フンド郊外のダンジョン攻略 1
今日は途中までですが、毎日更新のためにアップします
なんか中途半端ですいません
翌朝俺達は、円卓で朝ご飯を食べていた。そこで次の行動について話し始めたのだ
昨日の話でフンドの街中のダンジョン攻略後、俺達は次のダンジョンを同時に攻略することにしたのだ
「それじゃあ、みんなパーティーを分けるぞ」
「いかがなされるつもりです?」
「まずは、深い方のダンジョンに、マリサ、ミミ、嵐、ルーリル、それにキャサリンだ。それと、浅い方に、俺とレイ、シルフ、紅、チリンそしてウィードだ」
「ご主人様が、浅い方のダンジョンを攻略して深い方に向かってくるだか?」
「ああ、そういうことだ」
「とりあえず、深い方の一時的リーダはだれですの?」
マリサから聞かれたが、俺はその点を考えていなかった
「そうだな、どうしようか、ミミと、ルーリルが前衛だろ、嵐とキャサリンが中衛、マリサが後衛だから、う~ん、マリサかな」
「わたくしですわね、わかりましたわ、おまかせください」
マリサは、すごい満面な笑みを浮かべ俺を見ていた
食事が終わった俺達は、すぐにダンジョンへ向かった、ダンジョンはフンドの北側に浅い方、西側に深い方があるのだ
フンドのすぐ北側は、山がありそびえたつように壁がある、そのふもとにダンジョンの入り口があるのだそうだ。西にはもともと鉱山跡があり、そこがそのままダンジョン入り口になっているようだ
(マリサ達深い方のダンジョン)
「さあ、張り切っていきますわよ」
マリサのテンションが、誰が見てもおかしいと思えるくらいになっていた
「あのさ、マリサ君張り切るのはいいんだけどね、リーダーは冷静に判断してもらわないと困るんだよね」
「ええ、わかってますわよ、冷静な判断ができるとご主人様が判断されたのですもの、”マリサに任せてよかった~”って言ってもらえるように頑張りますわ」
「焦らず、ゆっくりんでいいんだよ、ご主人様が追い付いてくるまで慌てて階層を下りていく必要はないからね」
「もちろんわかってますわ、私に任せてくださいませ」
マリサは、胸をどんとたたいて、胸を張った
「は~あ、大丈夫だか?おでと、ルーリルで前は何とかするだよ、フォローは任せただ」
「ごめんね、ミミ君、負担掛けるだろうけど、よろしくね、ルーリル君も」
嵐が、気を回して、ルーリルとミミが仲を取り持っているみたいだ
「それでは、どんどん進みますわよ」
すでにみんなは呆れた顔で、マリサを見ていた
「マリサ君、君後衛なんだから先に行かないで」
マリサが先にどんどん進み始めたので、嵐が慌てて追いかけてた
(浅い方のダンジョン)
「ご主人様、今回はチリンも呼んでいただいてありがとうでありんす」
チリンは、その尻尾をすごい勢いで振っていた
「ああ、今回は期待しているぞ」
今回パーティーを2つに分け、かつ早めにダンジョンを攻略しないといけないため、人員の増強としてチリンには来てもらった
今回、町がダンジョン化されていたことは、大変な状態だったが、破壊したため問題はないが、すでに、今回のダンジョンは国の管理下に入っているそうなので、破壊できないし、ダンジョンのドロップが無ければ、この町は食糧問題に発展してしまうことは容易に想像できたのだ。なので、今回は攻略しても破壊することはない。この町は、農業を行うものが少なく、産業がほとんどない、国からの配給だけで細々と生活してきた町という感じだった
まあ、今回の騒動で、国がこの町は放棄することが決定していたため、勝手に発展させたところで問題はないことになる
「それでは、これから、前衛、中衛、後衛に分けるぞ」
「ガウ」
いち早く、ウィードが反応していた
「まずは、ウィードとシルフだな。一緒に前衛してくれ」
「はい(ガウ)」
「次にチリンと、俺が中衛だ」
「承ったでありんす」
「レイが後衛で」
「はい」
「で、紅は自由に動いてくれ」
「承知」
俺は、今回のダンジョンは速く、出来るだけ速く攻略したいと考えている、こちらが速く攻略できればすぐにマリサ達を追いかけることが出来ると考えているからだ
ただすでにダンジョンができてから時間が経過しているため、レベルはかなり高まっているものと予想されている
すでに、その辺の冒険者では太刀打ちできないだろう
もしかすると、町のダンジョンと同じように数が多く出てくる可能性もある
ダンジョンがモンスターハウスそのものになっている可能性だって捨てきれない
浅いダンジョンとは聞いているが、狭いダンジョンとは聞いていないので、それなりの広さもあるのだろうとは思うのだが、どのくらいで攻略出来るかがわからない以上、ゆっくり時間をかける余裕はない
俺は、全員に伝え終わって行動始めようとしたときに
「ご主人様、ちょっと待つね」
レイが、俺を制止した
「どうした?レイ」
「ご主人様焦りすぎよ、マリサ達が心配なのもわかるけど、焦ってもいいことないよ」
「それでもな、いつ代理者がでるかもわからないんだぞ、俺が一緒にいないからって、誰かに何かあったらって考えるだけでも怖いんだ」
俺は、いつもは言えない気持ちが口をついて出てしまった
また続き頑張ります




