平穏すぎる生活で
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野良ダンジョンの攻略が終わった俺達は、
「なあ、レイこれからどうしようか?」
このところ高難易度の依頼もなく暇をもて余していた
「ご主人様、スミレ様はまだこのままですか?」
「ああ、紅が問題ないと判断できないと、流石にスミレに使用できないからな」
すでに数ヶ月経過しているのでほぼ問題ないと言ってもいい頃だとは思っているのだが
そこは、流石に疑似生命と半精霊の違いがあるので、完璧を目指しておいても、問題はないのだ
その事をスミレに伝えたら、
「私達には、時間はいくらでもあるから大丈夫よ」
って、言われたぐらいだ
俺が不老と知っているのは、代理者を除けばスミレぐらいだ
「魔道具も、流石に作るものはないだか?」
「そうだな、生活で必要そうなものは大体作ったと思うけどな」
「そのうち連絡用魔道具は、作っておきたいな」
「手紙を届ける魔道具は、すでにあるだよ」
「手紙じゃなくて、リアルタイムに声を届けることが出来る魔道具」
「はい、僕スマホ欲しい」
「何に使うんだ?」
「前にしてたゲームしたいんだ、タブレットあるから出来るでしょ」
「まあ、アカウント作れるかわからないから、もしかしたらゲームできないかもしれないぞ」
「試してみたいから、とりあえずタブレットプリ~ズ」
「わかった、わかった、今複製するよ」
「わ~い、リュウ君ありがとう、愛してるよ」
((チュッ))
頬に軽くキスをして、嵐ははしゃいでいた
「・・・・・・む~」
ルーリルが、ふくれ顔で嵐を見ていた
「ルーリル何か欲しいものでもあるか?」
ルーリルは首を大きく横に振った
「他は、何かないか?」
「ん~と、タブレット、え~と、言葉、う~ん、変えれる?」
「シルフタブレット欲しいのか?」
「う~んと、料理の作り方、え~と、いっぱいある」
「そうだな、俺のスキルに言語理解はあるからな、スキル付与が出来ないかためしてみるか」
「イメージクリエイト」
俺は、能力付与を創造した
「よし、それじゃまずタブレットを複製して、あっ、他にタブレットいる人?」
全員から、手が上がった
「それじゃ、あと7人分複製してと」
俺の手にタブレットが8個になった
「おっと、危ない、そらからこれに言語理解を付与してっと」
「出来た~、リュウ君出来たよ、アカウントの取得、アドレス出来たからね」
「なに、出来たのか、それじゃあメールも出来るな、スマホなら無料の通話アプリで通話も可能だな」
「スマホは、そのうち作ろうな」
タブレットに言語理解を付与したら、アプリとして登録された
「そうか、タブレットもイメージクリエイトだったな」
「スキルだと、何か問題があるの?」
「そうだな、俺のスキルはな、イメージ通りにしかならないんだ、変化しないんだ、嵐もし、今ここにある食材を作り出して調理しても、作り出した食材は、見た目も味も変わることがないんだ、だから、イメージ以外の付与がアプリとして登録されたんだろう」
「ふ~ん、万能じゃないんだね」
「そうだ、いくら全知全能ってスキルを作ろうとしても、自分が知らないことを知ることが出来る能力ってイメージ出来ないだろ、その代わりイメージさえ出来れば、何とかなるんだ」
「これからは、魔石がなくても錬金術が可能になるだな」
「まあ、そういうことになるかな」
「で、最初の話題に戻すけど、これからどうしようか?」
「そうですわね、しばらく旅行何か行きませんこと?」
「旅行か、いいな、何処かいいところあるか?」
「そうですわね、この国は海に面しておりませんので、何処か海のある国なんかよろしいと思いますわ」
「海、僕行きたい、水着準備しないとね、リュウ君にアピール出来るやつ」
彼女達みんなの顔がピクッと反応した
「それじゃ、海に旅行に行くってことでいいかな?」
「「「「「「「はい(ガウ)」」」」」」」
俺達は、南の国のアンティポデスに行くことにしたのだった
やっと国を出ます
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