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異世界神の座争奪代理戦争  作者: 優竜魁藍(ゆりゅかあ)
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奴隷商にて

今日最後の投稿です

ゴビットさんの商店で、家の契約を行っていた


「リュウ様、先ほどお話ししていた奴隷商への紹介状を用意させていただきますが、いかがでしょう?」


「あ、そうですねお願いします」


「行ったからといって、必ず購入しないといけないわけではありません、気に入っていただけなかったら購入しないでお帰りください」


「いいんですか?ゴビットさんに迷惑がかかるんじゃないですか?」


「いえ、こんなこと迷惑でもありません、商人は気に入って買い物していただいて初めて意味を成すのです」

「気に入ってないものを押し付けるなんて、それはすでに商人ではございません」

「言い換えれば詐欺師とでも言ったほうが正しいかと存じます」


「わかりました」

ゴビットさんのけんまくに押され、ちょっと腰が引けてしまった


「いえ、このような考えをお客様に行ってしまっている私自身反省する点もございますが」


「いい考えだと思いますよ、今後商人としてもそうですが、ゴビットさんには友人としても接してもらいたいと思います」


「友人ですか?・・・わたくしなんかでよろしいのですか?・・・こんなにうれしいことはございません」

「今後ともよろしくお願いします、リュウ様」


「はい、こちらこそありがとうございます」


手続きが終わり、ゴビットさんの商店を出て、説明してもらった奴隷商へと向かった


奴隷商に到着すると

「すいません、ゴビットさんの紹介で奴隷を見せてもらいたくて来たんですが?」


奥から男性が現れて

「ゴビットさんの紹介ですか、わかりました、どういった奴隷をご希望でしょうか?」


「そうですね、女性がいいです。家を購入したばかりなので、家の掃除などの管理をしてもらえる奴隷がいいですね、できれば文字の読み書きができる子を」


家を購入したということを聞いて、ギョっと反応したが、

「わかりました、では応接室へご案内させていただきます」


すぐに切り替え、接客を始めた


「では、今からお勧めする奴隷をお連れしますので、気になる子がおりましたら質問されて結構です」


男の人が、奥へと姿を消し数分後、その入り口から10人くらいの女性が、全員裸で応接室へと入ってきた


「なぜ、皆さん裸なんでしょうか?」


「購入される際に、隠し事が内容に確認していただくことになっております」

「以前違う奴隷商で、女装した男や、服の下は傷だらけの女性など、詐欺まがいの販売を行っていたものがおりまして、奴隷商にも連合があるのですが、その中で、販売するときには、奴隷は全裸で確認してもらうように決まっているのです」


「そうなんですね、わかりました」

「質問してもよろしいですか?」


「はい、ご自由にどうぞ」


「すまないが、俺は冒険者だ、購入したものについては基本は家の管理を任せたいとは思うが、冒険にもついてきてもらおうかと思っている」

「冒険に行くことは、絶対に嫌だというものは手を上げてくれ」


5人を除き手を上げてきたので

「今手を挙げた人は購入しませんので、手を上げていない5人だけにしてください」

「あ、ちなみに今残っているそれぞれの金額を教えてください」


現時点で金貨が手持ちで150枚はあるから、購入は問題ないと思っている


金額は、金貨10枚から15枚、5人合わせて57枚になるらしい


「まずは、名前と種族を聞かせてもらっていいかな?」


「では、まず私からでいいですか?」

片言の日本語を話す、中国人みたいなしゃべり方に聞こえる


「私は、レイです、年齢は17になります」

「種族は、人です」


「次は、おらだな」

「おらは、ミミっていうだ」

「種族は、珍しいと思うがドワーフとエルフのハーフだ」

「年は、見た目ではわかりにくいんだけども、30だ」


「次は(わたくし)ね、マリサよ」

「年齢は20、人族よ」

「一応魔法は使えるわ」


「えーーと、シルフです」

「12歳です、小人族です」


「次は君だよ」


「・・・・・・」


「・・・・・ルーリル」


「・・・・・・」


「・・・・・24」


「・・・・・・・・」


黙ってしまった


「君は、獣人、ワーウルフ?」


首を大きく横に振った


「違うのか・・・・」


「・・・・・・ウルフ」


「ウルフ族なのか?」


「ごめんな、ワーがつくだけで、戦闘狂みたいな種族だからな」

「いやな思いをさせてしまった」


また、大きく横に首を振った


「・・・・・問題ない」


「そうか、ありがとう」

頭を撫でた


ルーリルは顔を赤くして固まってしまった


「次に5人に質問だ、戦闘に参加することになっていいか?」


5人とも大きく頷いた


「よし、わかった」


「店主、この5人とも購入する」


「5人ともですか?」


「ああそうだ、5人全員だ」


「すぐに手続きを頼む」


俺は、ポケットからアイテムストレージ内の金貨を数回に分けて出した


「これで足りるか?」


「はい、57枚ございます」

「身分証はございますか?」


「ギルドカードでいいか?」


「はい、結構でございます」


「すぐに5人の所有者登録をいたしますのでお待ちください」


「それと、5人とも裏に戻り購入されたときに着るように準備されていた服を着て、靴も履いてくるのだ」

「お客様すぐに準備させますので、お待ちくださいませ」


「わかった」


5分ほどの時間で、店主がギルドカードを持って戻った

ギルドカードを見ると、裏面に


所有奴隷

レイ ミミ マリサ シルフ ルーリル


と表示されている


「どのようにしたら登録されるんだ?」


「奴隷商にある魔道具に、奴隷の血と身分証明の魔道具を一緒に入れると登録されるのですよ」

「奴隷は、この首輪をつけた時に奴隷契約自体は成立されており、必要な手続きを踏まないと外すことができなくなっております」

「ただ、奴隷といっても人権はあるので、ひどいことをすれば訴えられ罪に問われると犯罪奴隷に落ちてしまいますのでご注意ください」


「忠告ありがたく受け取っておく」


「5人ともすでに表でお待ちしております」


表に出ると5人とも並んでいた


「なっ・・・」

5人の格好は、なぜかチャイナドレスだった・・・





いつも読んでいただきありがとうございます

やっとヒロインっぽい子が出てきましたが、いきなりの5人です

これからの5人の成長をゆっくり見守ってください

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