王都への道程 3
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ビョートルを後にした俺達は、大きな川に差し掛かった
「リュウ様、問題が発生してしましました」
「橋が、流されてしまっていますね」
「そうなんです、どうしましょうか?」
「俺に考えがあります、ここで、ちょっと野営してもらっていいですか?」
「俺達が少し戻って木を切ってきますので」
「少しの木では、馬車が渡るくらいのいかだは作れませんよ」
「まあ、楽しみにしてください」
俺が、笑みを浮かべながら伝えた
「わかりました、リュウ様を信じましょう」
「俺達はすぐに、木を切るために近くに林に向かった」
すぐに、タブレットで木製の橋の設計図をダウンロードした
木製橋の設計図と検索するとすぐにヒットしたのだ
俺は、大木を2本切り倒すとすぐに複製を行った
今回の川の幅は、15メートルはあると思う
橋のイメージとしては、時代劇に出てくるような日本橋のイメージだ
渡月橋みたいな、きれいな橋を作ってみたいとは思うが、何分時間がかかりすぎる
大木は、樹齢100年は超えていると思われる
その木を、100回複製を行ったので、200本あるのだ、
長さを3メートルずつに、合わせていき、錬金術を使用し、木材を囲おう始めたのだが、うまくいかない
そこで、大工のスキルをイメージクリエイトで、作成した
レベル1だと、ボロボロの者しかできないので、まずは簡単な物を作成した、この瞬間すでに7まで上がっていた
すぐに、錬金術と大工のスキルを同時に使用して、橋のパーツを作り上げていった、すでに3時間が経過しているが、パーツはすでに出来上がっている
スキルに作った覚えのないスキルが出来上がっていた
錬金木工:Lv10
しかも、すでに最高に上がっている
おれは、すぐに橋をくみ上げた、ここまでに全部で5時間が経過している
「よし、みんな川まで戻るぞ」
急いで川まで戻った俺達に、ゴビットさんが
「お待ちしておりました、リュウ様で、首尾のほうはいかがでございましょうか?」
「大丈夫です、準備は出来ました。ただ、少し危ないので、少し下がっていてください」
俺は、目の前で大きな橋を川にかけた
((ずぅぅぅぅぅぅぅぅん))
「これは、見事な橋です」
「ただ、上に乗せただけですのでちょっと心配ですが」
「いえ、これほどに巨大なものですので、自重だけで十分に沈み込むでしょうからすぐに問題なくなりますよ」
「それはよかった、では、すぐに出発しましょうか」
「そうですね、リュウ様今であれば門が閉まる前には王都につくことが出来るでしょう」
「急ぎましょう」
「みんな、すぐに出発するよ、せっかくのリュウ様が急いで準備してくださった時間無駄には出来ませんよ」
まわりで、ほかの冒険者が心ここにあらずといった感じで、止まっていた
「ほら、冒険者の方々もすぐにお願いしますよ」
俺達を含めた商隊の一同は、なんとか王都へ到着した
「ようこそ、王都フェリシテへ」
門番に歓迎のあいさつを告げられた
さすがに王都だ、門番も国の兵士であるということがわかる装備だ
少し離れたところからでもわかる大きさの都だ
一瞬、あのお城は、福岡ドーム何個分くらいあるのだろうと考えてしまったのだが
「冒険者の方々は、そのままギルドへ行っていただいて結構ですよ」
ゴビットさんが伝えた
「それでは、ゴビットさん俺達も宿を抑えてきますので」
「わかりました、リュウ様それでしたら、夕食は、あそこのレストランにでもいかがでしょう」
「そうですね、では、レストラン前でまた会いましょう」
俺達は、ゴビットさんと別れ、宿を探した
宿はすぐに見つかったが、やはり王都宿屋の金額が、1つ上がった
1泊銀貨10枚とりあえず10泊分支払ってきた
まあ、それでも、金貨8枚全然余裕の支払いだ
馬車の預かりと、馬のえさ代として、さらに金貨1枚支払ったのだが
チェックインして、すぐにレストランに向かった
「リュウ様、さあ、入りましょう、すでに席は抑えてあります」
俺達は、ゴビットさんとレストランに入った
「今回は、本当にリュウ様がいらっしゃらなかったら、どうなっていたことか」
「おれは、橋を作っただけですよ」
「いえいえ、ご謙遜が過ぎます、リュウ様たちでしょう、盗賊が一切出てこない旅など聞いたことがございません」
「まあ、少しは先につぶさせていただきましたが」
「おかげで助かりました」
((ガシャァァァァァァン))
入り口のほうから大きな音がした
「なんで朕が待たなくてはならんのか」
「すいません、今は席が埋まっておりまして」
「朕が誰かわかっておるのか」
「それは重々存じ上げております、デニス様」
「また、あの王子かよ」
奥からこそこそ聞こえてきた
「ちっ取り巻きの冒険者が、また暴れてやがる」
「ゴビットさんちょっと失礼しますね」
俺はおもむろに立ち上がり、入り口のところに立っている冒険者の前に来た
「なんだ、お前は」
その瞬間、その冒険者は外に吹き飛んでいった
「これくらいで、帰ってくれないかな?」
おれは、王子をにらみながら言い放った
すでに、レベルが高い俺は、殺気を放てば一般の人は動くこともできないだろう
すでに、王子は蛇に睨まれた蛙の状態である
「う、あ、ち、朕、な、な、に、を、い、て、い」
「帰ってくれないかな」
俺の2度目の発言で、取り巻きの冒険者や騎士などは逃げ出していった
王子は、白目をむいて失禁していた
「すまない、店主ギルドへ行って、外に倒れている奴の捕縛の依頼と、王子の処理を依頼してもらっていいかな」
「あ、はい、ありがとうございました」
((うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ))
周りから大歓声が上がった
「すごい、あの駄目王子を言葉だけでのしてしまうなんて」
「気持ちよかった~」
「あの殿方、すてきですわ~」
いろいろな声が上がっている
「あのお方、すてき、ぐふ」
野太い声も聞こえてきたことは、気付かないふりをしておこう
俺達は、お礼といわれ周りの人々からいろいろなものをもらったため、何も注文すことなくその日の夕食を終わりり、宿へと戻った
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