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異世界神の座争奪代理戦争  作者: 優竜魁藍(ゆりゅかあ)
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ビョートルのダンジョン攻略 4

いつも読んでいただきありがとうございます

門をくぐり先にいたのは、でかい化け蟹だった


「こいつは、カルキノスだ」

「とりあえず、ミミ、同じように土の魔法で土手を作るんだ、なるべくでかいやつを」


((ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ))


「みんなは、すぐに土手に上がれ」


「マリサ、レイ、魔法を打ち込むぞ」

俺と、マリサと、レイはそれぞれ魔法を打ち込んだ

俺は、風の魔法

マリサは、氷の魔法

レイは、雷の魔法

直撃したと思ったのだが、そこには何事もなかったかのように、カルキノスがいた


「な?効いてない?」


「もう一度だ、次は、関節を狙うんだ」

もう一度打ち込み、かなりの爆風が吹き荒れた

しかし、そこにはやはり効いていないカルキノスがいた


「みんな、すまないが時間を稼いでくれ」


「キャサリン、銃にありったけの魔力を込めろ、反動は俺が支えてやるから、気にするな」


キャサリンが、魔力を込めている手に、俺も魔力を足した

キャサリンがカルキノスめがけて、撃ち込んだ

そこには、少しだけダメージを受けたカルキノスがいた


「キャサリン、よく頑張ってくれた」


「すまない、もう1つ考えがあるが、ぶっつけ本番で、時間がかかるから時間を稼いでくれ」




俺は、()()魔法を合成しようと考えていた

2つでもイメージのために詠唱していたのだ、それなりに考えないとまずい気がしている


「地の力をここに、風の力をここに、火の力をここに」

俺の目の前に、それぞれ3つの力がそれぞれ回っている

「その力、その理を外れ、新たなる力を示すもの」

3つの力が1つになろうと連なるように回っている

「その力まとまりし時、新たなる理を持ち、悪しきものの邪を祓わん」

すでに1つの光が、目の前にまとまり強い光を放っている


カルキノスは、その光があぶないことを悟ったらしく、俺を襲うために向かってきていた

それを、彼女たちが懸命に防いでくれていた


「今、その力を解き放つ」


闇をも打ち砕く流星(メテオ)


俺は、ほとんどの魔力が吸われるのを感じ、慌ててマジックポーションを飲んだ


俺の目の前から、真上に向けて光が消えたと同時に、天井に異空間が発生した

その異空間から、流星群がまっすぐにカルキノスに向かって落ちていった


((ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ))


数十分は降り注いだと思われる、すでにそこには、跡形など残ってもいなかったし、ドロップアイテムなどすでに確認できない状態であった


「「「「「やったーーーーーーーー」」」」」」


彼女たちの歓喜が響き渡った


((パチパチパチ))

また、あの拍手だ


「嵐、いるんだろう出て来いよ」


「あ、やっぱりわかっていたんだね」


「ああ、ドロップアイテムが教えてくれたよ」


「ドロップアイテムが?」


「お前知らないのか、ドロップアイテムは、ダンジョンを作ったり改造したりするとその人の影響がドロップアイテムに出るみたいだぞ」


「そうなの」


「お前落ち着いてるな、戦う覚悟はできてるって顔はしてないのにな」


「よくわかったね、僕はね戦う意思なんてないんだよ」


「じゃあ何でこんなことしているんだ!」


「なんでって、自分の身を守るためだけだよ」

「僕自身は、レベルがかなり低いんだ、今のままでは、自分の身も守れないくらいに」


「な?なんだって?」


「僕らはね、外に出ていって直接人や、モンスターを狩って戦わないと基本レベルは上がらないんだけど、自分のダンジョンに入ってきて人やほかのモンスターがダンジョン内で死んでも、経験値が入るって仕組みになっているんだよ」


「それじゃあ、お前は安全が確保されれば、戦わないってことでいいんだな」


「それは、約束するよ」


「それじゃあ、嵐お前俺の眷属化を受けろ」


「安全を確保してくれるんだろ、それだったら喜んで」


おれが、嵐に手を伸ばしたら嵐がその手をつかんできた、そのまま眷属化を行った

何事もなく眷属化が終了した


嵐の見た目も、驚くことに普通の人間と変わらなくなった


このダンジョンは、宝箱が一切なかった


「ご主人様、魔法陣が出ましたわ」


「よし、じゃあみんなで帰還しよう」

俺達は、魔法陣の中に飛び込んでいった


次回は登場人物の紹介をしたいと思います

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