ダンジョン攻略4
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地下2階も、地下1階と全く変わりがなかった
ゴブリンが数種類出てくるのみである
ホブゴブリンは、ゴブリンの大型種で、その手には、こん棒を持っており、攻撃力が高くなっている
ホブゴブリンは、石炭をドロップした
ゴブリンナイトは、名前の通り皮の鎧と銅剣を装備しており、ドロップアイテムは剣か鎧を落とした
ゴブリンマジシャンは、土の魔法を使用してくるが、石の塊を飛ばしてくるくらいしかできない
ただし、ドロップアイテムは、なぜか砂糖か火薬を落としてくる
この世界は、火薬の利用法が確立されていないため
通常ドロップされても、ごみ扱いされている
砂糖と火薬は、利用できると思い、ゴブリンマジシャンを中心に狩りを行っている
ただし、ゴブリンマジシャンとゴブリンナイトは必ず一緒に行動しており、ゴブリンマジシャンを狩るためには、ゴブリンナイトを先に倒す必要があった
俺たちは、3階へ降りる階段の手前で、ゴブリンマジシャン10体、ゴブリンナイト15体、ゴブリン20体のモンスターハウスに行き当たった
ただし、モンスターハウスになっている小部屋は、ゴブリンたちが2匹ずつしか通れないくらいの通路しかないため、ミミの弓とマリサの魔法で攻撃を続けていた
「ご主人様、矢の残りが少ないだ、戦闘が終わったら回収するのと、木の板から削り出す必要があるだ」
「わたくしもレベルが上がったからといって、もう魔力が切れそうですし、体がすごくだるいですわ」
「わかった、2人は後ろに下がってくれ、俺が、攻撃する」
俺は、まとめて攻撃するために、魔法を組み合わせることを思いついた
「今から、合成魔法を使おうと思うから、みんなは少し下がってくれ」
さすがに、それぞれのイメージはしやすいが、組み合わせるとイメージしにくいため、合成することを中心としたイメージを詠唱に変えた
「右手に風を」
右手の周りに風が渦巻きだした
「左手に雷を」
左手の表面を雷がバチバチと閃光を上げている
「この力を今ひとつに、われの敵を殲滅せんことを」
両手をあわせた
魔法が一つになり、風の渦の中で雷が狂っているように見える
「サンダーサイクロン」
竜巻が発生し、周りを中に吸い込むように渦巻、その中で雷が入ってきたものを焼き切っている
目の前のモンスターハウスは、風のせいで確認することは出来ずにいた
しばらくし、風が収まるとすでにそこには、ドロップアイテムと魔石だけになっていた
「・・・・・すごい」
「なんだーー、ありゃ~」
「すごすぎますわ」
「えーと、もはや、う~んと、人外?」
「・・・・・・・え?」
5人ともあっけにとられていた
「これは、威力は高いが使いどころが難しいな」
「とうぜんですわ」
かなり大きな声で、マリサが言った
「それにしてもウィードは、俺の頭の上で寝たままだな」
それを聞いたウィードは、チラッと片目を開けてまた眠ってしまった
モンスターのいなくなったモンスターハウスの中に入り、魔石とドロップアイテムを回収した
威力が高すぎ、矢が一緒にすべて消滅していたため、錬金術をミミと使用し、ゴブリンナイトが落とした、銅剣から鏃を作成し、ゴブリンが落とした木の板を棒状に変えて、矢の作成を行った
二人で作業していると
「ご主人様、宝箱がありましてよ」
「ん?じゃあ開けてみようか」
まずは、宝箱に鑑定を行った
宝箱:ダンジョン内にあるもの
トラップ:なし
「宝箱にトラップはないみたいだから、開けてみよう」
開けるとそこに入っていたものは、
風の鎚:魔力を通すと土の周りに風をまとわせることができる
その風を、衝撃波のように飛ばすことも可能
品質:良
「お、なかなかいい武器だな、ミミこれも装備しておきなさい」
「おらで、いいだか?」
「たぶん、俺かミミしか装備できないから」
「俺は、このミスリルソードがあるからな」
俺は、最初に作ったミスリルソードに愛着があり、今のところ変える予定はなかった
「はいだ、それでは装備しとくだ」
「今からこの部屋を浄化するから、今日はここでキャンプをしよう」
俺たちは、木の板を巻き代わりに燃やし、焚火を行い、アイテムストレージに収納した食事を取り出して、食事をし、ウィードに見張りをさせ、眠りについた
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