魔道具作成のための情報収集2
いつも読んでいただきありがとうございます
ナーリヤさんに連れられて、図書館までやってきた
「あ~あ、ついちゃいました、もっとデートしたかったですけど、これで、帰りますね」
「え?一緒に入ればいいじゃないですか?」
「図書館は、入るだけでも金貨1枚の保証料が必要になるんですよ、出てくるときには返してもらえますけどね」
「それぐらいだったら、立て替えますよ、入りませんか?」
「さすがに、ギルドをそうそう開けていられません、今回のことでも後からターリヤに、何言われるか・・・・・ブツブツ」
「まあ、そういうことなら仕方ないですね、ノートさんによろしく言っといてください」
「リュウさん、またね」
ナーリヤさんは、保保にそっとキスをしてきた
すでに、ナーリヤさんは、ダッシュで走って遠ざかっていた
「もう、何がしたいんだか?」
とりあえず、図書館に入ることにした
「図書館に入りたいのですが、受付よろしいですか?」
「はい、保証料として金貨1枚になります、保証料ですので、何もなければお帰りの際には、お返しいたします」
受付の男性に、金貨を渡して入館した
奥に、司書らしき女性がいた
「すいません、本がどこにあるか教えてもらっていいですか」
「はい、どういった本をお探しでしょうか?」
「はい、魔道具を作る際に、必要な施設なんか書いてある本と魔道具のレシピ本、必要なスキルなんかに書いてある本、後はほかのスキルがまとめてある本ですね」
「そうですね、まず前半の3種類でしたら、2階の3つ奥の、右から4番目の棚ですね、最後の本でしたら、地下1階の一番奥にあったと思います」
司書さんは、的確に教えてくれた
「ありがとうございます、では早速行ってみます、あ、ちなみに、本を買い取ることなんかは可能でしょうか?」
「いえ、ここでは、販売しておりませんし、本は基本手書きですので、複数あるとは限りません」
「そうですか、写して帰ることは、可能ですか?」
「それは、ご自分で用紙などをお持ちになれば大丈夫です」
「そうですか、本当にありがとうございました」
俺は、まず2階へと上がっていった
確かに、本はあった
あったのだが、1つの棚の本の数がすごい
高さは、4メートルくらいあり、幅が6メートルくらいあるのだ
そう、本の数だけで2万冊近い数があるのだ
「うっそ~ん」
複製しようとは思っていたが、さすがに数が多い!
しばらくは、図書館通いが続きそうだ
とりあえず、目についた本を複製していく
『君にも始められる魔道具作成』『これで準備万端魔道具作成』『魔道具の仕組みについて』『魔道具と錬金術』『鍛冶と錬金術と魔道具』・・・
20冊くらいは、複製して地下1階に向かった
やはりここにも、莫大な本の数だ
スキルに限定されているので、関連の棚まで入れてしまうとこの地下1階すべての本になってしまうのだ、
ちなみに、地下1階だけで、約80万冊あるそうだ
こちらでも気になる本だけを複製した
『スキル』『英雄たちのスキル』『スキルと魔法』
その中で、1番気になった本は
『幻のスキル』
ちなみに、『このスキルを覚えれば、君もモテモテ』って本があったのを複製していることは、秘密にしておきたい
この日から、1か月図書館に通い詰めになっていたことを付け加えておこう
ただし、翌日から彼女達が、最低1人はついてくるようになった
これは、この日図書館から帰ったら、すでに、ナーリヤさんから、頬にキスされたことが伝わっており、3時間ほど正座の説教を受けたからだ
この時俺は、許してもらう条件としてしばらく毎日、全員を分身して相手することを約束させられた(もちろん夜です)
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