
一応、フリープレイの交換したコインは、ギャラリーに配っておいた
今回は、主人公の運の良さがよくわかった回になりました
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