新たなる出会い 2
俺は家に戻り、みんなに今回の緊急の依頼について話、準備を開始した
まずは、作業場に行き、エーテルリキッドを何本も準備した
次に薬草と、ミミトの葉、それと超精製水を魔力を込めながら、錬金術を使用し混ぜてから、その成分を分に詰めていく
これは、マジックポーションだ
ミミトの葉が入らなければ、ただのポーションになるのだが
ただ、俺が作成しているため、品質が最高品質しかできない
よこで、ミミがポーションを作成している
ミミの錬金術は3に上がっているので、品質は上に上がっている
家のほうでは、4人で料理を行っており、出来上がったら、アイテムストレージに入れていくことになっている
ただ、複製できることはみんな知っているので、食べたい料理を1人前ずつ準備しているのである
「スミレ、出てきてくれ」
「はい、何か用?」
「すまない、まだ、家から出して上げれる研究が進んでない」
「あ、そのことね、いいのよ、ゆっくり待つわ、すでに半精霊だし、あなたの寿命のほうが私より断然長そうなんだから」
「ちなみに、どういう方向で考えているの?」
「そうだな、できれば代わりの体を作ってあげたいから、ホムンクルスってところかな」
「ホムンクルスって何?」
「ホムンクルスは、命を宿した人形・・・いや、人口生命体かな」
「ふ~ん、難しいことはよくわからないけど、やりやすいようにやっといて」
「あと、また家の管理を頼んだよ」
「その点なら、任せてよ、あなたから、魔石と魔力をかなりもらったから、勝手に増築しとけって言われても大丈夫よ」
「あはは・・・・、まあ、その辺は好きにしていいよ」
「いえ、あなたが希望する形がいいから、勝手には改造しないわよ」
「わかった、俺達もうすぐ出発の時間だから、任せたぞ」
「は~い、いってらっしゃい」
俺は、1階に向かい台所で、料理をアイテムストレージにしまい込み、ギルドへ向かった
ギルドでは、すでに馬車が到着していた
「おう、ちょうどよかったぜ、ちなみに御者は必要か?」
「いえ、必要ないですね、ミミとシルフが御者は出来るそうなので」
「そうか、わかったぜ、もし、ビョートルからそのまま旅する場合は、ビョートルのギルドに馬車を預けてくれればいいからな」
「わかりました、では荷物を積み込んだらすぐに出発します」
俺たちは、カモフラージュ用の荷物を馬車に積み込み出発しようとした
「はあ、はあ、はあ、ちょっと待ってください・・・」
奥からナーリヤさんが慌てて出てきた
「こ、これ、持っててください」
「これは?」
「お、お守りです、あ、決して開けてはいけませんよ、効果がなくなってしまいますから」
真っ赤な顔して、渡してきた
周りにいた、彼女達女性陣は、何が入ったお守りなのかすぐに悟った
ただ、このお守り、女性にのみ伝わっており、男性は、何が入っているかは一切知らないのだ
帰ってきたときに、女性にお守りを返すことにもなっているからだ
「帰ってきたら、持ってきてください、待ってますね」
ちょっと涙ぐんでいた
「そんな、悲しい顔しないでくださいよ、必ず帰ってきますから」
「約束ですよ」
「はい、では、いってきます」
「いってらっしゃい」
ナーリヤさん、ターリヤさん二人そろって、大きく手を振って見送ってくれた
俺たちは、その姿に同じく手を振ってこたえた
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