彼女たちの成長
彼女たちを連れて、また森へとやってきた
「今から、まずは薬草を探そう」
「俺は、以前来たことがあるからどこにあるかは、わかっている」
「今日の、仕事は自分たちの力を確認しながら、行動することを中心に行いたいと思っている」
「決して、無理はしないでくれ、みんなで助け合い、無理だと思ったらすぐに引くこと」
「わかったね」
「「「「「はい」」」」」
彼女たちは、ギルドを出た後に、武器屋に向かい装備をそろえた
シルフは、短剣を
ミミは、弓を
レイは、双剣を
マリサは、杖を
ルーリルは大盾とスピアを
ルーリルは、ウルフ族だけども足が遅いため全身鎧になっている
いわゆる、タンクだ
逆に、シルフは小人族で、ある程度素早さはあるが、あまり重い剣を持てなかったため、今は短剣を使っている
ミミは、エルフとドワーフの血を継いでいるため、弓でも鎚でも使えるのだが、武器屋に鎚が置いてなかったため、弓を装備した
レイは、踊りが得意で、足も速いため、相手をかく乱しながら攻撃ができる、双剣を希望した
マリサは、昔剣術などは習ったことはあるそうだが、あくまで儀式剣術のみのため、戦闘には向いてない、魔法が、一番攻撃的なので、スタッフになっている杖を装備している
「みんな、薬草を主で探すように、当然、モンスターや魔物がでてくるので、注意しながら進むように」
「ミミトの葉が見つかったときは、ミミが弓で射落とすんだ」
「はい」
ミミが、元気よく返事した
その横で、レイが黒く長い髪を、ポニーテールにしている
ルーリルは、全身鎧だけど、白い髪が、兜の下から出ている
兜は、獣人用になっており、ミミが入るところがちゃんと設計されている
鎧の外から見ても、獣人ということが一目でわかるようになっていた
ただし、尻尾は鎧の中に収納されている
それに、ウィードも、手に鉄の爪を装備しており攻撃力が上がっている
まだ、彼女たちは眷属化をしていないので、ステータスなんかは見ることができないし、レベルもない
信じたいという気持ちは大きいが、やはり心配もあり、まだ説明などを行っていない
ただ唯一、ウィードは、眷属化しているのでレベルはあるが、前回の戦闘で上がったレベルは1のみ
現在24になっている
攻撃力などの数値は、本人しか見ることができないため、ウィードがしゃべれるようにならない限り、わからない状況である
前衛に、ルーリル、レイ、中衛にマリサ、ミミ、後衛にシルフの夫人となっている
ウィードは、自由に走り回っている
俺が何も指示していないので、遊んでいるのだ
「ウィード、ちゃんと前を見て走らないと・・・・あ、木にぶつかった」
「気を付けないとい・・・・」
ぶつかった木から、急にドスモンキーが3匹落ちてきて、こちらを威嚇しだした
「ウィードが、ぶつかったから怒らせてしまったんだな」
「ドスモンキーが、初陣になってしまったが、落ち着いて攻略すれば問題ないはずだ」
「ウィードお前は、とりあえず1匹始末してくれ」
「ルーリルは、防御中心に、スキがあれば攻撃するんだ」
「ミミは、光の属性が使えるから、回復魔法も使えるな、周りを見ながら回復魔法を使うように、あと弓でもけん制するように」
「レイは、1匹を相手するように」
「マリサは、レイの援護を魔法で行うように」
「シルフは、周りの警戒をしつつ、ルーリルの援護を」
「みんな、気を付けること!」
「「「「「はい(ガウ)」」」」」
ウィードは、あっという間に、1匹を始末した
レイが、双剣で攻撃すると、レイに集中したドスモンキーをマリサが魔法で攻撃し、動きが鈍くなったところで、さらにレイがとどめを刺した
ルーリルが、ドスモンキーの攻撃を耐えているところに、ミミが弓で、ドスモンキーの足を射貫き、スキができたところで、シルフが胴体を上下に切り分け、ルーリルが、スピアで顔を突き刺した
「よし、みんないい連携だった」
俺は、みんなに洗浄の魔法を使用し、返り血などをきれいにした
俺は、ドスモンキーの死骸をアイテムストレージに収納した
それから、半日森の中を散策した
途中、鉱石類や薬草以外の錬金術の材料、木の実なども回収した
ほかのスライムなどのモンスター、ボアや、ディアなどの魔物に遭遇し、順調に戦闘を行った
仕事内容の、ゴブリンは6体、ブルーラビット2体、薬草50束、ミミトの葉は6枚の収穫だった
俺は、今回手は一切出していない
彼女たちの行動力などを確認するためだ、だが、思った以上の成果を上げたと思う
俺たちは、町へ戻った