彼女達の冒険者登録
俺達は、朝御飯を食べ終わり
「ごちそうさま」
「で、今日はみんなの冒険者登録をしに行こうと思う」
俺がみんなに告げると
「ご主人様、留守番が必要でないのけ?」
と、ミミが聞いてきた
「そうか、みんなにまだ紹介してなかったな」
俺の言葉に、みんなが首を傾けた
「紹介ってなんのことですの」
マリサが、聞いてきた
それは、こいつのことだよと、家に指さした
みんなは、更に首を傾けた
「おい、スミレ出てきてくれ」
中に声をかけると、俺のすぐ横にスミレが出てきた
みんな驚いた顔して、フリーズしているが
「この子は、スミレだ、100年前からこの家に、魂を封じられた、元貴族の令嬢だよ」
「スミレみんなに挨拶して」
「皆さん、はじめまして、わたし、スミレといいます。さっきリュウ様に言われた通りです」
スミレは、スカートの裾をちょっと持ち上げ、挨拶をした
俺はスミレに、小声で
「スミレ、かなり長いことこの家に封じられてきたけど、今半精霊化してないか?」
「さすが、リュウ様よくお分かりで」
せっかく小声で聞いたのに、スミレは普通に答えた
「は~あ、ならば家の留守を任せても大丈夫だな」
ため息混じりに、確認すると
「もちろん、建物だけじゃなく、敷地内であれば獣1匹も入らせないわよ」
胸を叩きながら答えた
まあ、実際には肉体が無いわけだから、叩いたそぶりだけだが
「では、任せたよ」
「では、みんな出掛けるから準備をしてくれ」
「「「「「はい」」」」」
返事をすると、みんなは、部屋に着替えに戻った
リビングで、スミレと話ながら待っていると、全員がメイド服で、集合した
「おまたせしましただ、ご主人様」
ミミが嬉しそうに、伝えてきた
「それじゃあ、行こうか」
みんなでギルドに向かった
ギルドにつくとノートさんが
「おう、今日は何か用か?」
「はい、今日は彼女達の冒険者登録をお願いしたいのですが、そのあと仕事をいくつか受注して、仕事をさせたいと思います」
俺が、そう答えると奥からターリヤさんが出て来て
「その子達が、ナーリヤの不機嫌の理由ね」
と、意味もわからないことを言われたので、
首を捻っていると
「ご主人様は、鈍感ですわ」
と、マリサが俺を弄りだした
何処が鈍感なんだと思いながらも、ターリヤさんに
「すいません、登録お願いします」
と、話を進めた
ほどなくして、冒険者登録を済ませた彼女達と、以前受注した仕事と同じ仕事を受注するのと、パーティー登録を行い、ギルドを後にした
まだ、冒険がないですね
なぜか、スローライフ中心に進めています