冒険者登録
やっと、登場人物が増えてきました
ノートさんとわかれた俺は、教えてもらった通り
まっすぐ突き当たるまで行って、右に曲がった
「思ったより、この町広いな!」
すでに、30分かかっている。
曲がったらすぐに青い屋根の大きな建物が目に入った
「お、あれだな」
西部時代のバーの入り口をイメージさせる作りをくぐり
中に入った
カウンターにいた、髪は茶髪で目も茶色で
すこし肉付きよく見えるが、20代後半?位の色香が漂って見える女性がいた
「すみません、夜遅くに冒険者登録したいんですが」
「本当に夜遅いですね」
ちょっと”むっ”とされたような顔で言われた
「本当にすいません」
本当に悪いとは思っていたので、頭をさげながら謝った
「そんなに気にしなくていいのよ」
カウンターの女性からそう答えられた
「一応、門のところでノートさんから紹介されたことを伝えるように言われたのですが」
「え?ノートさんの紹介?」
「何かまずかったですか?」
「いえ、全然問題ないわ」
「それでは、本来は身分を証明できるものなどを出してもらうのだけれども、今回はノートさんの紹介ですので必要ありません」
「ありがとうございます」
「ただ、登録には大銅貨1枚必要なの」
「大丈夫です、持ってます」
ポケットからアイテムストレージ内の大銅貨を1枚取り出しカウンターに置いた
「確かに、それでは登録を進めていきますね」
「あ、遅くなりましたが、わたしはナーリヤといいます。これからよろしくお願いします。」
「それでは、まず名前を教えてください」
「はい、俺リュウっていいます。年齢は24歳です」
「わかりました。得意な武器なんかはありますか?」
「武器は、片手剣です。あと、魔法も使えます。」
「属性は?」
「それは答えないとだめですか?」
「無理にとは言いませんが、仕事をお勧めするのに判断基準となりますので」
「あくまで、ギルド職員しか知りえることはありません」
「あ、そうですか、なら、えっと、全部です」
「え?」
「だから、全部です」
「8属性?」
「はい」
「はあああああああ」
「ナーリヤさん、夜遅いですからあまり大きな声は・・・」
「すいません、取り乱してしまいました」
「貴方、何者です?普通3か4属性使えるだけでも超一流の魔導士になれるのに」
「え?そうなんですか?住んでいたところが、かなりの山奥で、近くの村に行くまで半日は必要な場所に住んでいたもので、常識に疎いんですよ!」
俺は、心の中でしまったと思ったが、思いついた嘘をならべてみた
「そうなの、でも、あなたの頭に乗っているそれ、魔物よね」
「はい、でも人を襲うことはありませんよ、俺のペットですから」
「そうなの、ちょっと抱かせてくれない?」
「いいですよ」
俺は、ナーリヤさんに、頭の上で眠っていたウォータイガーを渡した
「キャー!かわいい!モフモフ!」
ウォータイガーびっくりして、目を覚ましたが、ナーリヤさんのされるがままになっていた
「登録の続きをお願いしても・・・」
俺は、恐る恐る聞いてみた
「あ!ごめんなさい!あまりにかわいかったもので」
「いえ、いいんですよ、嫌がってはいないみたいですので(?)」
本当は、諦めたみたいに力を抜いて、だらーんとなっていた
「この子名前は?」
「まだつけてないんですよ」
「駄目よ‼こんなにかわいいんでから、すぐに名前を付けてあげないと」
「そうですね、ウィードってどうでしょう?」
「ウィード?どういう意味?」
「風・・・、疾風ですね、白い見た目で、結構速く走れるので」
「ウィードね!見た目はすごくかわいいのに、名前は、かっこいいのね」
ウィードは、少しきょとんとした後、自分のことを言われているのだと気付き、尻尾を振って、舌をだしてハアハア言っている
「ウィードも喜んでるみたいね」
ナーリヤさんは、うれしそうなウィードを見て、さらに喜んでいた
「あの、そろそろ登録を・・・」
「あ、またごめんなさい」
「はい、あとはこのカードに少しでいいから血をつけてくれたら登録完了です」
俺は、左手親指で剣を押しつつ指に傷を付けた。
そのまま左手でカードを握った
カードは少し光ったと思ったが、すぐに収まった
カードは、何かの金属でできているらしく
魔道具になっているらしい
「はい、これがギルドカード、世界中どこに行く時でも、これが身分証明になりますのでなくさないようにね」
「なくしてしまうと、再発行に金貨1枚必要になります」
「これは、魔道具だから、売って儲けを出そうと考えていたこともあって、もし売却しようとしたら売れる金額と同じ金額になっているの」
「そうなんですね、わかりました」
「あと、冒険者には、ランクがH~SSSまでランクがあります」
「ランクごとで受けれる依頼が異なりますので、気を付けてくださいね」
「はい、ありがとうございます」
「あと、ノートさんに仮眠室を使うようにと言われてもいたんですが!」
「わかりました、空いてますので案内しますね」
ナーリヤさんの後をついて、ギルドの2階の仮眠室に入った
「ここは、ご飯はついてないのごめんなさいね」
「いえ、こちらこそ夜遅くにありがとうございました」
「それではおやすみなさい」
「はい、おやすみなさい」
ナーリヤさんは扉を閉めて、また降りて行った
俺は、疲れていたこともあり、すぐにベットに入って微睡におちていった・・・・・・
なぜか、更新が夜になってしまってます。
早めに更新できるときは、早めにしたいと思います