オーク討伐 2
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俺達は、前進しながらそれぞれのカバンやアイテムストレージにオークの死骸を詰めていった
すでに400は倒していると思われる、それでも数が減ったようには見えなかった
個々の集落は、崖の下まで続いているようだ
どんどん下から上がってきているのだ、
取り合えず、崖の上にいるオークについては、一斉射撃により殲滅して回った
ただ、デザートイーグルが、すでに連射し過ぎで、クールタイムが必要になってきた
「ご主人様、これすごく熱いだ」
「大丈夫ですの?」
「いや、そろそろ限界だと思う」
「それぞれ、自分の武器に持ち替えて殲滅を開始する」
「オッケー」
「必ず2人で一緒に行動しろよ」
まず、ミミが走り出した風の鎚を振りかざし、一気に振り下ろした。魔力をまとわせて数体のオークを一糸に薙ぎ払い、風により吹き飛ばした
レイとマリサが、それぞれの魔法で、マリサがオークを水で濡らし、レイがそれを雷で感電死させることを繰り返していた
前のほうに走って行っているミミをルーリルが追いかけている、普通なら足の遅いルーリルは、追い付くことが出来ないだろう
でも、今のルーリルは、魔法で肉体強化している、ルーリルは複数属性を使えるのだが、どうも放出する魔法がイメージ出来なくて苦手のようだ、そこで、自分の肉体を魔法で強化することを提案してみたのだが、これがルーリルにはあっていたみたいで、すぐに修得した
しかも、それぞれの魔法全て同時に使うことが出来たのだ
スピードを上げるときは、水
パワーを上げるときは、火
防御を上げるときは、木
闇は、感覚を上げるのだとか
ミミとルーリルは、かなり間が開いていたのだが何事もなく追い付いた
パワーも上がっているためスピアを振り回すだけでオークを吹き飛ばすことが出来る
ルーリルが吹き飛ばしたオークをミミが、瞬時に持ち替えた弓で眉間に矢を突き刺した
嵐とキャサリンは、嵐のダークミストで気配を完全に消してキャサリンの持ち替えた銃で、倒していく戦法を取ってた、俺としても何処にいるかわからない状態だ
だだ、ダークミストの問題は、使用中本人は攻撃出来ないらしい
一度といてから攻撃しないといけないので、今のような戦法が1番好ましいらしい
シルフとウィードは、ウィードの上にシルフが乗っている
ウィードは、最初仲間になった頃からすでに数ヶ月たっているためすでに俺の頭の上には乗れないくらい大きくなっている
小人族のシルフが乗るにはちょうどいいサイズに成長していた
これでもまだ、ウィードは幼生期を抜けてはいない、成獣ともなれば、俺達数人を乗せても余裕になるだろう
ウィードが、駆け回るなかでシルフが、短刀で切り裂いて行っていた
俺は、覇者の剣で切り伏せたり、リボルバーで打ち倒していたその横で、紅がクナイや手裏剣を活用して、遠距離からの攻撃を主体としていた、流石に紅は、オークの攻撃を止めることは難しかった
大体1時間くらい過ぎたあたりで、崖の上のオークは壊滅した、流石にこの状況で、オークも恐れを抱いて上がってこなくなったが、崖下で防御に撤しているため、簡単には踏み込むことができない状態になっていた
「マリサ、例の魔法を使うぞ」
俺とマリサは、魔法を一緒に練習していた
しかも、二人で行う合体魔法だ
二人のイメージを同時に行う必要があるため、詠唱も考えた
俺とマリサは向き合い
「いくぞ」
「はい」
「わたくしのこの力と」
「俺のこの力が」
「「今1つになりし時」」
「あなたの敵はわたくしが」
「お前の敵は俺が」
「「この水の力でうち滅ばす」」
俺達は、両手をそれぞれ繋いだ
「「ダイダルウェイブ」」
俺の右手とマリサの左手を谷底に向けた先に、大きな津波が発生した
この谷は、水の抜け道がほとんど無かったのだろうあっという間に谷が水で満たされた
オークは、泳ぐことが出来ないため、ほとんど溺死した
何とか壁に捕まっているものは、追撃でレイが雷の魔法を撃ち込んだため感電死してしまった
マリサは、この魔法を使うと、全魔力が持っていかれるため、今は気を失っている
戦闘が終わり、一時間程たったあと、谷の水はほとんど抜けたようだ
オークの死骸全てカバンやアイテムストレージに収納し、王都に帰路を取った
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