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異世界神の座争奪代理戦争  作者: 優竜魁藍(ゆりゅかあ)
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ダンジョン攻略9

いつも読んでいただきありがとうございます。

今日も俺たちは、地下6階の攻略をしていた


「ガゼル種は、スピードが速いな」


「そうですわね、ご主人様」


「ウィードが、もう少しやる気を出してくれたら楽なんだが」

俺が、頭の上のウィードを撫でながら言った

ウィードは、撫でられていることが嬉しいらしく、尻尾だけ振っている


俺は、ウィードを抱え上げた


「それじゃあ、ウィードにも指示を出しとこうかな」

そこ言葉を聞くと、ウィードは俺の顔に集中した


「ウィード、ルーリルの横にいてルーリルの援護を常に行え、ガゼル種のスピードが速い、まだルーリルのスピードでは、少しきついところがある」

「わかったな、ウィード」


「ガウ」

尻尾を振りながら返事をし、下ろすとすぐにルーリルの横についた


先に進んでいくと、少し広い部屋に出た、部屋の中には、木が生えていて見るからに森のように見える

「厄介ですわね、ご主人様」


「ああ」


ただでさえ、スピードが速いガゼルなのに、こんなに障害物が多い部屋

索敵しながら戦闘するのは、集中力が散漫になり少々きつい

一応、ウィードが先頭にいるので、前からくる敵は俺が確認しなくてもいいのだが


この世界の魔法やスキルは、万能のように見えて、万能じゃない


索敵すると、頭の中に周辺のことが思い浮かべた状態になるので、イメージで発動する魔法が使えないというデメリットがある

俺の、イメージクリエイトでもそうだ、想像通りにしか創造されないので、物でも想像できるのだが

一度、豚の生姜焼きを作ろうと、豚肉をイメージして、それを焼き、まずそのまま味見をしたのだが、イメージ通りの味になっていた、次に生姜焼きの味付けをして食べてみると、肉の味が変わってないのだ、イメージ通りの豚肉の味・・・

そう、この能力物質に関しては、一度イメージしたものは、そのあとの変化がないということ

だから、特に食べ物に関しては、イメージクリエイトしても人前に出せないのだ

中を知らない機械をイメージすれば、使えるかもしれないが、中は何もない状態になると思う


この世界は、イメージさえできれば、魔法の威力、種類は限界がないと思っていいようだ


ガゼル種がまた出てきた、茶色の姿をした、属性がないガゼルだ

ただし、ちょっとこの時気になった


ガゼル Lv40


「ん?レベルが高い?上がってきてるのか?」


「みんな、気を付けろ今までのやつとは何か違う」


この障害物が多いところで、レベルの高いモンスター

しかも今までこの世界にはレベルの概念がなかった

モンスターのドロップに、文明が隠れている

元々、同じものがドロップしていたのならば、調味料がまだ流通していてもおかしくないはずなのに

と、頭の中でいろいろ考えていたら


「ご主人様、あぶないですだ」

ミミが、声をかけてきた


「なに?」

俺が、顔を上げると目の前にガゼルが突っ込んできていた

俺は、とっさに手を前に突き出しガゼルの頭をつかんだ


「はああああああ」

ミミの絶叫が響き渡った


「はあ、びっくりした」


「ご主人しゃま」


あ、噛んだと俺が思っていると


「ご主人様」

と、ミミが言い直してきた


「手の中で暴れているそれ、どうするだ?」


「そうだな、このまま首を切り落とそう」

「たぶん眷属化はできない」


「わかりましただ」


「レイ、首を切り落としてくれ」


ガゼルは、抵抗することも出来ず、そのまま首を落とされた


「ご主人様、失礼ですけれどもレベルはおいくつなんですの?」


「そういえば、このところステータス見てないな」


「ステータスオープン」

名前:リュウ

年齢:24

種族:人


レベル:172→387

体力:1840→7243

魔力:113459→378564

攻撃力:1124→6253

防御力:1042→5999

素早さ:1067→6862

器用さ:1459→7024

精神力:76612→80673

運:99999999


スキル:属性魔法(火:Lv10 水:Lv10 風:Lv10 木;Lv10 土:Lv10 雷:Lv10 闇:Lv5→10(MAX) 光:Lv10)


    召喚魔法:Lv4→10(MAX)


    錬金術:Lv7 鍛冶:Lv:4

    複製:Lv:10

    索敵:Lv10

    

    鑑定 隠蔽 使役 マッピング

    アイテムストレージ

    魔力自動回復 (パッシブ)

    経験値20倍 (パッシブ)

    経験値20分の1 (パッシブ)

    言語理解 (パッシブ)


「俺のレベルは、387だ」


「おだ、想像を超えていただよ」


「わたくしもですわ」

ほかのみんなも頷いていた


「みんなも、レベルがいくつになったか教えてくれ、スキルなんかは、いい」


「わたくしは、48ですわ」


「私は、52です」


「・・・・・55」


「う~んと、49」


「おでは、50ですだ」


「みんなばらばらだな、均等に経験値が入るわけではないんだな」

「みんな下手したら、ギルドマスターより強くなっているかもしれないな」


「そんなことはないと思いますわよ」


「そうなのか?」


「そうですわ、だってあの方は、世界で5人しかいないSSSの1人ですから」


「そうだったのか・・・、だから最初ノートさんの紹介といったら驚かれたのか」


「ギルドマスターと以前からお知り合いだったのですか?」

レイが、慌てて聞いてきた


「いや、この町に初めて来たときに、知り合ったんだ、門番していたよ」


「なんか、ご主人様の運がすごすぎますわ」


「そうだろうね、俺の運のステータスきく?」


「はいだ、教えてほしいだ」


「俺の運は、99999999だよ」


「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」


「もう、なにもいいませんわ」

みんな、深々と頷いていた


自分でもチートってわかっているから、何も言えない状況であった


ちなみにガゼルのドロップは、山椒だった。

ガゼル種を攻略しながら、森を抜けたのであった

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