旅行に向けての準備
いつも読んでいただきありがとうございます
アンティポデスに旅行行くことにした俺達は、準備に取り掛かった
まずは、ギルドに行きしばらく町を離れることの報告に来ていた
「ターリヤさん、ナーリヤさんは?」
「あら、リュウ様いらっしゃい、ナーリヤならもうすぐ交代なので来ると思いますよ」
「わかりました、待たせてもらいますね」
「ええ、どうぞ、そういえばリュウ様聞きましたよ、王都の方でもダンジョン攻略したらしいじゃないですか、しかも、ダンジョンが新しく出現していることまでつきとめたとか、王様も貴族にしようとか考えているんじゃないんでしょうか」
「ターリヤさん、言い過ぎですよ、このくらいで貴族にしていたら誰でも貴族になってしまいますよ」
「このくらいって考えがおかしいんですよ」
「そうですか?たぶん、俺がいなくても彼女達だけでも攻略出来ますよ」
「いや、そうかもしれませんが、最初から彼女達がここまで優秀だったのですか?」
「ええ」
しれっと答えた
「ああ、もうそのへんは言いません、あ、ナーリヤ来たみたいですよ」
((ギィ))
扉を開けてナーリヤさんが入ってきた
「あ、リュウ様いらしてたんですか、今日はどういうご用でしょうか?」
「ええ、ちょっと旅行に行くことになりまして」
「どちらまででしょうか?」
「アンティポデスの海のところまで」
「海ですか、いいですね1度行ってみたいですね」
「一緒に行きませんか?」
「ええ?いいんですかって、言いたいですけどギルドの仕事がありますし、アンティボデスなら、往復どんなに早くても2か月はかかりますからそんなに長く仕事を離れるわけにはいかないんです」
「いいじゃない、ナーリヤ行ってきなさいよ」
「何言ってるのターリヤ、私がいなかったらあなた休む暇もないじゃない、ただでさえマスターがほかの依頼までこなしてやっとの状況なのだから」
「すいません、無理にとは言ってないんです、でも、海だけ行って帰ってくることがすぐにもし出来たら、一緒に行けますね」
「そんな無理なこと、でも、もしそんなことが出来るのであれば、いいですよ」
「それであれば、私も行きます、いいでしょ、ナーリヤ」
「ええ、それは、いいわよターリヤ」
「わかりました、約束ですよ2人とも」
「そんな無理なこと約束されなくても、でもうれしいです」
後ろで、みんながくすくす笑いながら見ていた
ナーリヤさん達は、その光景が俺を笑っているのだと思っているみたいだ
実際には、あ~あご主人様に言質を取られたなと笑っているのだ
「では、水着楽しみにしてますので、それでは行ってきます」
俺は、2人に笑顔で、手を振ってギルドを後にした
ナーリヤ視点
「ターリヤどういうつもりよ」
「そーいうナーリヤだって、せっかくリュウ様が誘ってくれたのですから行けばよかったじゃない」
「本当は、ターリヤだって誘ってほしかったんでしょ」
「え?なんで?」
「昔から私達好みが一緒でしょう、私が、リュウ様を好きってことは、あなたもリュウ様のことが好きってことになるじゃない」
「でも・・・」
「でもじゃない、ターリヤが諦めて、私だけ幸せになってもそれは、本当の幸せじゃない!ターリヤも幸せになってこそやっと幸せになれるの」
「でも、リュウ様ライバル多そうじゃない?あんなにきれいな人たちが周りにいっぱいいるじゃない?2人ともって不利だと思って・・・」
「リュウ様は、そんな人じゃない、2人とも受け入れてくれるわよ、だからその時は一緒にね」
「うん、ありがとうナーリヤ」
ターリヤは、目元に光るものがあるのを隠しつつナーリヤに話していた
リュウ視点
「よし、みんな向こうについたら、転移の魔法陣設置できるところを準備しようと思うから、手伝いよろしく」
「わかりましたわ、でも、ご主人様、わかってやってます?」
「何のこと?」
「本当にわからないんですの?」
「だから、何のことだよ?」
「・・・・・・鈍感」
「はあ、何が鈍感なんだよ」
「こら、まてルーリル」
ルーリルは肉体強化して逃げていった
振り返ると、みんな近くから逃げていっていた
「一体俺のどこが鈍感っていいのか、なあ、ウィード」
ウィードも俺の目線を外して、反応しないでいた
「もう、急いで準備して出発するぞ、まず目的地は、アンティボデスの国境の町、コモンズだな」
「ここから馬車でまっすぐ向かって通常25日ってところか、王都経由で行けば1か月だな」
俺達は、必要になりそうな道具を準備をしてクローゼを後にした
ブックマークお願いします
評価、感想もお待ちしております




