野良ダンジョン攻略 1
遅くなってすいません
準備に時間をかけて、俺達は野良ダンジョン攻略へと向かった
王都の東門から出て、そのまま東に歩くこと3時間砂漠地帯が広がっている
入り口はピラミッドのようだが、最上階からの進入みたいだ
ピラミッドと言ってもそんなに大きくない、地上に見えている部分は、せいぜい2階分くらいしかないと思われる
「よし、みんな魔道具の準備は出来たか?」
「「「「「「「はい」」」」」」」
みんなの頭の上に、魔道具が浮かんでいるこれは周りを照らすものだ
「それじゃあ、進入するぞ」
俺が先頭にダンジョンに入った
「確かにほかのダンジョンと比べると、少し薄暗いですわね」
「僕は、なんともないよ」
「・・・・・・進む」
「ああ、そうだな」
「今回ルーリル、積極的だ、どうかしただ?」
「・・・・・・あ、あた、あたら」
「新しい武器を作ってもらったから、早く試したいんですの?」
ルーリルは、頷いていた、すごい笑顔で
「う~ん、ウィード、え~と、乗せて」
シルフがウィードに近づいていき、頭をなでながら頼んでいた
「前回のオーク討伐のとき楽しかったのかな」
ウィードも嫌がることなく、シルフの後ろに回って股下に頭を入れていた
ダンジョンに入って最初のこの階は、モンスターがいなかった
俺達は、1階に降りた
1階に降りてしばらく歩くと、ゾンビに遭遇した
遭遇したのと同時に、ルーリルが走り出した
新しく渡した、ダブルドリルスピアを回転させながら
10体程度いるゾンビに対して、1体目は突き刺してそのまま横にスピアをはらった
ゾンビを回転に巻き込みながら一掃した
「あっっという間ですわね、次はわたくし達にも残しておいてくださいね」
みんな新しい武器の性能を試したいようだ
「いいな、みんな新しい武器がもらえて」
キャサリンが、ちょっといじけているみたいだ
「最初キャサリンだけだったでしょ」
レイが、キャサリンの頭をなでながら言い聞かせていた
「どっちが年上かわからないな」
「う~んと、ドロップ?」
そこに落ちていたものは・・・・
明らかにここのダンジョンで死んだ冒険者の物だった
「ここのゾンビは、元冒険者の亡骸か」
「とりあえず、集めるだ」
「そうだな、ギルドにすべて渡しておこう」
俺達は、遺品と思われるドロップをすべて回収して回った
そのまま地下1階へ降りた
地下1階では、ミイラがいたが、そこには他にトレントがいた
「やはり、ダンジョンが2つ一緒になっているな」
「そうですわね、ミイラは元のダンジョンですわね」
「トレントが、新しいダンジョンだで」
「とりあえず、どちらも火に弱そうだから、シルフ魔法で焼いちゃって」
「う~ん、わかりました」
「え~と、火の鎌」
火の幅広い刃が飛んで行った
ミイラもトレントも切断され、切断痕から燃え出した
やはり、火に弱かった
ドロップは、ミイラは包帯、トレントは、銀の缶が落ちていた
「うん?これは?」
「それは、なんですの?ご主人様」
「これは、飲み物だな」
そう、この缶、プルトップがついていたのだ
「ちょっと開けてみるぞ」
((プシュッ))
「炭酸だな、ん?これは・・・」
においを匂ってみた、この匂いは覚えがあるにおいだ
「アルコールですわね」
「そうだ、これはビールだ」
「ビール?」
「僕飲みたい!」
「ビールってお酒ですの?」
「そうだ、ビールだ」
「では、リュウ様後からできたダンジョンは、代理者で間違いないですね」
「そうだな、間違いないな」
「リュウ君、トレントいっぱい倒してから次の階に行こうよ」
「そうだな、せっかくのビールだから、集めていこうかな」
「ご主人様、それじゃあ転移の魔法陣を設置していきましょうか?」
「それは、名案だトレントを狩って奥のほうに設置していこう」
俺達は、3日ほどトレントを狩り続けた
よければ、ブックマーク、評価お願いします
感想もお待ちしております




