彼女達の笑顔
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「みんなは、これから俺の奴隷になったのだが、まっすぐに家に向かうのではなく、商店によってから家に向かいたいと思うが、いいか?」
「ご主人さま、おら達はご主人の所有物だ、だからそんなにしつもんされなくても構わねえよ!」
ミミは笑顔で答えてきた
「そうですわ、命令されましたらよろしいと思いますわ」
マリサも続いてそう答えた
「え~と、でも聞いていただいたこと自体は、嬉しいですよ」
シルフもそう答えてきた
ほかの4人も頷いている
「わかった、ただみんなが今着ている服以外は他に服は持っているか?あと、下着なんかはあるか?」
「服はこれだけです!この服装が、昼間の服装と店で教えられましたので、夜は下着のまま寝ることになります」
レイが答えてきた
「わかった、ではついてきてくれ」
俺は、5人を連れて商店へと向かった
商店に入り
「ゴビットさん」
奥から、ゴビットさんが出て来て
「これは、リュウ様」
後ろの5人を見て
「早速購入されたのですね、しかも5人」
「はい、それでですね、この子達の服を何着かとそれぞれの下着を何枚かお願いしたいのですが?金貨2枚位で!」
俺が、首を傾けながらお願いしたら
「承りました」
了承したゴビットさんは、後ろに
「おい、お前、手伝ってくれ」
店の奥にいた、女性が出てきた
「リュウ様うちの妻でございます」
ゴビットさんから紹介されると、奥さんは、頭をペコッと下げた
「今からリュウ様の奴隷の服選びと、下着の準備を行うから手伝ってくれ」
ゴビットさんから言われると、黙ったまま頷いた
「では、リュウ様5人をお預かりさせていただいてもよろしいですか?」
ゴビットさんが訊ねてきたので
「あ、はい、お願いします」
後ろの5人に
「こちらのゴビットさんに服を準備してもらうから、ゴビットさんの言うことを聞くように」
5人は頷いて、ゴビットさんに近づいて行った
「ゴビットさん、時間しばらくかかりますよね?」
「そうでございますね、大体1時間くらいでしょうか」
「では、ギルドにいますので、終わったら教えてください」
「それと、今回はお金先払いさせてください、お釣りは、5人の誰かに渡してもらっていいですので」
「承らせていただきます」
おれは、お金をゴビットさんに支払い、商店を後にした
ギルドに行った俺は、家を購入したこと、奴隷を購入したことをギルドに報告した
購入した奴隷が、女性であることを伝えると
なぜか、ナーリヤさんが不機嫌になった
「俺、なにか悪いことしましたかね?」
ノートさんにそう話していると
「その鈍感なところじゃないか?」
ノートさんに呆れたように答えられた
「俺の何処が鈍感なんですか?」
俺が更に聞き返すと
「は~あ!そういうところだよ」
ノートさんが、ため息を吐くように、答えたところで、後ろの扉の開く音が聞こえたので振り返った
そこには、5人が嬉しそうな顔で、新しい服を着ているのが見えた
ナーリヤさんの扱いが微妙になってきました