翌朝
翌朝です
翌朝リビングに降りていくとすでにシルフとルーリルが起きて料理をしていた
「おはよう、シルフ、ルーリル早く起きたんだね!」
料理をしていた二人が手を止めて
「え~と、おはようございます、う~んと、ご主人様」
と、シルフがあいさつしてきた
「・・・・・お、・・あ、・・・」
ルーリルは、
声にしてあいさつしようとしてるのはわかるんだけど
もじもじして出来ないでいた
「ルーリル、無理に声にしなくてもいいんだよ」
俺は、ルーリルの頭を撫でながら伝えた
頭を撫でられたのが恥ずかしかったからなのか、
真っ赤な顔になって慌てて深々とお辞儀をしたのである
「ごめんな、料理しているところ、止めてしまって」
俺が、そう告げると
「え、え~と、問題ないです。ご主人様」
と、シルフが反応して、料理を再開した
俺は、みんなにスミレのことをどのように伝えたらいいか、考えていたとき
「あ、おはようございますだ、ご主人様」
と、元気な声でミミが駆けてきた
「おはようございますわ、ご主人様」
と、マリサも続いた
「うん、おはよう、あれ?レイは?」
レイがいないことに気が付き聞いてみると
「・・・・・果樹園」
と、ルーリルが答えてきた
「ルーリルありがとう」
と、告げるとまた、顔を赤くして料理を再開した
俺は、果樹園に向かってみた
実際、まだ果樹園には1回も行っていなかった
「ここが果樹園か!」
「おはようございます、ご主人様」
レイが、俺を見つけてあいさつしてきた
「うん、おはようレイ」
「レイは、朝から何をしているの?」
俺が訊ねると
「ここの果樹園は、摘果していなかったので、その作業を
していました」
レイが、頭を下げながら答えた
「そんな、畏まらなくていいよ」
と、レイの頭をポンポンっと叩いて伝えた
レイは、自分の頭を両手で押さえながら顔をやはり赤くした
更に俺は、
「ウィード知らない?」
と聞くと
「ウィードならば、あそこで走り回ってますよ」
と、レイが指で指しながら答えた
ウィードにむかい、
「ウィード戻るよ」
と、告げると、ダッシュで俺めがけ走ってきて、頭の上に飛び乗ってきた
「レイ、そろそろ朝御飯出来上がると思うから、戻ろう」
と、告げて戻っていった
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