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異世界神の座争奪代理戦争  作者: 優竜魁藍(ゆりゅかあ)
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デーメーテールの発展とその後

体調が悪くて寝込んでまして、更新ができてませんでした

まあ、今も体調は悪いんですが。

これからもよろしくお願いします

デーメーテールに移住してきた人達により無事発展してきたのだがいくつかの問題が発生しだした


最初の問題は、人口が増えてきたことに対しての、治安の悪さが出てきたのだ。


今のところこの王都の警備は、ファン・デ・ノヴァから派遣してもらっている兵士により何とか見回りを行ってもらっているのだが、そんなに大人数の派遣ではないので、時間的に警備に穴があるのだ。

そんな時にスモールモニコーフが、

「今時間はよろしいでしょうか、我王」

片膝をつき、右手を胸の辺りに握りしめ、頭を下げて話かけてきた。


「スモールモニコーフ、いちいちそんなに畏まらなくていいっていつも言ってるだろ。それでなんだ?」


「この態度は、もう癖みたいなものですので、ごりょうしゃいただければと、それと、話というのは、国としての兵士を募集したいと考えておりますので、了承いただきたいかと。」


「そんなことか、国の必要だって思えることであれば、事後承諾でいいって俺言ったよね。まあ、募集に対して俺のサインがいるとか言われたら、もちろん事後承諾じゃないんだけど。」

宰相に任命して、国をまわしてもらうようにお願いしているのだ


アルバさんは、外交担当に、ウィキさんは、財政担当である。

まあ、俺が国の運営なんてわかるわけないからね。


今回、大々的に兵士の募集をすることになった。

周りの国にも協力を依頼する形になったのである。

デーメーテールの東側は、スネアーズ、南側が、ファン・デ・ノヴァ、南東がアンティボデス、北東に、ケルゲイン、北側にフレヴォラント、西側にアイセルモンデになっている。南西側は海になっており、わずかだが国の一部が海に面しているのだ。

隣接する6つの国に兵士募集の案内を出してもらうように書状を出しておいた。

建国する際に、贈り物をしておいたのだが、喜んでもらったようで、建国のお祝いとお礼の書状が届いていた。

送ったのは、野良ダンジョンでドロップされるアルコール類であって、ブランデーを送っておいたのだ。

この世界は、醸造技術が発展しておらず、ろくなアルコールがなかったのであった。

それぞれの国からは、また機会があれば送ってほしいとも手紙に書いてあり、今回の依頼にも合わせてブランデーを付けて送っておいた。

どちらにしても、しばらくは時間がかかる問題なので、じっくり腰を据えて登用していくしかないと考えている。


次の問題は、商人たちだ。

新しい国だから、何とか御用達になりたいのもわかるのだが、毎日のように城に贈り物が届くのだ。

まあ、小さな商店を開いている人は、そんなことをしてこないのだが、後から話を聞きつけた商会が、外堀の外側に出店してきたのだが、最初の移住予定者には、しばらくは御用達は選ばないと伝えていたため、話を聞いていない商会の人たちは、やっきになって贈り物をしてきていたのだ。

贈り物も、基本的に貴金属でありまあ必要がなかったので、全て送り返してもらっているのだが、何を勘違いしたのか、さらに高級な物を送ってくるようになっていたのである。


まあ、この辺に関してはウィキさんにお願いしているんだけれども、贈り物をしてくるなって手紙を送っても、珍しいものが手に入りましたので、って何かと理由を付けて持ってくるのである。

まあ、この件に関しても、時間が解決してくれるとは思っているのだが。


それで、最後の問題、これが一番の問題で、コマンドルの領主だったドールが納得がいかないとコマンドルを国として建国したと一方的に書状を送ってきた

まあ、そのくらいは予想の範囲内だったのだが、コマンドルにあるスラム街の人々を人垣に利用して、こちらに攻撃を仕掛けてこようと画策しているようだ。

紅が、隠密活動して情報を収集してきてくれているので、コマンドルの状況は確認できている。


コマンドルでいくら人を集めようと、コマンドルの兵士だけで500人くらいしかおらず、すでに近くの村はほとんどの人がフンドに移り住んでいて、近くの村から連れ去ってこようと考えていたらしく、過剰にドールの感情を逆なでしているらしい。


ただ、このままでは罪もない人たちが傷ついてしまうので、何とか救ってあげたいとも考えている。

アルバさんが、人々を開放するように手紙を送っているのだけれども、全く返答がないのである。


そこで、アルバさんの案としては、コマンドルの町を、高い塀で囲んでしまいそれを国境にして簡単に外に出れないようにしたらどうかというものだ。ただ、普通に建設していても邪魔をしてくることは明白であるので、魔法で一気に建設する必要があるというものだ。


そこで俺は、フンドの管理を任せていたビューティーにその処置を依頼することにした。

まあ、コマンドルには行商の商人さえ今は近づかない町になっているし、今まで配給で賄っていた食材も、すでに配給の制度はないため外に買い出しに行く必要があるというのだ。

さすがに、あの町の住民が旅行ですとか言われたら検問を設けても出さないわけにはいかないと考えてはいるが、外から持ち込むものについてはすべてに関税をかけることを考えているのだ。


まあ、そこまでやっておけばちょっと時間はかかるかもしれないが、コマンドルでの生活は難しくなってくるだろう。

コマンドルの検問は、フンドのギルドに1日銀貨10枚くらいで依頼しておこうと思う。

まあ、このくらいが今のこの国の問題点である


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