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異世界神の座争奪代理戦争  作者: 優竜魁藍(ゆりゅかあ)
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アラダでの騒動 1

投稿が遅くなりました。

不定期の投稿ですいません。

俺達は、アラダに到着したのでそのままギルドに向かったのである。


「あら~、いらっしゃい。まあ、なかなかいい男ね。うふっ。」

このギルドの受付には、明らかに女装をした男性が座っていた。


「・・・・・」

さすがに俺は絶句していた。


「いやだ~、そんなに怖がらなくていいじゃない!、もう、仕方ないわね、今日は、どういったご用事で?」


「俺は、リュウっていいます。アラダのダンジョンについて聞きたくて来ました。何か新しい情報はありませんか?」

俺が、そのまま一歩去ったところからカウンターの男に質問してみた。


「そうね、ここのダンジョンは今『暁の道化師』っていうギャングまがいのパーティーが牛耳っているわ。」


「暁の道化師ですか?」


「そう、『暁の道化師』ってこれは、そいつらが勝手に名乗っているだけなんだけど、そのリーダーがBランクの冒険者で、『焔使い』のギゼルグって奴で、最初はすごく弱くてどこのパーティーからも相手にもしてもらえなかったのだけれども、いつの間にかこの町にいた『剛剣』のジャクって奴に変わって牛耳っていたわ。ジャクもこのところ見なくなってるし。」


「そうなんですか、最近スタンピードは発生したのはいつくらいですか?」


「そうね、大体半年くらい前かしら。」


「半年ですか、その前は?」


「その4か月前くらいかしらね。」


「4か月!間隔が短くないですか?以前は1年に1回って聞いていたんですが。」


「そうなのよ、このところ間隔が短くてね、発生するとギルドでも緊急クエストになって報酬が発生するのよ、それが全然追いついてなくて、今近くのギルドに応援要請をしているところなのよ。ここのダンジョンは、知っての通り、肉を採取するためにダンジョンの外に連れてきているから魔石の買取の希望もほとんどなくてね、肉の買取もこのところ直接商人とやり取りしているみたいでギルドを通さないのよ。おかげでここのギルドの収益は最悪で報酬をはらえるだけの収益が準備できないのよ。」


「それでは、魔石や魔物の肉などを大量にギルドに卸してほしいという状況なのですね。」


「あなたも、ここのダンジョンのモンスターを外に連れ出して肉を直接商人に売却しようと思っているんじゃないの?」


「いえ、俺にはお金はあるんで、その必要はないですね。」


「な~にお高くとまっているの、せいぜいDクラスとかの冒険者が、お金があるだなんて。」


「あなた、わたくしのご主人様に何言っているんですの?わたくしのご主人様はSクラスですのよ。その辺の冒険者と一緒にしないでほしいですわ。」


「え、S!?、え?では、あの『白き獣使い』で、ですか?」


「あのが何を示しているかはわかりませんが、まあ『白き獣使い』で間違っていませんよ。」


「それは、大変失礼をいたしました。」


「それで、魔石やモンスターの肉を買取してもらう方向でいいですか?」


「ええ、お願いできれば。」


「それでは、解体部屋に移動しましょうか、さすがにここでは出せる量ではないので。」

俺達は、裏にある解体部屋へと移動した。

そこで俺は、オークを10体と魔石を1万個ほど取り出した。


「どこにこんな量が・・・。」


「必要であればオークの肉はまだまだ出せますよ、どのくらい出しましょうか?」


「さすがにこれだけの量を買い取るだけの財力がありません。」


「いったん貸し付けの形でいいですよ。お金ができた時にデーメーテールの城まで届けてもらえばいいですので。」


「申し訳ありません。ん?デーメーテールの城?、あっ!」

この男は、やっと気が付いたようだ。真っ青な顔をしてきた。


「大変ご無礼を、私はタケシといいます。ご紹介が遅くなり大変申し訳ありませんでした。」


「そのことは気にしなくていいよ。それで貸し付けの証文だけ作ってくれるかな?」


「わかりました、大至急。」


「大変だ~、またスタンピードだ、タケシさん、またスタンピードが発生した。緊急クエストをかけないと。」


「ええ、わかりました。それでは・・・・」


「ちょっと待ってもらっていいですか?緊急クエストにしなくていいです。俺達がすぐに殲滅してきますから。」


「ええ?リュウデーメーテール国王陛下、それは危険すぎます。」


「オーク5000くらいと比べても大丈夫でしょう!」


「そうですわ、スタンピードくらいわたくし達だけで殲滅は出来ますわ。」


「まあ、そういうことですので、ちょっと待っていてください。倒したモンスターはギルドに寄付しますから、受け取り体制だけは準備しておいてください。」

俺達は、そう告げるとその足でアラダのダンジョンの方向向けて走り出したのだ。




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