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異世界神の座争奪代理戦争  作者: 優竜魁藍(ゆりゅかあ)
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家探し 2

家探しこんなに長くする予定じゃなかったんですが・・・


町の西側の端、少し高台になっているところにある建物の前に来た


「リュウ様、ちょっと中心部からは遠くなってしまいますが、こちらの建物でございます」


目の前にある建物は、貴族の建物って感じがした

「これ、予算にあってませんよね?」

俺は気になって質問した


「この建物は、かつてとある貴族の方の別荘としてたてられたものでして、ちょっといわくつきの建物で、買い手がないために、ちょうど、リュウ様の予算の範囲内になっております」

「こちらの管理は、私どもでしておりましたので、中が荒れているなんてこともございませんし、今ならば家具も揃っております。」

「もし、すぐにでもお住まいになるのであれば、お引き渡し可能ですし、いわくつきって言っても、私どもが掃除しに中に入った時でも特に何か起こったことはございません」

「ただ、部屋の数が多いので、一人で生活するのには大変かもしれません、人を雇うか、奴隷など購入された方がよろしいかとはおもいますが」


奴隷って言葉に、ピクッと反応したら

「お気になられますならば紹介状をお書きしましょう、購入には必ず必要になりますので」


「はあ、おねがいします」

見抜かれたことが、少し恥ずかしいのでごまかしつつお願いした


「では、こちら購入ということでよろしいのですか?」

少し驚きながら、ゴビットさんはきいてきた


「いえ、それとは別です。ほかの家を買うにしても、家のことをしてもらう人が必要になりますから」


「そうでしたか」


「家の中を見させてもらってもいいですか?あと、そのいわくつきって内容を教えていただきたいのですが?」


「ああ、すいません私としたものが、すぐにご案内させていただきます」


「正面の入り口を入りますと、まずは、エントランスがございます。」

「そのまま、リビングに続いていきます」


入ってすぐに目に飛び込んできた、リビングここだけで20畳は軽くあるかと思った


「戻ったエントランスの右側に、2階への階段がございます」


「このリビングの左奥に見えますのがダイニングルームに続く扉になります」

「さらにその先に台所に続く扉がございます」


「エントランスに戻りまして階段に進みますと、その横にも通路がございます」

「通路を奥に進みますと、お風呂に続くわけです」

「先にお風呂場などをご覧になりますか?それとも2階からご覧になりますか?」


「そうですね、2階からお願いします」


「かしこまりました、では2階へ」


「2階には、主寝室、寝室が2つ、書斎、クローゼット、ゲストルーム、遊技場、お風呂、便所がございます。」

「主寝室は、一番奥の左手にございます」


廊下を、まっすぐ進み重厚な主寝室のドアを開けた

大きなベットが目についた


「こちらのベット見ていただいたらわかるように、非常に大きな特注ベットになっております」

「6人くらい一緒に寝ても十分に余裕があるように設計されているとお伺いいたしております」


「しかも、奥の窓を開けていただきますと、ベランダに続いております、ベランダでもゆっくりくつろいでいただけるよう工夫がされており、庭が見渡せるようになっております」


「これはすごいですね、奥に見えるのは何か果樹の木ですか?」


「よくお気づきになりました!以前の貴族の方の趣味で果樹園になっております」

「すべて食べることができるともお伺いしております」

「主寝室の横についている扉この奥がお風呂になっておりますが、1人用になっておりましてそこまで広くはありません」


「次に、主寝室を出て前にある左右2つの扉が、それぞれ寝室になっておりまして、階段のほうに戻りますと右手に、書斎、左手にゲストルームとなっております」

「ただ、このゲストルームにいわくつきの話がございます」


「どのような話ですか?」


「ここで貴族のご令嬢が、いつもとは違う部屋で寝たいと希望され、就寝されていたらしいのですが、翌朝、消えてしまったとのことです」


「家出しただけではないのですか?」


「それはあり得ないそうです!入り口前には警備の者が立っており、窓の下にはすぐに池がございます、その周りにも警備の者が立っていたとのことでしたので、外に出ることはかなわなかったはずだそうです」

「ご令嬢が消えてしまった貴族様は、悩み苦しみ病気になり亡くなってしまったそうです」

「それ以降、何度か仮契約などされて住まわれた方はいるのですが、夜な夜な泣き声がするだとかの噂が広まり今に至るということです」


「はあ、そんな話があったんですか!よくわかりました、では次1階のお風呂を見せてください」


「この話をお聞きになっても、すぐに断ろうとはされないのですね?」


「え?特に断る理由はないと思いますが?」


「はは、そうですか、では、1階のお風呂に参りましょうか」


俺たちは、1階に下りてお風呂のほうに歩いた


「こちらがお風呂の扉にございます、すぐ右の扉は便所となっております」

「便所には魔道具が使用されており、汚物を水で流せる機能がついております」


「水洗ですね!」


「このような魔道具をご存知でしたか!いやいや博識でございますね」

「魔石を入れ替えるか、魔石に水属性の魔力を充填することができれば使用できますので」


「わかりました」


「では、お風呂へどうぞ」


「うわ~、すごい!」


「素晴らしいですよね、外が見えておりますが、この壁が魔道具になっております」

「決して外から見えることはございません」

「しかも、10人以上一緒に入浴されても十分な広さがございます」


「いいですね!気に入りました」






「よし!決めた!買います」


「本当ですか、ありがとうございます」

「そんな即決していただきましたので、こちらも商人でございます、金貨200枚のところ、手続きなどの諸経費もいただきません、それで、金貨180枚にさせていただきます、いかがでしょうか?」


「そんな割引してもらって悪いですよ」


「いえいえ、あなた様に、これからいい関係である必要があると感じましたので、こちらとしても先行投資でございます」


「そうですか、ありがとうございます」


「一応、外の施設を口頭で説明だけさせていただきますと、使用人用の建物が、1棟5人用の部屋となっており、厩舎と馬車庫、それと倉庫がございます」


「では、商店に戻りまして、手続きさせていただいてもよろしいでしょうか?」

「いつからお住まいになられますか?」


「今日から使用したいと思います」


「わかりました、では、よろしくお願いします」


俺とゴビットさんは商店に戻っていった



家は決定したけれども、何か引っかかるような内容になっております

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