助けた村人達のこれから 1
更新が数日空いてしまいました。
仕事で時間が取れなくすいません
これからも頑張りますのでよろしくお願いします
翌日、助けた村人達が再度俺の屋敷の前に集まった
「リュウ様、わしらはそれぞれ希望するのが決まりましたじゃ。それで、今からどうしたらよろしいのでしょうか?」
「そうですね、では、まず商人を希望する人は前に出てきてください」
俺が村人に告げると、3人の男性が前に出てきた
まずは、ロニアさん、年齢が17、種族人、小柄の男性で、奥様方に人気が出そうな顔立ち、ただ、ひょろっとしていてちょっと頼りなさそうにも見える。
次が、サルサさん、年齢が50、種族ドワーフ、すごく立派な髭をしていらっしゃって、毛の色はこげ茶って感じである。ドワーフだけあって腕っぷしは良さそうだが、愛想がよくないように見える。今もぶすっとしているのだ。ちなみに、3人の中で一番身長は小さい。
最後に、フリードさん、年齢が222、種族エルフ、見た目からするとザ・エルフって感じだ、髪は緑、色白で、すらっと細く、美男子であるが、喋り方が『おねえ』なのである
「わかりました、では3人は今から俺についてきてください、実際の商人の人から教えてもらってから、ここで承認になってもらいます」
俺は、3人を連れてクローゼのゴビットさんのところに連れていった
「すいません、ゴビットさんはいますか?」
すでに商会になって、フォゴ家御用達と大々的に発表されているため、クローゼの店舗にもかなりの使用人が増えているのだが。
「はい、会長ですか?すいませんが、どちら様でしょうか?」
新人だろうか、俺のことを知らなかったらしい
「ゴビットさんにリュウが来たって伝えてください」
ゴビットさんは、俺が来た時には案内でもするように言っていたのだろうか、その新人らしき使用人は、顔を真っ青にしながら
「すいませんでした、す、すぐに、会長につ、伝えてまいりますので、し、しばらくお待ちください」
すごい勢いで走り出した
店内で少し待っていると奥から
「リュウ様、お待たせいたしました。今日はどのようなご用件でしょうか?それと、後ろにいる3人は?」
「はい、ゴビットさんにお願いがありまして、この3人を商人にするために指導をお願いしたいのですが?」
「この3人ですか、ちなみに店はどちらに作られる予定でしょうか?」
ゴビットさんは、少し心配そうね顔をして聞いてきた
「ええ、この3人に店を構えてもらうのは、ファン・デ・ノヴァのフンドになります。ちょっといろいろあって、フンドが俺の私有地になったんですよ」
「フンドですか、私有地って、町全部でしょうか?」
「ええ、町全部ですね、建物もほぼ壊滅していたので、俺が全て作り変えました。」
ゴビットさんは、満面の笑みで
「さすがリュウ様、わかりました。が、短期間でそれぞれを一人前にするには難しいかと思いますが、ちなみに3人に質問ですが、力は自信ありますって人は?」
ゴビットさんの質問に、サルサさんが手を上げた
「次に、計算が得意なのは?」
この質問に対し、まずフリードさんが手を上げた
それに対しロニアさんが
「私は、計算については得意にしております、ある程度簡単なものであれば、暗算ですぐに計算も問題ないですね。会話をしていたとしても計算くらいは・・・」
息つく隙がないほど喋りだしたのだった
「わ、わかりましたから、そのくらいでいいですよ。まあ、商人を希望されているのですから、接客が怖いことはないでしょうから。とりあえず私の判断で、配属させていただきます。よろしいでしょうかリュウ様?」
ゴビットさんが俺に聞いてきた
「ええ、構いません。それぞれが店舗を経営出来そうであれば、それにこしたことはないのですが、1人で無理と判断した場合も、それは問題ありませんから、よろしくお願いします。」
俺が頭をゴビットさんに下げたところ、3人もあとに続いて頭を下げた
「承りました。それでは、今からでいいでしょうか?」
「「「はい」」」
3人が元気よく返事をした
「それでは俺は、フンドに戻りますから。お願いしておきます。」
俺は、急ぎフンドへ戻った