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異世界神の座争奪代理戦争  作者: 優竜魁藍(ゆりゅかあ)
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デーメーテールのもう一つのダンジョン(探索上)

俺達は、翌日ワールトの屋台で朝食をすませてから、ダンジョンに向かった。


このダンジョンは、以前からドロップに人気がなく、攻略にやって来る人も少ないらしい。

実際、町を出てからこのダンジョンの入り口まで誰1人会うことがなかった。


それでも、ダンジョンの管理のために騎士団の派遣をしていたのだが、

「配属されてからまだ誰も入ったのを確認したことがございません。」

ということだ。配属された兵士がレベルアップのために何度か中には入ったそうだが、ドロップアイテムはよくないと聞いていたから、何がドロップされたかも一切確認していないらしい。


「国王陛下みずからダンジョンに来られるということは、このダンジョンに何かあるのでしょうか?」


「いや、このダンジョン何か活用できないかなと思ってさ。」


「そうでありましたか、国王陛下には簡単なダンジョンでございましょうが、お気をつけて。」


「ありがとう、これからもここの管理よろしくな。」


「「「「はっ」」」」


兵士達は、綺麗に整列して敬礼をしていた。


俺達は、ダンジョンに入っていった。


ここのダンジョンが、なぜ人気が無いかというと、それは、このダンジョンに出てくるモンスターにあるのだ。

ここのダンジョンに出てくるモンスターは、あるモンスターは、沢山の足があり長い。

更にあるモンスターは、やはり足が複数本あり、しかも目がいくつもあったり。

更に他のモンスターは、黒光りする体でガサガサ音をたてて歩き、場合によっては飛ぶこともあるのだ。

まあ、簡単に言ってしまえば、このダンジョンに出てくるモンスターは、全て虫ということだ。


俺も出来ればこのダンジョンに来るつもりはなかったのだが、もし、このダンジョンに他の悪魔の代理者が来るかわからないのだから、確認だけはしておかないと思い、今回このダンジョンに来ているのだが。


このダンジョンは、階層は浅くボス部屋入れて3階しかないのだが、どこの階層であってもどのモンスターも出てくるらしいのだ。


しかも、最初の地下1階にいきなり出てきたモンスターが、ブラックコックローチ、サイズが全長1メートルくらいで、それでいて、例のごとくガサガサ動くし、天井でもどこでも問題なく動き回っている。


「うわーーーーーーーわーーーーーーー、来るなーーーーーーーーーーー。」

俺はつい発狂してしまった。

目の前にいるブラックコックローチに、火の魔法を姿どころか跡形もなくなるまで、叩き込んだ。


ちょっとGには、嫌な記憶があって、思い出してくもない。

俺が子供の時に、学校でキャンプに行ったんだが、そこのコテージは、3段ベッドで俺は1番上に寝ていたんだ。

夜中に、ガサガサ音がするからと目が覚めたんだが、そのまま天井を見ると、そこにはGの姿が、俺もそっと逃げようとしたんだが、そのGがこともあろうに、飛んで俺の顔に・・・・・


まあ、それ以来俺はGがどうしても駄目なんだ。


次現れだのが、ガルミルパットというモンスターだ。

沢山の足があり、いわゆるムカデだ。


これまた、発狂してしまい。

「うわーーーーーーーわーーーーーーー、わーーーーーーーーーーー、来るなーーーーーーーーーーー。」


これまた、火の魔法で消し炭にしてやった。


俺は、ムカデにも嫌な経験があり、その昔自宅で飼っていた金魚に餌をあげようと餌のなかに手を入れた瞬間、もう俺の指にそれは、大きなムカデが噛みついていたんだ。

俺はその日中のたうち回るような痛みにさいなまれたのだ。


俺は、この2体が出てくる度に、跡形もなくなるまで焼き付くしていたのだった。




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