都市への到着
ちょっと今回のは短いです
キャサリンを仲間に加えた俺達は、それから8日でビョートルにやっとたどり着いた
「予定より時間がかかってしまったな、それじゃあキャサリンの冒険者登録と到着の連絡を合わせて、ギルドに行って行おう」
「おっと、その前にと」
俺は、キャサリンの奴隷の首輪を外した
「なんで?」
「俺は、奴隷だからとか嫌なんだよ」
「ここにいるみんなも、元奴隷なんだ」
「そうですわ」
「奴隷でなくとも、ご主人様は優しいだ」
その一言で5人全員が顔を赤くした
「とりあえず、町の中に入ろうか?」
俺達は、門の列に並んだ
門番が聞いてきた
「お前たちの今回ここへ来た理由は?」
「俺達は、ギルドからの緊急の依頼を指名で受けたので、参りました」
明らかに疑っている
「これがギルドカードです」
門番は慌てた、ギルドカードにランクAの表示があったからだ
「申し訳ありませんでした、こちらで先導させていただきます」
すでに話が通っていたようだ、入行税も取られることもなく中に入った
ギルドにつくと、カウンターにいた老婆が
「おぬしが、『白い獣使い』かい?」
「そうですよ、リュウっていいます」
「だいぶ若いね、すぐに調査に出発するかい?」
「いえ、明日の朝に出発します、あ、それと、この子の冒険者登録もお願いします」
「あいわかった、それじゃああなたはこっちへおいで」
キャサリンの登録が終わるまで、ギルド内で待っていた
登録が終わると、カウンターへ行き
「すいません、とりあえず馬車は返しておきます、ただ、新しく馬車を購入しておきたいのですが?」
「帰りも使っていいんじゃよ」
「もしかしたら、まっすぐ帰らない場合も考えられるので、今のうちに購入しておきたいのです」
「あいわかった、では、紹介状と地図を準備しておくから、あと1時間くらいしたら来なさい」
「わかりました、明日からの準備と、食事もしておこうか」
俺達は、ギルドを出てから買い物に向かった
「ご主人様、新しく馬車を買ったんです?わたくしには、わかりませんわ」
「まあ、馬にはあてがあるから、馬車の荷台部分だけが欲しかったんだ」
「そうなのですか、でもそれでは馬車が決まらないと、購入できませんわね」
「まあ、その辺は、どこに何があるかとりあえず確認していけばいいと思ってね」
「みんなで、一緒に散策と行こう」
みんなは嬉しそうに、笑っていた




