野良ダンジョンの報告
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魔法陣の光を抜けた先は、ダンジョンだった
「ご主人様、まだダンジョンにいるだ?」
「そうだな、ダンジョンの入り口が、別のダンジョンに通じていたせいだね」
「そうですわね、あそこにミイラがいますもの」
「う~んと、下は?」
「いや、いいだろう」
「いいの?僕は行ったほうがいいと思うんだけどな」
「難易度が高くて、調査が必要になっていたのは、モンスターが増えてそれがとんでもなく強いということだからだな」
「そういうことなのかな?」
「まあ、戻ってみればわかるだろう」
俺達は、ミイラとゾンビを薙ぎ払いながらダンジョンを後にした
王都のギルドについた
「『白き獣使い』様お帰りなさいませ」
「ああ、今野良ダンジョンから戻りました」
「野良ダンジョンに入ったと聞き、それからしばらく帰ってこられないので、駄目かと思いました」
「心配かけてすいません、アガレガさん」
「それで、調査結果はどうなってますか?」
「ええ、野良ダンジョンの中に、さらにほかのダンジョンの入り口ができています、新しいダンジョンの誕生です」
「ええ?本当ですか?それは何百年ぶりの話か分からない出来事ですよ、それで、奥はどのように?」
「地下1階西側に、ダンジョンの入り口ができています、モンスターは、トレント種ですね、ドロップするのは、すべてお酒です、ゾンビやミイラなどは、すべて、以前の野良ダンジョンになっています」
「最下層なんかはわかりますか?」
「ええ、攻略してきましたからわかりますよ、地下3階です」
「え?攻略してきた?冗談はやめてください」
「いえ、本当ですよ、攻略してきました、地下3階は、モンスターハウスになっていますし普通に行っても大変だと思いますよ」
「ボスも、ジャイアントトレントてモンスターでしたよ、しかもですよ、攻略後の魔法陣に入っても、出口は、野良ダンジョンになっていますので、そこからまだダンジョンを上に帰らないといけません」
「モンスターハウス、ジャイアントトレント、頭の中がいっぱいで混乱しております」
「ジャイアントトレントのドロップは、宝箱でした、効果も名前もよくわからない宝石1個が入っていました」
「わかりました、調査はそれで結構です」
「すいません、あと1つお願いがあるのですが」
「はい、何でしょうか?」
「このドロップ品を、遺族に返してあげてほしいんです」
俺はカウンターにゾンビを倒してドロップした品をすべて出していった
((ガタッ))
後ろの冒険者が、その数々のドロップ品を見て涙を流していた
「あいつ、やっぱりあそこで・・・」
「あのひとに、なんてつたえればいいんだ・・・」
「あれは、もしかして、あいつの・・・」
「うわぁぁぁぁぁぁん」
後ろで、いろいろな声がするが、アガレガさんさんは淡々と受け取っていった
「この依頼こちらとしても是非とも受けさせていただきます」
「お願いします」
俺は、すべてアガレガさんに任せてギルドを後にした
ユニークも2000突破しました
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