コマンドル近辺の農村にて 1
いつも読んでいただきありがとうございます
俺達はコマンドルへ向かう街道を外れて丸1日が過ぎたころ、やっと村を発見した
「そこの馬車止まってください」
村の入り口のような場所で、見た目農民って感じの男が立っていた、手には槍を持ってはいるが、足が震えており、明らかによそ者が来たことに対して恐怖で震えているものと思われる
「はい、どうしました?俺はクローゼの冒険者のリュウっていいます。どうかしたんですか?」
「あ、はい、これは失礼いたしました。この村に強盗目的で入ってくるものなどもおりまして、一応ではありますが、門番みたいなことをする必要が出ておりますのです」
謝ってはきたものの、いまだに俺のことが怖いらしく、足の震えが止まらないでいることは変わっていなかった
「これは、すいません、心配かけたみたいで、俺達は、いろいろなダンジョンを探してまして、あまり人が入らないような場所なども探しているのですよ」
「そうなんですが、でも通常ほとんどのダンジョンは、それぞれの国かギルドで管理されているのではないのですか?」
「ご存じなかったのですか、このところダンジョンが新しく発見されているんですよ。隣の町のフンドでも2か所発見されていますので」
「え?そうなのですか?そんな情報はこんな名前もないような村に入ってはこないものでして、一応村長はおりますが、あくまでコマンドル北の村としか呼ばれないもので、そんな辺鄙な村なんか相手にしてくれません、特に、ここの南にあるコマンドルでは、裕福なものに対してのみ、優遇される町になっていますから」
「そうだったんですね、本当に驚かせてすいません。で、今回俺達は、村の中に入ることは出来るのでしょうか?」
「あああ、長々とすいませんでした、はい、何もない村ですが、村を代表して歓迎させていただきます。一応宿屋もございますので、よろしければご利用ください」
「ありがとう、滞在する予定だったので、助かります」
俺達は、村の中へと進んだ
村の中に進むと、木造の建物が20数軒あるくらいの小さな村だったので、宿屋はすぐにわかった
宿の前に馬車を止めると、中からすぐに人が出てきた
「あ~ら、いらっしゃい。お客様ね、よ~こそ、歓迎するわよ、お泊りでいいんでしょ、ね、ね」
この出てきた人だが、見た目も、しゃべり方も、I〇KOだった
俺が、茫然としていると
「リュウ君、泊まるんだよね?」
「ああ、宿泊でお願いする」
「あ~ら、ありがと~う、それじゃあ、案内するわね~、ま・ず・は、馬車はこちらね~」
俺は嵐に小さな声で聞いてみた
「あの人、男だよな?IK〇Oだよな」
「リュウ君たぶんそこは触れちゃいけないと・・・っう」
嵐の視線の先には、その人がこっちを向いていた
「乙女のことをこそこそいうのは、駄目よ~」
俺達は、馬車の厩舎にやってきた。
「それじゃあ、お馬さんたちは~、ここに泊めておいてね~」
言われて通り、ティシュトリヤとアパオシャを厩舎につなぎ、あとをついていった
宿屋のカウンタにつくと
「アシュちゃん、この人たちの手続きお願いね~」
あの〇KKOから、カウンターにいる可愛らしい女の子に手続きは任せられたみたいだが
「カズユキオーナー了解しまくりました」
「も~、その名前で呼ばないで~、ちゃんとビューティーって呼んでよね~」
ここのオーナーカズ・・・ビューティーは、今こっちをすごい形相でにらみつけてきている。名前は、カ・・・ビューティーだけにしてたほうがいいみたいだなっと思ったのだった
「それじゃあ、宿泊の手続きしまくります」
このアシュちゃんは、喋りがなぜか余計な感じだ
身長は、非常にちっちゃいのだが、化粧が厚いのだ、少しでも顔を触ると、パリパリと顔が崩れてきそうに見える
「久しぶりの客よ、何日泊まりまくる?」
「とりあえず2泊頼めるかな」
「了解しまくりました」
「1泊1人銀貨5枚になりまくりますよ、食事が必要なら、食堂で別料金になりまくります」
俺は、金貨1枚をカウンターに置いて
「馬車の預かり分もこれから払ってくれ、もし足りなかったら言ってくれ」
「了解しまくりました。それでは、こちらが鍵になりまくります。部屋は、2階のあがりまくって、すぐから3部屋になりまくります。」
「ありがとう」
俺達は、鍵を受け取り部屋に上がってから、すぐに村の中の見学を開始した
定期的に更新できなくてすいません




