王都でのこれから
いつも読んでいただきありがとうございます
ゴビットさんと別れて宿屋に戻った俺は、王都で何をするか考えた
「せっかく王都に来たからな、これからどうしようか?」
「そうですわね、どうしましょうか?」
「私は、ギルドで何か依頼などするのもいいと思います」
「う~んと、討伐」
「僕は、難易度が高い依頼なんかいいと思うよ」
「・・・・・・仮の・・・・・・・拠点」
「そうですわね、ずっと宿に泊まっているのも勿体ないですわ」
「自由に転移できる場所を作っておくのもいいかもな」
あと、9日・・・今日をぬけると、あと、8日宿屋は前払いしているが、そこまでしかいれない
王都の宿屋は、人の往来が激しいため、延長が出来ないらしい
「それじゃあ、家を賃貸できないか、探してみよう」
「とりあえず、ギルドに向かってみようか」
「そうですわね、家を探すにしても、どこに当たったらいいかも分かりませんものね」
俺達は、宿屋のカウンターで、ギルドの場所を説明を受けてギルドへ向かった
ギルドに入ってカウンターに行くと
「本日はどのようなご用ですか?」
「この近くのダンジョンについて聞きたいのと、この町に家を借りたいので、不動産を紹介してほしいのですが」
「あなた、ダンジョンには、Dランク以上じゃないと入ることが出来ないんですよ、知らないんですか」
「いえ、知ってますよ、ランクSなんで」
「知っているのなら、ランク上げてこ・・・・え、えすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
「はい、ギルドカードは、これですね」
「し、『白き獣使い』、え?あなたが?なんで王都に」
「知り合いの商隊から依頼されてきたからですよ」
「あ、すいませんでした、この近くには、ダンジョンが2か所ございまして、1か所は野良ダンジョンになっています」
「野良ダンジョン?」
「はい、ギルドやその他の団体からも一切管理されていないダンジョンになります」
「野良ダンジョンには、ランクが関係なく入ることは出来ますが、管理されていないので中で遭難しても、救助されることは一切ありませんし、何がドロップされるかもわかっていません」
「一獲千金を目指すなら、どうぞご自由にってところですね」
「まあ、そういうことですね」
「次に不動産を紹介してくれるところありますか?」
「そうですね、いろいろありすぎまして、ギルドでも紹介しております」
「では、お願いします、えっと?」
「あ、ご挨拶が遅れました、アガレガっていいます」
「アガレガさんですね、よろしくお願いします」
「賃貸の住宅には、何か希望がありますか?」
「特に希望はないんですが、狭くてもいいですが、長く借りることが出来るところがいいですね」
「あと、ダンジョンに近いところがいいですね」
「どちらのダンジョンに近いところがいいでしょうか?」
「そうですね、野良のほうでお願いします」
「わかりました、ここから行くとちょうどお城の向こう側ですね、南西のところにあります、一応馬車の置き場もございます」
「ちなみに家賃はいくらになっていますか?」
「家賃は、月銀貨30枚になっております」
「意外と安いですね」
「いえいえ、ランクが高いのでそんな感覚でいらっしゃると思いますが、一般に働いている方の月収1か月分に相当しますよ」
「普通の店で、鉄の剣なんか買っても大銅貨1枚から10枚くらいでしょ」
「まあ、そうなのか」
おれは、この世界の物価は、元の世界とは全く違う次元で動いていることにやっと気が付いた
「ダンジョンでドロップするものによっても価格が左右されますので、物の価格になると全然違ってきますね」
「そうだな、マヨネーズも結構な金額だからな」
「まよねえずをご存じなのですか?あれ、おいしいですよね、トロっとしてて、コクがあって、なんにでもあって、知り合いからほんの少し分けてもらったことがあるんですが、っいや~おいしかったですね」
「それは、ありがとうございます」
「なんで、リュウ様が、お礼を言われます?」
「ああ、あれ、製造しているの俺なんですよ」
「そうなんですか!リュウ様」
「ええ、何なら今お近づきのしるしに1つ差し上げましょうか?」
「よろしいのですか?」
「ええ、差し上げますよ」
1つカウンターにおいてあげた
「本当にありがとうございます」
「お礼に、通常は住宅まで、地図を渡して自分で言っていただくのですが、ご案内させていただきます」
「ありがとうございます。ちなみに今依頼で高難易度の依頼は、何がありますか?」
「そうですね、野良ダンジョンの調査と、西の山に住んでいるオークの集落の討伐です」
「オークは巨体ですし、それと今回は、集落すべてが対象になっていますので、数がすさまじく多いと思われます」
「それでは、どちらとも受注させてもらっていいですか?」
「え?は?はい、わかりました」
「それでは、受注完了させていただきます、では、今から住宅のほうにご案内いたしますね」
「はい、お願いします」
俺達と、アガレアさんはギルドを出て、住宅を見学に行った
この後住宅は、すぐに決まらず宿ぎりぎりまで、住宅を見学して回り、結果として貴族の屋敷がある近くの家賃月金貨1枚の住宅になった、ただしこの住宅家具付きとなっていた、見学した中で唯一の住宅だった
よければ、ブクマ、評価お願いします
感想もお待ちしております




