国の場所探し
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城については、内堀、中堀、外堀で構成しようと考えた。門も日本の城のように多数配置し、中堀と外堀の間に城郭都市を形成し、さらに外堀の外にも城下町を形成しようと考えてみた。
ある程度構想が出来てきたのであるが、いまだに場所を決めてないというか、まだ探しにも行っていないのである。
俺は、早速だが探しに行こうと考えた。しかも馬車を使って空から探す予定だ。
そこで俺は、アシュに
「今から、城建設候補地を探しに行ってくるから。これからのパーティーはキャンセルで頼むな」
「え?今日も予定が入りまくっているのに。それは困りますよ。あと1日、あと1日だけ待って!」
「アシュこの間もそう言わなかったか?さすがにいつまでもパーティーばかり参加するわけにもいかないからな。ここらでけじめをつけて探しに行く。まあ、マリサ達を置いておくから、今日のパーティーはそれでしのいでくれ。」
俺は、そうアシュに告げるとすぐに出発した。
アシュが後方で大きな声で「戻って~」とか言っていたようだが、そのまま無視して飛び出した。
俺の横には、デービスだけがついてきていた。
「師匠、御者は任せてください」
デービスは颯爽と馬車に乗り込むと、すぐに出発させた。
ティシュトリヤとアパオシャの2頭は、デービスがこのところ世話をしておりなついているので、普通の馬車と違い言葉だけでも指示できるのだが、デービスはあえて手綱を持ち操作していた。
2頭は、すぐに空へと飛びあがり、進路を北へと向けた。
今日は、雲1つなくいい飛行日和だった。
そのまま1時間ほど飛んだあたりで、2頭を休ませようと思い下に見える川岸に降りたのである。
2頭に川で水を飲ませているその周りは、見渡す限り何もなくちょうど街道からも外れた場所になっていた。
「なあ、デービスちょうどこのあたりで王都を作ったらどうだ?」
「そうですね師匠、今のこのあたりが分けられた国のちょうど中心あたりになると思いますね。この横の川がかなり広いので、川を利用した運送も利用できそうだと思いますし、開拓する必要性がないことを考えると悪くないと思います。ただ・・・」
「ん?ただなんだ?」
「ええ、近くに森も見えませんので、木材の調達が必要な場合かなり遠方から持ってくる必要があるかと思いますので・・・」
「ああ、その辺は問題ない。デービスにも出来ることだぞ。まあ見ていろ」
俺は、デービスに見せるために少し離れたところで、地面に手をつき魔力を込めた。
そこには、大きな木が1本生えてきた。
「おお、さすが師匠です。自分でも出来ると言われましたが、師匠ほど大きな木を出すのは難しいと思います。」
「こんな大木を作る必要はないぞ、普通の木を大量に出したほうが加工しやすいだろ。今回は見本だったから。1本だけにしたけどな、どのくらいが限界かわからないからな、ちょっと離れたところに森を作ってみるか?」
「はい!師匠お供させていただきます。」
俺達は、馬車に乗り込み、数キロ移動した。折角川があるのだから、川の上流に移動したのだ。
そこで、デービスが魔力が続く限り、気を出し続けた。大体100本ほど出したところで、限界に達してしまった。
俺は、デービスにマジックポーションを投げ渡し、デービスの木の近くに同じくらいの木を出した。
今回はかなりの魔力を一度に練って、森をイメージしてみたのだが。四方10キロくらいの範囲に、びっしりと気がお生い茂ってしまった。
「し、師匠、すごすぎっす。俺一生師匠についていくっす。」
デービスの尊敬のまなざしは、元の世界の小さい子がヒーローを見ているような目つきになっていた。
ただ、この森は作ったばかりなので、生き物が一切いないのだ、今の状況だけ見ると、まるで死の森である。
せっかくなので、俺とデービスはほかの地域に行き、動物や魔物を捕まえて回って、この森に強制的に連れてきた。この森は、イメージしたときに、いろいろな木の実をイメージしているため、果樹園のようになっているのである。なので、いきなり連れてきた動物が、食べ物に困るなんてこともないので、かなりの数を連れてきた。
たった2人でしているので、1種間ほど移動しては捕まえては、転移の魔法陣で森へ放つというのを繰り返した。
おかげで、森の中に生命が息づいているのがわかるようになったのである。
まあこの森、果樹の他に針葉樹などもイメージはしているので、材木になりそうな木もしっかりと生育しているので、将来的に移住者が木材を必要としても、全く問題が無いように考えているのである。
俺とデービスは、気持ちよく労働しファン・デ・ノヴァの王城へと戻ったのであった。
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