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異世界神の座争奪代理戦争  作者: 優竜魁藍(ゆりゅかあ)
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セトシェルにて

セトシェルへ護衛してきたので、ここで別れようとしたのだが、

「デーメーテール国王陛下、よろしければ助けていただいたお礼をさせていただけたらと。」

この護衛されてきた、今の領主の娘でユノス・フォン・イスタベルという幼い女の子で、ソンソロルにある貴族の学校にいたらしいのだが、学校が休みということで帰省している途中で襲われたらしいのだ。


「まあ、今は公式で来ているわけではないので、気にしないでくれ。」

俺としては、早くダンジョンに潜って確認したいし、町の中を確認して、フンドの参考にもしたいと考えているから領主からの接待ともなると、じっくりと見て回ることが出来なくなってしまうと思っているからだ。


「いえ、お食事だけでも、護衛までしていただいたのに、報酬も国王陛下には払われないではないですか。」


「だからな、ライアンを連れていったのは俺達だからな、その代わりをしただけだ。向かう方向も一緒だったからな。あくまでも、お忍びだから、領主に接待受けていると、予定が狂ってしまうからな、おいそれと応じれないんだ。」


「いえ、領主の娘としてではなく、ユノス個人としてお礼をしたいのです。」


「この町の中であれば、領主の娘で通ってしまうだろ、そうしたら自ずと、領主に連絡がいってしまうだろ、あくまでも個人としてお礼をしたいのであれば、そうでないところでないと駄目だ。そうでなければ、諦めてくれ。」


「わかりました、この町では諦めます。また、機会がありましたら、その時には必ず今回とあわせてお礼させて頂きます。」


「機会があればな。」


「それでは、またの機会にごきげんよう。」

何とか諦めてくれたようで、ユノス・フォン・イスタベルは深々と礼をして、馬車に乗り込み去っていった。


「よし、それではまず宿を取ろう。」


「わかりましたわ、ご主人様。」

マリサとレイが宿を探しに行った


「それじゃあ、2人が探しに行っているうちに、この町のギルドに行こうか。」


「リュウ君、途中で露店なんかもみていいかな?」


「ああ、別に見る分はいいぞ。もし、買いたいものがあるんなら、自分で買えよ。今はマリサとレイがいないんだからここで買ってやると不公平だからな。」


「は~い。」

露店を見ているのは、嵐だけではなく、スミレやキャサリン、シルフにルーリル、それにデニスも見て回っていた。


「デービス、すまないな行者をさせて、お前も見たかっただろ。」

俺は、馬車の中から行者をしているデービスに声をかけた。


「いえ、師匠。後でマリサ様とレイ様も合流されたら、もう一度見て回るのでしょう。自分は、その時でいいです。」


「そうか、よくわかったな。」


「ええ、師匠は、皆様が喜ぶことを考えて、しかも平等にされるのですから、他の皆様が見れたところを、お二人に見せないことは考えられません。」


「確かに、その通りだな。」


「あっ、師匠、ギルドに到着しました。」


「ありがとう、マリサとレイが来たら、馬車を預けて来てくれ。」


「わかりました、師匠。」


俺達は、ギルドの前に降り立った。

ここのギルドは、さすがに鍛冶の町であるように、建物にもふんだんに金属が使用させていた。

窓枠、扉の一部、壁の一部、看板、細かく見ていけば装飾等も金属が使われているようだ。

金属が使われているため、少々重量がある扉を押して入っていくと、中にいる冒険者から一斉に視線が集まった。


「すいません、ダンジョンについて尋ねたいのですが?」

俺は、カウンターに向かって声をかけたら、カウンターの下から体つきのいい男が顔を出した。


「おおっと、すまねえすまねえ、ちょっと作業してたもんでよ、おう、それでダンジョンについて何が聞きてえんで。」


「ええ、最近のダンジョンの攻略の階層が未だに変わりがないかということとですね、ダンジョンに出てくる魔物について詳しく聞きたいのですが?」


「おう、そうか、最近ダンジョンの攻略は変わりねえな。出てくる魔物は、ほぼゴーレムだな。ただし、ただのゴーレムじゃねえぞ、ゴーレムウルフだったり、ゴーレムバットなど色々な形をしたゴーレムが出てくるはずだ。」


「はずだ?」


「まあ、そんなゴーレムは、6階から下に行かないと出てこねえからな。5階までは普通のゴーレムばかりだぜ。」


「そうだったんですね、ありがとうございました。近々潜ろうと思ってますので、一応名のっておきますね、冒険者のリュウです。」


「おう、おめえがあの有名な、複数のダンジョン攻略者にして、デーメーテール国王陛下の『白き獣使い』のリュウ様かい。こりゃあ最近の攻略記録なんてすぐに破られるかも知れねえな。」


「いやいや、運が良かっただけですよ。ダンジョンにいった後には、また顔を出します。」


「おう、待ってるぜ。俺は、ここのギルドマスターのブライトネスだ。吉報待ってるぜ。」


俺達は、ギルドを後にして、マリサ、レイ、デービスと合流してから町を見て回った。

ある程度進んできたので、最初から見直しをしていこうと思います。

基本的に内容は変えませんが、情景や心情が足りないという意見をいただいておりますので、足していきたいと思ってます。

更新があくと思いますが、よろしくお願いします。

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