魔道具作成
おはようございます
俺は、作成した大きな釜にエーテルリキッドを使って
魔法陣とそれから伸びる回路図を作成し、魔石を回路図の端に設置した
とりあえず、銅の釜だけだが
「よし、この中に水だけを入れて」
「起動」
((・・・・・・・ポ、ポコ、ポコポコポコ、ボコボコボコ))
「よし、お湯が沸いてきた」
((グツグツグツ))
「もう、熱湯になった」
「この回路図だけじゃ、温度調節が難しいのかな?」
「基本的な、魔道具の作り方らしいからな」
この魔道具、作り方自体は基本的なのだが、使っているものの品質、本人の錬金術の能力、それと運が合わさって、普通では考えられない速度でお湯が沸く釜になっているのだが、本人がそのことを知ることはなかった
「みんなが、料理してくれるのに楽になるための魔道具から作りたいのに、やっぱり難しいな」
「ねえミミ、この大釜料理に使えるかな?」
「大釜ですか、ご主人様」
「だども、お湯を沸かすだけの大釜ですか?」
「お湯を沸かすだけで作ったんじゃないけど、お湯があっという間に沸いちゃうから、何か煮るぐらいならいいかもしれないけど」
「何かしらつけえるかもしれないと思うだ」
「まあ、次の釜には温度調節の機能も付けよう思うから」
「はいだ」
俺は、ジェラルミンの大釜に魔法陣、回路図、温度調節用のつまみ、また回路図、そして魔石の順番に作成と設置を行った
今度も水を入れて、実験を行った
結果としては、予定通りの釜が出来上がった
俺は、沸いたお湯をこぼしてジェラルミンの大釜をミミに渡した
「ん?ご主人様この大釜、重さがないだ」
「ああ、これは、俺が合成した金属だからな」
「?・・・・どうゆう発想したら、そんな新しい金属を作れるだ?」
「いや、・・・・俺の発想じゃないしな」
「これは、元の世界の技術なんだ」
「ご主人様がいた世界って、そんなにしゅごいところだったんだ・・・・」
「そうか、そうだよな、魔法とかスキルはなかったけど、科学技術はすごかったからな」
「向こうの情報を検索することができるタブレットみたいなものは、作れないかな?」
「まあ、ちょっと想像してみようかな」
俺は、タブレットのイメージを始めた
(イメージクリエイト)
俺の手の上には、タブレットが乗っている
「よし、とりあえず、できた、イメージで、バッテリーは俺の魔力にしてあるから切れることはないな」
「とりあえずタッチしてみて、よし、動くな」
「それじゃあ、検索してみるか」
俺は、調味料のレシピを検索した
横からミミが覗き込み
「ジュル・・・おいしそう・・・・ジュル・・・・・」
「これは、マヨネーズを作っている動画だからな」
「まよねえず?」
「マヨ、ネー、ネーズだ」
「まよ、ネーず?」
「まあ、近くなってきた、慣れてきたら問題はないだろ」
「で、それは何だべ?」
「ああ、これは、野菜につけたり、揚げ物につけたり何でも使える万能調味料だ」
「食べたいだ」
「そうだな、俺も食べたいから・・・・」
「これ、手で混ぜるのは、きついよな、動画みたいにハンドミキサーかハンドブレンダーがあれば・・・・」
「作ればいいだ」
「そうか、それだ、なんで思いつかなかったんだろう」
「ミミありがとう」
ミミは、顔を真っ赤にしながら下を向いていた
俺が、ものすごい笑顔だったからだそうだ
俺は、すぐにどちらとも作成するために取り掛かった
いつも読んでいただきありがとうございます
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