ダンジョン攻略1
翌日、ギルドに行き、マップを記入するための用紙とインクとペンをもらった
用紙は、30枚準備してあった
「こんなに用紙を準備しるなんて、大変だったんじゃないんですか?」
この世界の用紙は、和紙よりも厚みがあり、皮みたいな質感がある
「依頼書に使ってあるような、うっすい用紙じゃねえぞ、記録するため用の用紙だ、ギルドで使用するために、商店で保管してある分から出してもらったんだからな」
と、ノートさんは頭を掻きながら苦笑いしていた
「今から一度家に戻り、荷物を持ってから出発します」
そう告げ、家へと向かった
今、家では、大量の料理が作られている最中である
この世界は、調味料が少ない
この世界に来てみた調味料は、塩、砂糖、高いけど胡椒、唐辛子くらいである
果樹園の果物なども使い、料理を作らせている
アイテムストレージであれば、時間の経過しないので、あったかい料理は、あったかいまま
パンなんかは焼きたてのまま、保存することが可能である
「あ、ご主人さま、準備はでい丈夫ですだ」
ミミが答え
「それでは、ご主人様お渡ししてまいりますわ」
マリサが、渡してきた
「・・・・・・」
ルーリルがキッチンからダイニングへと料理を次々に運んできている
今回の料理の量は、
1日3食×6人と1匹×30日分
なので、630食
それに、予備も含めると、700食にもなる
昨日から全員で食事を作っては、アイテムストレージに収納というのを繰り返している
ただ、ちゃんと寝てるよ・・・寝てないとダンジョンなんて無理だからね
極力大きな鍋に大量に作り、それを木で作った器に入れて収納しているのだ
だから鍋によっては、1度作ると30食できたりする
一応、屋台でも肉の串や、調理しなくても食べられる野菜、保存食なども買っておいた
すでに全部合わせると1000食はあると思われる
「よし、では今からダンジョンに向かおうか」
「「「「「はい(ガウ)」」」」」
家の近くの西門から町を出て、30分くらい歩くところにダンジョンの入り口が見えてきた
ダンジョン入り口では検問があり、ギルドカードを見せると、Cランクで驚かれはしたものの、何も問題なく、ダンジョンに入っていった