野良ダンジョン攻略 4
俺達は、ボスの部屋に入った
ボスの部屋には、何もいないように感じられる
ダンジョンコアも見えない
「何もいないですわ」
「そうだ・・・」
((ボコッ))
嫌な音が響いた
俺達の近くの床が、急に隆起してきたのだ
「あぶない!」
みんな慌ててよけた、
「キャン」
ウィードが間に合わず、シルフと一緒に飛ばされてが
ウィードの守りによって、シルフは無傷だった
「ミミ、回復を」
「はいだ」
何もいないと思われたが、そうではなかった
壁と思われていたのは、木だったのだ上を見ると、カラフルな実がびっしりとなっている
「やばい」
そこで、キャサリンのカバンから光があふれだした
「キャサリン、カバンの中も光っているものを出してくれ」
キャサリンが光っているものを出すとそこには本があった
その本は、以前ビョートルで購入した本だった
光っている本を鑑定すると
絶対防御の本
「本が、覚醒している、効果まで確認する暇はない、行くぞ」
「アイギス」
本がさらに輝き光の奔流が俺達を包んだ
上から無数の実が落ちていたはずなのに、今は、なんともない
「すごいだ」
「きれいですわ」
「・・・・・・ふ、ふし、ぎ」
「え~と、奇跡」
「リュウ様、う、上」
「上?」
上を見ると、そこには様々な爆発などを起こしている実が無数にあった
実は俺達の上3メートルくらいで爆発などを起こして消滅していっている
俺とシルフとマリサは、火の魔法で、ジャイアントトレントに攻撃した
ジャイアントトレントは実での攻撃が最大の攻撃みたいで、根が攻撃してくるも武器ではじいていれば問題なかった、俺達の魔法はあっさりと通り、ジャイアントトレントは絶命した
「ほほほほ、すごいの~」
「代理者だな」
「まあ、そうじゃ、名前は、石崎司というのじゃ」
「爺さん、2つの道がある、どっちがいいか選べ」
「1つ、俺の眷属化を受ける、もう1つは、ここで倒されるかだ」
「わしは、誰の下にもつかん、年上を敬ってわしの配下になるべきじゃろ」
「あんたに選択肢は増えないよ」
俺は、その言葉を告げると、アイギスの上に残ってまだ消えていなかった実を、爺さんの上に落とした
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
爺さんは、塵も残さずに消えてしまった
ジャイアントトレントの後には、宝箱が1つ出ていた
開けてみると
????の?
何かわからない宝石が1つ入っていた
宝石を取ると、本の光も落ち着いてきた
が、本が再び
????の本に戻っていたのだ
いつでも使えたら、最強だったのにな
俺達は、魔法陣の中に入っていった