ダンジョン周辺の調査 2
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二手に分かれた俺達は、モンスターを狩りながら森を調査した
ちなみに、キャサリンの武器は、ミスリルレイピアだ
元の世界で、フェンシングの地元チャンピョンの経験があるということで、レイピアにした
「キャサリン、足が止まっているぞ」
「前から敵が来るのは、何とかなっているのだけれども、横からくると反応ができなくて・・・」
「そうだな、レイピアで刺す攻撃が、主だから何か考えないといけないな」
「ご主人様、刺す攻撃が得意であれば長槍なんかはどうですか?」
「そうだな、横からの敵には、槍を振り回せば何とかなりそうだしな」
「ただ、まだレベルが低いから、重さが問題になりそうだな」
「がんばります」
「とりあえず、ミスリルで、長槍を作ってみるか」
鍛冶で長槍を作り出した
「この長槍はな、手前だけ引き抜くとレイピアが収納されているから使い分けてみるといい」
モンスターを狩りながら進んでいくと、ウィードが走ってきた
「向こうで何かあったみたいだ、急いでいくぞ」
俺達は、ウィードの後ろを走りだしたが、キャサリンが遅れだした
「ウィード、キャサリンを乗せて走れるか?」
「ガウ」
頷いて、反転した
「キャッ」
キャサリンの後ろに回り、股の間に入り込みキャサリンをのせて、一気に加速しだした
俺と、レイはそのスピードについていった
走っていったその先には、モンスターと戦っているマリサたちがいた
モンスターはゴブリンキングなどのモンスターの上位種が集まっており、争っているみたいだが、すべての上位種が、ひどい傷を負っているみたいだ
ただし、上位種は、下位種を生み出すことが可能な種なので、それぞれがどんどん生み出している状況だった
「こいつらが、原因だったのか、よく魔力が尽きないな」
ほかのところに行っていたモンスターが、それぞれ何かアイテムらしきものを持ってきている
それを口に入れながら、また次とモンスターを生み出していた
「マリサ魔力は足りているのか?」
「もう、マジックポーションがなくなりましたわ」
「それじゃあ、今すぐこっちに向かってこい、俺が、援護する、みんなもこっちに避難するんだ」
「左手に雷を」
左手の周りにバチバチっと閃光を上げている
「右手に水を」
右手の周りに水が渦巻きだした
「この力をひとつに、我の敵を殲滅せんことを」
両手を合わせた
水の玉にしか見えないが
「ショックウォーター」
水の玉(大きさは直径10メートルくらいあり)が、モンスターたちの頭上に飛んで行った
頭上にたどり着くと((パーーーーン))と水の玉が弾けた
弾けた水が、モンスターたちに降り注いだ、水をかぶったモンスターは、バチバチっと音を立てて、白い煙を上げて、倒れていった
それでも、何体かの上位種は倒れずに残っている
「さすがは上位種といったところか」
ただ、すでに魔力が尽きてきたみたいで、気を失って倒れた
上位種で残ったのが、ゴブリンキングと、ゴールデンキングベアーだった
気を失っているので、眷属化を行った
魔力枯渇のため、精神力もなかったらしく問題なく眷属化を成功した
眷属となったモンスターは、召喚魔法により召喚しない限り精神世界にいるみたいだ
基本ウィードは、召喚したままなので、みんなは、この状況を驚いていたが、ウィードを最初に眷属化し使役した瞬間、消えてしまって俺も驚いたのだった
「すまん、またいいとこどりしてしまったみたいだ」
「ご主人様、そんなことどうでもいいことですわよ」
「んだ、誰が、ではなくどうみんなで行ったかが重要で」
「ありがとう、それじゃあ、モンスターを集めて拠点へ帰ろう」
俺達は、ダンジョン入り口周辺に作成した拠点へと戻った
今回の話が落ち着いたら、キャラクターをまとめたいと思います