ダンジョン攻略5
おはようございます
翌朝、朝食まで済ませた俺たちは、地下3階へと降りてきていた
「この階は、なんかジメジメするな」
「そうですわね、ご主人様」
「う~んと、気持ち悪い」
「・・・・・ん」
((ポタッ、ポタッ))
「ん?」
「ご主人様、この音水じゃないですだ」
「よけろ!」
俺の声に、レイとシルフとルーリルは前に、俺とマリサとミミは後ろに飛んだ
((どぉぉぉん))
俺たちがいたところには、ほぼ通路いっぱいの大きさのスライムがいた
「ビッグスライムだ!」
俺は、鑑定で名前を確認した
「向こう側には、聞こえてないかもしれないな?」
「マリサ!魔法の水はレベルアップしているな?」
「はい、大丈夫ですわ」
「氷をイメージしろ、そしてこのスライムをカッチカチにしてやれ」
「はいですわ」
マリサは、手お前にかざし目を閉じ、魔力を集中させていく
「アイスランス!」
宙に氷でできた槍が出現する、そのままスライムに向けて飛ばした
アイスランスが刺さったビックスライムは、刺さったところから次第に凍っていった
「おう、やったな!」
「ありがとうございます、でもこれまだかなり疲れますわ、イメージを練習しないと、戦闘であまり役には立ちそうにありませんわ」
話していると、ビックスライムは完全に凍ってしまったみたいだ
「ご主人様、これどおするだ?」
「これは、ミミ風の鎚を使って、それに魔力を込めてみて」
「はいだ」
「おお、これは!これどおしたらいいだ?」
「それを、飛ばすイメージしてスライムめがけて振ってごらん」
ミミは、風の鎚を大きく振り上げてから振り下ろした
((ごぉぉぉぉ))
衝撃波が、ビックスライムに飛んで行った
((バキィィィィィン))
ビックスライムは、粉々に砕け散った
「やりましたわ」
前から3人がやってきて
「今のは、ご主人様が?」
レイが、聞いてきた
「いや、今のはマリサとミミだよ」
「・・・・・・?」
「ルーリル、どうやったのか聞きたいみたいだね?」
ルーリルは、頷いた
「マリサの水の属性の氷で、ビックスライムを凍らせて、ミミの風の鎚の能力で粉々に砕いたんだよ」
俺が説明していると
シルフは
「う~んと、私たちも、え~っと、もっと強くなる」
両手を握りしめて意気込んでいた
「シルフ、もっとリラックスして、力を抜いてみんなで協力していけば、レベルは上がるから、そしたら自然に強くなれるからね」
俺が、シルフの頭をポンポンと軽く手を置いた
シルフはうれしかったらしく、にこにこしながらも顔を赤くさせた
「「「「ずるい」」」」
周りから、声が上がったが、そのままスルーしたのだが
この階では、そのあとモンスターが出るまでは、必ず最低でも2人は俺に引っ付いて歩いていた
ただ、ルーリルは鎧まで外そうそしていたので、さすがにそれは止めた
この階は、スライムの階だった
ビックスライム、ブルースライム、レッドスライム、グリーンスライム
これらのモンスターは、すべてのドロップが魔石とスライムの体液だった
体液は、かなりの高確率でドロップされた
ビックスライム以外は、あまり危険性はなく簡単に倒すことができた
そのまま俺たちは、地下4階に進んだ
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