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異世界神の座争奪代理戦争  作者: 優竜魁藍(ゆりゅかあ)
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デーメーテールの更なる発展のために

すいませんでした。

家の唯一のエアコンが故障してしまい、その件で執筆自体も止まっていました。

すでに今日で4日目、あと2日エアコンがない状況ですが、何とか乗り切りながら執筆もしていこうと思います。

俺達がデーメーテールの全てのダンジョンを攻略してから、しばらくの時が流れた。


ワールトのダンジョンの地下2階を温室がわりに活用はじめたのである。

ダンジョンだから、もちろんモンスターは生まれてくるが、そこはここに配属されている兵士のレベル上げとして、頑張ってもらう。

このダンジョンには、マンゴーもどきのイェローやキウイもどきのキューイ、ドラゴンフルーツもどきのロセウムなど南国系のフルーツを数多く取り揃えた。

さすがに通常デーメーテールでは、ハウスでも作り出して暖房でもつけなければこのようなフルーツは生産することは難しかった。

ある程度までは魔法を使用して、生育を早めてはおいたのであと2から3週間もすれば初めての収穫が出来ると思う。

まあ、イェローはネットをつけているので、収穫時期がくれば自然と落下するはずだ。

収穫出来れば、ジャムを生産しようとも考えている。

まあ、ダンジョンについてはこんなところだ。


あとは、スモールモニコーフ達が行っていた事業だ。


「我が王、やっと完成致しましたぞ。」


「え?何が完成したの?」


「町ですぞ、港町。以前お話させていただいておりました、あの港町が完成したのであります。」


「そうだったんだ。で、名前は何にする?」


「いえ、王に決めていただきたいと思いまして。」


「そうか、なんにしようかな。」







「それじゃ、オーケアノスでたのむ。」


「王、どういった意味なのでしょうか?」


「ああ、俺の元の世界で海の神の名前だよ。」


「海の神の名前がついた町ですか、それは、繁栄しそうですな。ハハハハハ。」


「リュウ君よくそんなに覚えているね。」


「まあ、こういうのは好きだったからな。」


「それでは、王、早速行ってみませんか?」


「今から馬車で移動するのか?」


「いえ、マリサ殿が転移の魔方陣を設置させておられますので、いつでも移動が可能でございます。」


「へ~、さすがマリサ準備いいな。」

俺の近くにマリサはいたのだが、嬉しそうにしていた。


「あとで、ご褒美欲しいですわ、ご主人様。」


「わかったよ、何がいいか考えておけよ。」


「わかりましたわ。」

テーブルの下で小さく握りこぶしわ作って満面の笑みを浮かべていた。


俺達は、早速オーケアノスに移動した。

オーケアノスは、完成はしているのだが、まだ町民の入居を認めていない。

すでに希望者の募集及び抽選は終わっているらしいのだが、まずは俺が視察してからということで、止めていたらしい。


「王、それでは明日この町を開放しようと思いますので、式典を開催したいと思います。つきましては参加のほどよろしくお願いしても、よろしいでしょうか?」


「ああ、そのくらいは国王として当然だろ。」

スモールモニコーフの肩を軽く叩いて、その場を後にした。


オーケアノスには、俺の別荘が作成してあった。

まあ、ここに転移の魔方陣が設置されており、さすがに領主が就任したとしても、ここには勝手に入ることは許されていないのである。

今日は、この別荘にて就寝の予定だ。

ここの別荘にも、すでにメイドや執事が配属されており慌ただしく動いていた。

配属されていたと言っても、全員ここにきたのは今日が初めてなのである。

事前に図面は確認してあるのだが、雑用は俺がこの町に来た後にやって来てから始めたらしいのだが、もう生活出来るくらいにはなっているようだ。


ここに配属されている、メイドリーダーのシラツチだが、

「あ、王様、おかえりなさいまし、あっ」

((ガシャーン))

持っていた物を、俺に挨拶することで忘れてしまったのか、下に落としてしまった。


「キャー、すいません、すいません」

焦って物を拾い上げようどしているため、ちょっと前屈みなのだが、そこの後ろには、ちょっとしたサイドテーブルが、


((ゴン))

((ズテー))

「痛ったーい。」

やはり、サイドテーブルにお尻をぶつけてそのまま転んでしまった。しかも、ぶつけたせいなのかスカートは捲れている。

まあ、ドジっ子なのであるのだが、通常の行動は優秀なだけに、いざというときのこのドジぶりが、痛いのである。

けして目が悪いというわけでもなかった。

目が悪いのかなと思って眼鏡を作ってみようと、視力検査をしてみたのだが、20メートル離れたところから視力検査の2.0が余裕で見えていた。


「シラツチ、落ち着いて周りをよく確認しろよ。」

シラツチのスカートを直してやり、その日食事をしてからお風呂に入り、いつも通りに就寝した。





翌日、式典はあるものの朝からこの町は、開放されておりそれぞれの住宅に入居していた。

少し、町の様子を見て回ったのだか、朝から凄い賑わいであるのだが、いまだに市場等がオープンしているわけでもないし、また、食堂も商店もオープンしていない。

ただギルドに関しては、すでにオープンしておりいつでも新規の冒険者を登録出来るようになっていた。

まあ、すぐに仕事の依頼はないだろうと思って掲示板を見てみたのだが、国からの依頼という形で、すでに依頼はあったのだ。

いくつかの仕事はすでに受注もされているらしく、冒険者も依頼をこなしているらしい。


食堂も商店も国の方で、食材に関してはすでに卸しており一般の人に対してはすぐに販売が始まるだろうと思っている。

ただすでに行商人は、すでに許可を受けて屋台を開いている人がいて、一部の人達がすでに買い物をしていた。


今日式典だが、開催は昼からだ。

式典の開催時刻になってくると、慌ただしくはあるものの、すでに町として機能を始めていた。


「ご主人様、間もなく式典の開始ですわ。」

マリサが呼びに来たので、俺達は式典会場に入った。

式典会場といっても、町の中央日作られた広場に式典の場所を一時的に作っただけなのだが、そこで俺は、

「皆の者、これからこの町、並びにこの国の発展を頼んだぞ。」

と作られていた原稿を読み上げたのみだった。


それからは、この町は順調に発展していき、いずれこの国の船の製造もしてもらう予定になっているそうだ。



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