家探し 1
ギルドを出た俺は、2軒となりの商店に入った
「すいません」
「はい~」
奥から男性の店員が出てきた
いかにも商人って感じがする
「店主ですか?」
「そうです、お客様はなにようでしょうか?」
「すいません、俺は冒険者のリュウっていいます」
「家を探していて、ノートさんの紹介できました」
「ノートさんの紹介ですか!でしたら安心ですね」
「ご希望は、賃貸ですか?購入ですか?」
「内容によりますね、ちなみに相場なんか教えてほしいです」
「そうですね、賃貸で独り暮らし用の、一部屋のもので大体月銀貨1枚からあります」
「購入であれば、すくなくとも金貨20枚は必要になります」
「では、購入で進めてください」
「え、購入でいいのですか?・・・いえ、失礼しました」
「しかたないですよ、持っている風にはみえないでしょ」
「いやはや、これは」
「ノートさんの紹介で安心と言ったばかりなのに、あなた様に対してご不快に思える言動も、気にされない懐の深さ、素晴らしいですね、すいません、紹介が遅れました、わたくしゴビットと申します。以後お見知りおきを」
「ゴビットさんよろしくおねがいします」
「リュウ様は、何かご希望はございますでしょうか?」
「様はやめてくれませんか?」
「いえいえ、お客様ですので、仕事中はご了承ください」
「わかりました、えっと希望はですね、風呂とトイ・・・便所、台所に庭があっていくつか部屋がある建物があればと、場所は特に希望はありません」
「わかりました、ちなみにご予算は?」
「金貨200枚までで」
「に、200枚ですか?わ、わかりました」
「1件心当たりがございます、今から案内してもよろしいでしょうか?」
「はい、よろしくおねがいします」
ゴビットさんに案内してもらい、物件見学に向かった
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